１月26日（ブルームバーグ）：ブラジル株の指標のボベスパ指数は過去３カ月で最大の下げを演じて中南米では最も割安になっていると、テンプルトン・アセット・マネジメントやエマージング・マーケッツ・マネジメントは指摘している。

ボベスパ指数は今月６日に付けた１年７カ月ぶりの高値から7.4％下落し、昨年10月後半に記録した11％の下げ以来の大幅安となっている。ブルームバーグ・データによると、同指数の株価収益率（ＰＥＲ）は過去１年間の発表済み利益ベースで20.3倍と、ＭＳＣＩ・ＡＣ世界指数の27.5倍を26％下回る水準にある。

テンプルトンの会長として約340億ドルの運用に携わるマーク・モビアス氏は25日にバンコクでインタビューに応じ、「中南米で最も魅力ある市場はブラジルだ」と述べ、「ブラジル株のバリュエーション（株価評価）は行き過ぎではない」との見方を示した。

ブラジル株は過去５年間で167％上昇しており、ＭＳＣＩ・ＡＣ世界指数の5.3％上昇の30倍強の急騰を見せている。ボベスパ指数が今月下落しているのは、世界の主要国で最も急速な景気拡大を見せてきた中国が成長抑制に乗り出したことで、ブラジルの輸出品に対する需要が鈍化するとの懸念が浮上したためだ。モビアス氏は、ブラジルのヴァーレが生産した鉄鉱石やブラジル石油公社（ペトロブラス）の石油について、中国による消費は増えると予測している。

米エマージング・マーケッツ・マネジメントで新興市場国の株式約135億ドルの運用に携わるジョン・ディティエリ氏はインタビューで「買いの好機だ」と述べ、「新興市場、特にブラジルへの投資がいいだろう」と語った。

更新日時: 2010/01/27 09:46 JST

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920021&sid=a4sMVmiEYgyE#

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んーーー、ボベちゃんどうなんでしょうね？
http://nextfunds.jp/lineup/1325/detail.html