2009年 03月 25日 08:31 JST
　　　　　　　 前営業日終値 昨年来高値 昨年来安値

日経平均.N225　 8488.30 14691.41 　　 7162.90

　　　　　　　　 +272.77 2008年1月4日 2008年10月27日

同6月限<0#2JNI:> 7150

東証株価指数　　　 812.72

ＴＯＰＩＸ先物　　 699.5

シカゴ日経平均先物 8420 （ドル建て）

　　　　　　　　　 8340 （円建て）

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　［東京　２５日　ロイター］　きょうの東京株式市場で日経平均は底堅い展開となる見通し。米株が利益確定売りに押され反落し、東京市場でも「小休止」ムードが強いが、信用不安の後退や景気底入れ期待から押し目買いが出て金融株などの下値は限定的になりそうだと予想されている。為替が対ドルでは円安水準を維持していることで輸出株も底堅く推移するとみられている。また受け渡しベースの月内最終日であり配当権利取りの動きも一部ではみられそうだという。


　日経平均の予想レンジは８３００円─８５００円。


　詳細が発表された米政府の不良資産買い取り計画に「やや行き過ぎた株価反応」（準大手証券トレーダー）となった米市場は落ち着きを取り戻すように２４日は利益確定売りに反落。外為市場でも楽観的な見方が後退し、投資家が安全への逃避に基づくドル買いを再開した。

　日経平均の２５日移動平均線（２４日時点で７５３０円１４銭）からのかい離率が１２．７％と大きくなっており、「金融株などを中心に東京市場でもいったん利益確定売りの動きが強まりそうだ」（国内証券情報担当者）とみられている。


　ただ押し目買いの動きから下値も限定的になりそうだという。前日発表された１月米住宅価格指数は前月比１．７％の上昇となり、２月の米住宅着工件数、２月米中古住宅販売に続き「住宅市場の底入れを感じさせる動きになっている」（別の国内証券情報担当者）との指摘が出ている。

　またオバマ米大統領は、２７日にＪＰモルガン・チェース(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)やシティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)、ゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)など約１２の大手金融機関の最高経営責任者（ＣＥＯ）と会談することが明らかになり、「金融安定化に向けた動きが進展するのではないかとの期待が強まりそうだ」（明和証券シニアマーケットアナリストの矢野正義氏）という。

　対ユーロではやや円高に振れたが、対ドルでは円安水準にあることから「輸出株の下値も限定的になりそうだ」（矢野氏）との声があった。　

　

　海外勢の売り越し基調は続いているが「年度内は公的年金の買いが期待できる」（別の準大手証券トレーダー）とみられていることも下値を堅くしそうだという。


　（ロイター日本語ニュース　伊賀　大記記者）

http://jp.reuters.com/article/stocksNews/idJPnTK025080520090324