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  • from: H-2さん

    2010年09月30日 16時56分20秒

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    「Re:ご無沙汰しておりますm(__)m」
    こんにちは(^_^)。

    > 2006年以降、王立第22連隊(空挺中隊を含む機械化/軽歩兵部隊)やPPCLI(パトリシア王女カナダ軽歩兵連隊)が米海兵隊や豪海軍との合同演習を行い、海兵コマンドー連隊創設の地盤作りをしているようです。

    既に創設準備は始まっているんですね。
    それにしてもカナダは英連邦に属しているためか、独特な部隊名が多いですね。騎馬警察なんて言うのもありましたね。

    > 全くもっておっしゃるとおりなんですが、こういった世界では周囲からある意味『異常者』と見られかねない紙一重な人物がカリスマ性を持ってたりすることが多いのもまた事実なんですよね(^^;

    たしかに、そうですね。
    各国の特殊部隊で、そのような例が見られます。
    「特殊部隊全史」という本に記載されていたと思いますが、オーストラリアSASの司令官が人種差別主義者だったとか…。
    特に軍事系の特殊部隊は、異常者と紙一重のカリスマが多いように思います。
    なんと言うか…特殊部隊を指揮する位の人ですから、テンションが常人とは異なるのでしょう(^_^;)。

    また、フィクションの話題で恐縮なのですが、「装甲騎兵ボトムズ」というアニメに、「レッドショルダー」という特殊部隊が登場します。
    この部隊を創設したのが「ヨラン・ペールゼン大佐」という人なのですが、この人もかなりの異常者で、「死なない兵士」を誕生させるために、「共食い」と称して仲間同士で殺し合いをさせていました(^_^;)。
    現実の特殊部隊指揮官に極端な性格の人が多いため、ある意味「リアルな」設定だったと思います。
    御覧になったことはありますか(^_^)?

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  • from: Knob Turnerさん

    2010年09月30日 01時10分59秒

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    「Re:Re:Re:Re:ご無沙汰しておりますm(__)m」
    こんばんは〜

    > そうですね。カナダ版SEALですか(^_^)。
    > カナダはイギリス、アメリカと関係が深いですから、これらの国から指導を受けると、将来的には、かなりレベルの高い部隊になるかもしれませんね。
    元々、この部隊の構想は1994年頃からあったそうですが、当時はそれまでカナダ軍きっての精鋭部隊だったカナダ空挺連隊の不祥事やJTF-2の創設、そして軍の予算増額が困難だったことも相俟って近年まで棚上げ状態だったようです。
    それが再度注目される契機となったのは、9/11テロの影響やその後のイスラエルによるレバノン攻撃などで在外邦人の緊急避難の必要性に迫られた時で、2006年の国防戦略見直しで『初期要員250名程度の海兵コマンドー連隊の創設』が具体的に提唱されています。
    また、このコンセプトの派生として先駆けて創設されたのが、CSOR(カナダ特殊作戦連隊)で、こちらは主にJTF-2の作戦支援や大規模強襲など陸上での特殊軽歩兵作戦に投入されます。

    2006年以降、王立第22連隊(空挺中隊を含む機械化/軽歩兵部隊)やPPCLI(パトリシア王女カナダ軽歩兵連隊)が米海兵隊や豪海軍との合同演習を行い、海兵コマンドー連隊創設の地盤作りをしているようです。

    > 個人的な意見ですが、たとえ体力や知力が優れた人間でも、性格異常者は特殊部隊から排除するべきだと思います。
    全くもっておっしゃるとおりなんですが、こういった世界では周囲からある意味『異常者』と見られかねない紙一重な人物がカリスマ性を持ってたりすることが多いのもまた事実なんですよね(^^;

    デルタフォースのCharlie Beckwith大佐、SEALチーム6/DEVGRUのRichard Marcinko中佐など、どちらも極端で激しい性格を持つ人物として知られています。
    特にSEALチーム6は創設1年目の訓練は年間365日、休暇が半日2回のみだったと言われていますから、相当なモンですよね(苦笑)

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  • from: H-2さん

    2010年09月26日 13時11分32秒

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    「Re:Re:Re:ご無沙汰しておりますm(__)m」
    こんにちは(^_^)。

    > 問題は、その取材の情報提供者の中にイラク戦争時のSAS連隊長だったRichard Williams中佐も含まれているのでは?という疑惑があり、その煽りを受けてWilliams中佐は連隊長を解任されています。

