2009年 07月 29日 08:28 JST
　　　　　　　 前営業日終値 年初来高値 年初来安値

日経平均.N225　 10087.26 10179.59 　　 7021.28

　　　　　　　　 -1.40 2009年7月27日 2009年3月10日

同9月限<0#2JNI:> 10080

東証株価指数　　　 930.13

ＴＯＰＩＸ先物　　 930.5

シカゴ日経平均先物 10065 （ドル建て）

　　　　　　　　　 10020 （円建て）

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　［東京　２９日　ロイター］　きょうの東京株式市場で日経平均は方向感に乏しい展開になる見通し。海外市場がまちまちであり手がかりに欠けるという。為替がやや円高方向に振れているほか、短期的な過熱感も残っていることから輸出株などに売りが先行するが、景気や企業業績の回復期待は依然強いため底堅く推移しそうだとみられている。


　日経平均の予想レンジは９９５０円─１万０１００円。


　７月の米消費者信頼感指数が予想以上に低下したことで２８日の米株式市場はダウとＳ＆Ｐが小反落したが、企業決算を好感しバイオテクノロジー株などが上昇。ナスダックは続伸した。前日に日経平均が１０日ぶりに反落した日本市場だけでなく、海外市場も急ピッチな上昇に短期的な過熱感が出ており、一服商状となっている。


　米大手民間調査機関のコンファレンス・ボード（ＣＢ）が発表した７月の消費者信頼感指数は４６．６と前月の４９．３から低下し、市場予想の４９．０を下回った。労働市場の厳しい状況が消費者心理を引き続き圧迫する中で、２カ月連続の低下となった。


　きょうの東京市場では、底堅いながら上値が重い展開になるとみられている。市場では「景気や企業業績の回復期待が強いため大きく売られることはないだろうが、為替が対ドルで９４円台まで円高方向に振れていることもあり積極的に買う材料もなく、方向感に乏しい展開となりそうだ」（準大手証券情報担当者）との声が出ていた。


　（ロイター日本語ニュース　伊賀　大記記者）

http://jp.reuters.com/article/stocksNews/idJPnTK031759620090728