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  • from: 花岡 実太さん

    2009年06月19日 19時25分15秒

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    090619 IMF、来年の世界経済見通しを若干上方修正へ

    2009年 06月 19日 17:55 JST
     [ボドルム(トルコ) 19日 ロイター] 国際通貨基金(IMF)のリプスキー筆頭副専務理事は19日、IMFが2010年の世界経済の成長見通しを上方修正する可能性があるとの見解を示した。その理由として、世界の生産の減少ペースが緩和してきた兆候を挙げた。

     ただ、金融の状況は正常な状態からかけ離れており、世界経済は依然リセッション(景気後退)期にあるとして、(危機に対する)勝利を宣言するのは早すぎると警告した。

     当地で開催される会議での講演草稿で明らかにされた。

     同筆頭副専務理事は「最近の指標は世界経済の収縮ペースの鈍化を示唆しているが、景気回復の時期とペースに関しては依然として不確実性が強い」との見方を示した。

     そのうえで、2010年の回復ペースは低調なものとなる見込みで、金融機関によるレバレッジ解消、信用面の制約、家計収入の伸び悩みなどによって、先進国の経済活動の回復は徐々にしか進まない可能性が高い、との見解を示した。

     また、新興国市場は成長軌道に戻ることはできないとみられる一方、先進国経済は依然アンダーパフォームしているとし「結果として、大半の国で需給ギャップと失業率が2010年いっぱい上昇し続ける」と指摘した。

     政策については、持続的な回復に焦点を当てる必要があり、金融セクターの再生から着手する必要性を強調。銀行を健全な状態に戻す取り組みの進捗状況は、ゆっくりでまちまちだと指摘した。

     さらに先進国・新興国の財政政策については、少なくとも2010年いっぱいは拡大方針を維持すべきだとし、追加の景気刺激策が必要になる可能性があると述べた。一方、金融政策は、持続的な回復が定着するまでは景気回復を支援するものとすべき、との見解を示した。

     ただ、多くの先進国で拡大している財政赤字は深刻な懸念だ、と指摘した。

     IMFは7月7日に最新の世界経済見通しを発表する。

    http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-38640920090619?pageNumber=2&virtualBrandChannel=0&sp=true

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