    まあ、機密保持は徹底しないといけませんからね。しかし解任は気の毒ですね。

    > ただ、これまでカナダ軍に本格的な海洋特殊作戦部隊が存在していなかったところをみると、SBSやSEALのような部隊を目指しているのかもしれませんね。

    そうですね。カナダ版SEALですか(^_^)。
    カナダはイギリス、アメリカと関係が深いですから、これらの国から指導を受けると、将来的には、かなりレベルの高い部隊になるかもしれませんね。

    > 規模縮小によってカナダ空挺連隊を追われた隊員の多くが、同時期に創設されていたJTF-2へ流れてオリジナルメンバーとなっていますが、その中にはソマリアでの事件の中心人物もいるようです。

    個人的な意見ですが、たとえ体力や知力が優れた人間でも、性格異常者は特殊部隊から排除するべきだと思います。
    特殊部隊は、外部から隔離されて過酷な訓練を繰り返す訳ですから、明らかに度を越えた虐待も「訓練の一環」として容認されてしまう恐れがあります。
    ですから、人間的にバランスのとれた者を隊長や指導者にするべきです。そうしないと、外部の目が届かないところで、部隊がどこまでも暴走することになると思います。

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  • from: Knob Turnerさん

    2010年09月23日 22時25分59秒

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    「Re:Re:ご無沙汰しておりますm(__)m」
    こんばんは〜
    今夜から急に涼しくなりましたね。

    > そのような、暴露本があったのですか?知りませんでした(^_^;)。
    > アフガニスタンでの活動に関する内容なのでしょうか?
    実はうろ覚えのまま書いたので今日改めてソースを探してみると、微妙に違ってました(汗)
    すみませんですm(__)m

    今年2月にイギリスで"Task Force Black: The Explosive True Story of the SAS and the Secret War in Iraq"という本が出版されています。著者はBBCで国防外交問題の編集長を務めるMark Urbanという人物で、本の内容は題名のとおりイラクにおけるSASの活動を取材したものでした。
    問題は、その取材の情報提供者の中にイラク戦争時のSAS連隊長だったRichard Williams中佐も含まれているのでは?という疑惑があり、その煽りを受けてWilliams中佐は連隊長を解任されています。
    で、この一連の騒動について当時の在アフガン米軍司令官だったStan McChrystal大将が『おたくのOPSEC(作戦上の秘密保安)甘いんじゃない?ちゃんとしてくれないと困るよ』と苦言を呈したところ、英軍のDSF(特殊部隊局長=SASやSBSを統括するトップ。階級は少将らしいですが氏名は非公開)が『内輪の問題に口を挟まんで頂きたい』と不満を述べたことから、ここでも論争や非難合戦が起きて……ということらしいです。

    > また「海兵コマンドー連隊」は、イギリスのSBSあたりに相当する部隊でしょうか?
    う〜ん、どうなんでしょう。
    かつての英海兵隊コマッキオ中隊(現在は艦隊警備班へ改編)のようにMCTやMIO(臨検)のみに特化するのか、それらを含む海洋特殊作戦全般を遂行する部隊になるのか…
    ただ、これまでカナダ軍に本格的な海洋特殊作戦部隊が存在していなかったところをみると、SBSやSEALのような部隊を目指しているのかもしれませんね。

    > 何かやったのでしょう(-_-;)。
    > 捕虜の虐待だったとすれば、責任者も含めて厳しく処分するべきだと思います。
    JTF-2が創設されたのは1993年のことですが、それまでカナダ軍における小規模紛争対応・緊急展開戦力を担っていたのは『Canadian Airborne Regiment(カナダ空挺連隊)』と呼ばれる精鋭部隊でした。
    この部隊は1992年末から93年初頭にかけて平和維持活動でソマリアへ派遣されていましたが、その時に数名の隊員が窃盗を働いた現地人少年をリンチした挙句に殺害するという事件が起きました(当時、現場にいた他の将兵達もそれを目撃していながら、制止もしなければ報告もしなかったとか…)。
    さらに、部隊内で行われていた度を超したシゴキ・イジメ(新兵に尿に浸かったパンを食べさせる、黒人隊員を縛り付けて身体にペンキでKKKと書く、泥酔した隊員が暴言や卑猥な言葉を口にする等々)の様子を収めたビデオテープがメディアに流出。
    これらが明るみに出た結果、世論は激怒、調査委員会や公聴会が設置され、部隊は規模縮小の一途をたどり、1995年にはついに解散します。

    規模縮小によってカナダ空挺連隊を追われた隊員の多くが、同時期に創設されていたJTF-2へ流れてオリジナルメンバーとなっていますが、その中にはソマリアでの事件の中心人物もいるようです。
    そういった意味では、旧カナダ空挺連隊での”悪しき習慣”がJTF-2内部にも広がっている可能性はありそうですね。


