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from: Knob Turnerさん
2010年02月11日 19時10分03秒
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チャーリー・ウィルソン下院議員
こんばんは。ご無沙汰しております。2月10日にアメリカのチャーリー・ウィルソン下院議員が亡くなったそうです。彼はソ連のアフガン侵攻時に自分の持つあらゆ
こんばんは。ご無沙汰しております。
2月10日にアメリカのチャーリー・ウィルソン下院議員が亡くなったそうです。
彼はソ連のアフガン侵攻時に自分の持つあらゆる政治力・コネを利用してムジャヒディンを支援した人物で、そのことは"Charlie Wilson's War"という本になり、トム・ハンクス主演で映画にもなっています。
テキサス州出身の下院議員チャーリー・ウィルソンは政治よりも酒と女に専ら興味があるのにもかかわらず、国防総省、国務省、CIAなど米外交政策のカギを握る重要機関に大きな影響力を持つ不思議な存在。
そんな彼がある日、TVニュースに映っていたアフガン難民の姿を見て、何を思ったのかテキサスの女大富豪やCIAのはみだし工作員と組んでアフガンゲリラに対する秘密支援活動を展開します。
当初はソ連の疲弊を狙ってウィルソン下院議員の計画を支持した議会やCIAですが、いざソ連のアフガン撤退が決まると途端にアフガンに対して無関心になります。それを察したウィルソン下院議員は、将来的にアフガンが米国の敵となることを防ぐために「学校や病院を建ててアフガンの復興を支援すべきだ」と進言しますが、政府は既にアフガンに対する興味を失いつつあり、結局その進言が受け入れられることはありませんでした。
生前のウィルソン下院議員曰く、「我々は最後の最後でしくじった」。
個人的には、まさに米国における秘密工作の詰めの甘さをよく表現している言葉だと思います。
現実世界で"IF"は無意味ですが、それでも敢えて、もしも彼の進言が受け入れられて適切に実行されていれば、2001年の悲劇は防げたかもしれませんね。
余談ですが、現在、国防総省で特殊作戦および小規模紛争担当国防長官補という職についているMichael G. Vickersは当時、CIA工作員の一人としてウィルソン下院議員に協力しています。物語にも「元グリンベレーでCIA戦略兵器専門家のマイク・ヴィッカーズ」として登場します。
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from: H-2さん
2010年02月13日 13時57分37秒
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「Re:チャーリー・ウィルソン下院議員」
こんにちは、knobTurnerさん(^_^)。
映画「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」ですね。
すいません、見てませんでした(^_^;)。
「事実は小説より奇なり」と言いますが、彼の功績はその典型ですね。
> 現実世界で"IF"は無意味ですが、それでも敢えて、もしも彼の進言が受け入れられて適切に実行されていれば、2001年の悲劇は防げたかもしれませんね。
そうですね。ソ連が撤退した直後がアフガンを安定化させる最大のチャンスだったと思います。
「対ソ連」ということで、一時的に国内勢力が結束することもあったみたいですからね。
今さら言ったところで、仕方の無い事ですが、アメリカ政府はもう少し先を見据えてアフガンの支援、復興を行えば良かったと思います。
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