    ※KKK(クー・クラックス・クラン)=白人至上主義を掲げる過激派集団

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  • from: H-2さん

    2010年09月19日 19時03分20秒

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    「Re:ご無沙汰しておりますm(__)m」
    こんにちは、knobTurnerさん、お元気でしたか?
    お仕事、お疲れ様です(^_^)。

    > とある情報源によれば、タスクフォース373はハッカニ捕縛に向けてアフガンのあらゆる地域で、一週間のうち5回もの急襲作戦を繰り返しているといいます(^^;

    マラウィ・ジャラルディン・ハッカニ司令官…大物ですね。
    一週間のうち5回も急襲作戦を行うとは、凄いです。捕縛されるのは時間の問題かもしれません。
    彼を追っているうちに、ビンラディンの所在が判明するかも知れませんね。

    >近年、英SASがIEDの製造工場やテロリストの爆弾係に重点を置いて攻撃を続けた結果、IEDによる死傷者の数が目に見えて減少してきたそうです。

    製造する人、場所を重点的に攻撃すると、効果は大きいみたいですね。
    1つの工場を潰しても、また新たな工場が作られるのでしょうが、継続して行えば効果はあると思います。


    > 元連隊長の書いた暴露本の内容が米軍高官(とりわけ上記のMcChrystal将軍^^;)の逆鱗に触れ、JSOCの作戦から一時的に外されたりと最近いろいろあったようですが、やはり裏ではキチッとキメてたんですね。

    そのような、暴露本があったのですか?知りませんでした(^_^;)。
    アフガニスタンでの活動に関する内容なのでしょうか?

    > 昨年からクーデターが懸念されているパキスタンですが、もしコトが起こった時に備えて英SASが現地に住む邦人救助避難計画を立案中とのこと。

    パキスタンも政情が不安定ですね。日本でも邦人救出計画は立案しているのかも知れません。あまり発生して欲しくない事態ですが、陸上自衛隊の特殊作戦群が派遣されるかも知れないですね。

    > ◎カナダ軍が特殊作戦部隊の再編を開始

    カナダ軍の特殊部隊が再編成されるのですね。
    「特殊任務連隊」ですか…なかなか、強そうな部隊名ですね(^_^)。
    また「海兵コマンドー連隊」は、イギリスのSBSあたりに相当する部隊でしょうか?

    > ◎JTF-2が軍の内部調査を受けている模様

    何かやったのでしょう(-_-;)。
    捕虜の虐待だったとすれば、責任者も含めて厳しく処分するべきだと思います。

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  • from: H-2さん

    2010年09月19日 18時03分41秒

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    「Re:Re:フィリピンのバス乗っ取り事件、および神奈川県警SATの訓練について」
    予備役士長さん、お久しぶりです(^_^)。

    > フィリピン国家警察のSAFは国内のテロ/ゲリラ組織対策で活用されています。実は、国軍対策というもう一つの顔を持つ部隊でもあります。

    そのようですね。予備役士長さんのブログでは、SAFについても取り上げていましたね。
    ネットでSAFの画像を見た限りでは、警察と言うより、軍の精鋭部隊という感じがします。
    いざとなったら、クーデターを起こした陸軍と戦う訳ですから、重武装は当然なのかもしれません(^_^;)。

    > ニュース映像観た時は、一般警官かパートタイムのチームかと思ってました。

    装備も錬度も問題がありすぎます(-_-;)。
    通常はあのような突入をする前に、同型のバスを調達して、何度も突入訓練を繰り返すのですが…ニュース映像を見る限り、そのような訓練が行われた形跡はありません。
    おそらく、国家警察の幹部たちは、突入の事前準備など、何も考えていなかったのでしょう。
    亡くなられた観光客の方は、本当に気の毒だと思います。

    > 部隊で違う武器を持っていたり、服はお金がある人はアメリカのウッドランド、お金が無い人は国産の微妙な柄のウッドランドなんていう部隊内格差があったりしました。

    武器と制服は部隊で調達って、すごいですね。
    そうすると、部隊にお金持ちの隊員がいた場合、装備が一気にグレードアップするのでしょうか?(^_^;)。

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  • from: Knob Turnerさん

    2010年09月18日 01時39分55秒

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    ご無沙汰しておりますm(__)m

    こんばんは。
    近日、朝夕が急に涼しくなって過ごしやすくなりましたね(^^)

    最近は仕事のほうでバタバタしておりまして、なかなか書き込めませんでした。すみませんです。。。


    ISAF(国際治安支援部隊)司令官のStan McChrystal大将が解任されちゃいましたね。有能な人物で周囲の評価も高かったと言われていますが、ついこぼしてしまった政権への愚痴がここまで大きくなるとは思ってもみなかったんでしょう…
    口は災いの元、とは言え災難ですね。惜しい人物が軍を去ったと思います。

    さて、いくつかニュースを。

    ◎JSOCタスクフォースがハッカニ司令官を追跡中
    現在、アフガンで活動するJSOC(統合特殊作戦コマンド)のタスクフォース373(デルタ、レンジャー、DEVGRU、第160特殊作戦航空連隊、CIAなどで構成)は目下、元タリバン政権国境大臣だったマラウィ・ジャラルディン・ハッカニ司令官をメインターゲットとして追っているそうです。
    ハッカニ司令官はソ連によるアフガン侵攻時のムジャヒディンリーダーで、ビン・ラディンの身辺警護における最高責任者でもありました。また、独自に“ハッカニ・ネットワーク”と呼ばれる大規模なテロ組織網を構築し、多くの強硬派民兵を率いているとも言われています。
    一時、“米軍の空爆に巻き込まれて死亡”と発表されていましたが、後にパキスタン情報機関経由で生存していることが判明。ビン・ラディンやその副官であるアイマン・ザワヒリ、そしてタリバン最高指導者ムラー・オマルに近しい人物としてこれらの所在に関する情報を持っていると期待されているため、特殊部隊が血眼になって探し回っている模様です。
    とある情報源によれば、タスクフォース373はハッカニ捕縛に向けてアフガンのあらゆる地域で、一週間のうち5回もの急襲作戦を繰り返しているといいます(^^;

    ◎SASがIEDを一掃しつつある?
    アフガンやイラクでの死傷者の多くが直接的な戦闘よりもテロリストの仕掛けたIED(即席爆弾)による犠牲であることは周知の実ですが、近年、英SASがIEDの製造工場やテロリストの爆弾係に重点を置いて攻撃を続けた結果、IEDによる死傷者の数が目に見えて減少してきたそうです。
    元連隊長の書いた暴露本の内容が米軍高官(とりわけ上記のMcChrystal将軍^^;)の逆鱗に触れ、JSOCの作戦から一時的に外されたりと最近いろいろあったようですが、やはり裏ではキチッとキメてたんですね。

    ◎SASがパキスタン・クーデターへの対処策を計画中
    昨年からクーデターが懸念されているパキスタンですが、もしコトが起こった時に備えて英SASが現地に住む邦人救助避難計画を立案中とのこと。

    ◎カナダ軍が特殊作戦部隊の再編を開始
    現在、カナダ軍における特殊作戦の主力といえばJTF-2(統合タスクフォース2=米デルタや英SASに相当)とCSOR(カナダ特殊作戦連隊=米陸軍第75レンジャー連隊に相当)ですが、今後数年間で『特殊任務連隊』と呼ばれる上部組織を作り、それぞれをその第1大隊と第2大隊へと改編する計画が進行中とのこと。
    また、同時に『海兵コマンドー連隊』を創設し、国内外におけるMCT(海洋対テロ)作戦に従事させるそうです。

    ◎JTF-2が軍の内部調査を受けている模様
    カナダ軍特殊部隊のトップを占めるJTF-2が、アフガンでの活動に関して何らかの不祥事があったとして2年ほど前から秘密裏に内部調査されていたことが判明。
    詳しい内容は明かされていませんが、JTF-2のある現役隊員による内部告発が発端だそうです。一説には捕虜虐待疑惑も囁かれているとか。
    カナダ軍精鋭部隊で捕虜虐待というと、旧カナダ空挺連隊がソマリアでやらかした一件が思い出されますが。。。

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    H-2

  • from: 予備役士長さん

    2010年09月17日 09時53分01秒

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    「Re:フィリピンのバス乗っ取り事件、および神奈川県警SATの訓練について」
    >H-2さん

    お久しぶりです。

    フィリピン国家警察のSAFは国内のテロ/ゲリラ組織対策で活用されています。実は、国軍対策というもう一つの顔を持つ部隊でもあります。

    よく知られているように、フィリピンでは年中行事のように軍のクーデターが起きます。

    その際には国家警察が出動し、鎮圧にあたる事になっているそうです。

    なので、SAFが所属している部署には機関銃やAPCを持っていて、重武装をしています。

    ちなみに、クーデターの絡みもあり、軍の精鋭部隊は首都から離れた場所に置かれています。

    もともと腐敗も激しく、練度も低かった警察組織と来ていますからね…

    ニュース映像観た時は、一般警官かパートタイムのチームかと思ってました。


    話しはそれますが、面白い話しとして、ちょっと前まで、軍では部隊などで装備が違ったりした事がありました。

    これは部隊などで皆が金を出し合って武器や服、装備品を購入したりしていたそうです。

    なので、部隊で違う武器を持っていたり、服はお金がある人はアメリカのウッドランド、お金が無い人は国産の微妙な柄のウッドランドなんていう部隊内格差があったりしました。

    最近のフィリピンでの一般部隊の演習写真をみると、迷彩服は統一されてますが、武器は相変わらず統一性が無い感じですね汗

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  • from: H-2さん

    2010年09月12日 18時01分37秒

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    フィリピンのバス乗っ取り事件、および神奈川県警SATの訓練について

    今年の夏は暑かったですね〜。
    百何十年ぶりの猛暑だったとか(^_^;)。

    さて、今回は、先月フィリピンで発生したバスハイジャック(バス乗っ取り)事件について取り挙げます。
    まず、事件の概要を記載します。

    8月23日に、マニラ市内で、香港からの観光客を乗せたバスを自動小銃で武装した元警察官が乗っ取り、フィリピン警察に対して復職を要求しました。
    警察は説得を続けますが発生から11時間後に、フィリピン国家警察のSWATチームが突入を試みます。
    ですが、このSWATチームが訓練、装備共に不十分であったため、バスの窓ガラスをハンマーで割った後、突入に手間取り、1時間ほど犯人とにらみ合いを続けます。その後バスに突入し、犯人を射殺しますが、結果的に人質8人が死亡してしまいました。

    次に突入時の様子を記載します。

    突入の際、フィリピンのSWATは突入用のハシゴすら用意しておらず、窓ガラスを割った後「どうやって突入しようか」と戸惑っているようでした。
    窓ガラスを割った後、SWATは肩車で隊員を窓から突入させようとしますが、犯人が車内から発砲したため、慌てて後退してバスの外側に待機し、犯人とにらみ合いになってしまいます。
    その後、SWATが催涙弾を投げ込み、バスの後部から突入し、運転席側に移動した犯人を狙撃班がライフルで射殺しますが、8人の人質が死亡してしまいました。
    また、最近のフィリピン政府の調査では、死亡した人質8人の内、数人はSWATの突入時の射撃により、死亡した可能性が高いとの事です(-_-;)。

    この事件でのフィリピン警察の対応については、各国の専門家が様々な分析していますので、あえて問題点を詳細に記載することは省きます。

    今回の事件で突入を試みたのは、フィリピン国家警察(PNP)に所属するSWATチームです。
    組織の名称は「SWAT」となっていますが、今回の事件の対応を見る限り、「人質救出部隊」というよりも、重武装で犯人を銃撃し、制圧する「武装警察」としての性質が強いようです。

    また、フィリピン国家警察には、SWATとは別に、SAF(Special Action Force)と言う対テロ部隊が存在します。
    このSAFは、アメリカFBIの特殊部隊「HRT」、フランス国家警察の特殊部隊「RAID」などからテロ対策の指導を受けており、装備も充実しているようです。
    SAFの隊員は、マニラ首都圏のSWATにも配属されていますが、今回の事件では出動していないようです。もし出動していて、あのレベルだとしたら…かなり問題です(-_-;)。

    今回の事件で亡くなられたのは、香港からの観光客です。以前この掲示板でも取り挙げましたが、香港警察には、高度な技能を有する特殊部隊「SDU」が存在しますから、香港の市民にとってフィリピン警察の対応は「有りえない」ものだったのでしょう。

    今回の事件で責められるべきは、隊員達に訓練もろくに行わせず、装備すら不十分なまま出動させた国家警察の幹部達でしょう。
    この事件の後、フィリピンのアキノ大統領は、国家警察の幹部を更迭し、SWATの訓練を見直すと表明しました。当然の措置だと思います。

    また、この事件を意識したと思われますが、9月6日に横浜市で、神奈川県警に所属するSATが、バスハイジャック対策の訓練を報道関係者に公開しました。
    この訓練は、今年11月に横浜市で開催されるAPEC首脳会議に向けた合同警備訓練の際に行われたものです。
    動画サイトでニュース映像を確認した限りでは、SATの隊員達は良く連携が取れており、窓ガラスを割ると同時に閃光弾を使用し、素早く突入しています。
    もちろん、APECの開催中に、このような事態が起きないことを願っていますが、日本の警察も「万が一」に備えて、技術と装備の向上に努めてもらいたいと思います。

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