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from: H-2さん
2010年10月31日 08時38分50秒
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「Re:Re:こぼれ話」
こんにちは(^_^)。
> また、Shelton大将は統合参謀本部議長に指名されるまでUSSOCOMの4代目司令官を務めており、米軍特殊部隊のトップと米軍全体のトップを共に経験した(今のところ)史上唯一の軍人でもあります。
> 大物中の大物ですね^^
確かに、大物ですね。
Shelton大将が、ここまでまで上り詰めたのは、特殊部隊に限らず、色々な分野を経験してきたからなのでしょう。
ただ、こういう方が軍のトップになると、特殊部隊の活動に理解があるので、現役の隊員は嬉しいでしょうね。
> 四半世紀ぐらい前だと『特殊部隊勤務をすれば昇進の道が閉ざされる』などと言われ特殊部隊出身者が高位の役職に就くなど到底考えられませんでしたが、時代は変わるものですね^^
そうですね。
つい最近まで、特殊部隊は本当に日陰の存在でしたからね。
軍内部でも特殊部隊に対する感情は、色々あるのかも知れませんが…通常部隊とは違うイレギュラーな存在、として扱われていたのだと思います。
昔は狙撃手すら嫌われていましたから…。
また、第二次大戦中の米陸軍には、第5307挺身隊、通称「マローダーズ」という特殊部隊もありましたね。
軍法違反で、営倉送りになった兵士を中心に編成されたとか…(^_^;)。
この頃の影響が残っていて、特殊部隊勤務になったら「昇任の道が閉ざされる」と言われていたのかも知れませんね。icon
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from: Knob Turnerさん
2010年10月29日 00時11分36秒
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「Re:こぼれ話」
こんばんは^^
> やはり、特殊部隊の隊員よりも、広く浅く、軍で色々な分野を経験している人の方が選ばれやすいのでしょうか?
そうですね、SMAに限らずそのような傾向は強いと思います。
14代目の統合参謀本部議長を務めたHenry H. Shelton陸軍大将は特殊部隊出身者として初めて統合参謀本部議長に指名された人物ですが、彼の38年にわたる軍歴のうち特殊作戦分野で過ごした期間は約3年で、その他は様々な一般部隊で勤務しています。
また、Shelton大将は統合参謀本部議長に指名されるまでUSSOCOMの4代目司令官を務めており、米軍特殊部隊のトップと米軍全体のトップを共に経験した(今のところ)史上唯一の軍人でもあります。
大物中の大物ですね^^
ちなみに、陸軍と空軍でも既に前例ができています。
前陸軍参謀総長(35代目)のPeter J. Schoomaker大将はデルタフォース創設メンバーの一人として10年以上同部隊で勤務し、湾岸戦争ではデルタフォース司令官を、その後もJSOC(統合特殊作戦コマンド)司令官、USASOC(陸軍特殊作戦コマンド)司令官、そしてUSSOCOMの5代目司令官などを歴任して一度は退役したものの、当時のラムズフェルド国防長官直々の要請で一時的に現役復帰して陸軍参謀総長に就任しました。
また、現在の空軍参謀総長(19代目)であるNorton A. Schwartz大将は特殊作戦パイロット出身で、過去に第16特殊作戦航空団長、SOCPAC(太平洋特殊作戦コマンド)司令官、USSOCOMの副司令官などを歴任しています。
四半世紀ぐらい前だと『特殊部隊勤務をすれば昇進の道が閉ざされる』などと言われ特殊部隊出身者が高位の役職に就くなど到底考えられませんでしたが、時代は変わるものですね^^icon
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from: H-2さん
2010年10月28日 12時42分51秒
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「Re:Re:Re:こぼれ話」
こんにちは。
> Knob Turnerさん
『デルタフォース極秘任務』は、未読でした。今度探して読んでみます(^_^)。
グレン・モレル上級曹長…凄い人なんですね。
軍歴を見ると、まさに「特殊部隊人生」だと思います。
また、特殊部隊出身のSMAの方は、今まで2人…意外と少ないですね。
やはり、特殊部隊の隊員よりも、広く浅く、軍で色々な分野を経験している人の方が選ばれやすいのでしょうか?
> 予備役士長さん
陸上自衛隊にも、同様の制度があるのですね。
教えて頂いて、ありがとうございます<(_ _)>。
准尉の階級が無くなるとは、知りませんでした。まあ…給料が安く抑えられるという事なのでしょうか(^_^;)?
> ちなみに准尉は基本的に古参の隊員がなるもので、ヘタな若手の幹部は意見できないなどという場合もあったりします。
「星の数より、飯の数」という言葉を聞いたことがあります。
階級よりも、長く経験を積んでいる方が物を言うという意味でした。
ベテランは、やはり上官からも一目置かれるのでしょうね。
それと…やはり外人部隊を志願されていたのですね。
志願しようと考えて、実行するだけでも本当に凄いと思います(^_^)。icon
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from: Knob Turnerさん
2010年10月26日 23時07分13秒
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「Re:Re:こぼれ話」
米陸軍においてもSMA(陸軍最先任上級曹長)およびCSM(最先任上級曹長)は、制度上の階級として普通の上級曹長とは明確に区別されていて階級章も違いますが、いずれも上級曹長(Sergeant Major)をもって補職される役職であるため、いわゆる“ペイグレード”(給与等級)としては同じのようです。おそらく、それぞれの役職に付与される責務や権限、手当て等で差別化しているのでしょう^^
余談になりますが、もし、エリック・ヘイニという元デルタ隊員が書いた回顧録『デルタフォース極秘任務』をお持ちなら、最初のほうのページをペラペラとめくってみて下さい。
彼のレンジャー時代の上官で、グレン・モレル上級曹長という人物が登場するかと思います。ヘイニ曰く『例え魔王に会いに行けと言われても、それがモレル曹長の命令ならば正しいことのように思える』と述べるほど畏敬していた人物のようで^^;、実はこのモレル上級曹長(Glen E. Morrell)、後に7代目のSMAにまで昇り詰めています。
1954年に陸軍入隊し、第82空挺師団の砲兵などを経てグリンベレーに。第5・第8・第7特殊部隊グループを渡り歩き、第1レンジャー大隊の大隊CSM(部下にエリック・ヘイニ)や特殊部隊欧州分遣隊のCSMを経て1983年から87年の間、7代目陸軍最先任上級曹長として米陸軍全下士官の頂点に立ちました。
ちなみに、今のところ特殊部隊出身者としてSMAになったのは彼が二人目で、一人目は1968年〜70年の間に2代目SMAを務めたGeorge W. Dunaway上級曹長(故人。第1および第5特殊部隊グループに在隊)という人物です。icon
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from: 予備役士長さん
2010年10月26日 13時02分45秒
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「Re:こぼれ話」
>H-2さん
陸上自衛隊には現在、「先任曹長」という制度があり、各中隊に一人、そして連隊に最先任曹長がいます。
これは階級でなく、役職として存在し、主に部隊内の下士官以下(曹/士)の服務や管理を行っています。
駐屯地で緑の腕章を着けている人がそれらの隊員です。
この制度ができあがり、また人件費などのからみから、「准尉」の階級が廃止になるそうです。
ちなみに准尉は基本的に古参の隊員がなるもので、ヘタな若手の幹部は意見できないなどという場合もあったりします。
また、准尉は下士官と同じような処遇になるため、グリンベレー士官隊員やナイトストーカーズのパイロットの中には、昇任などによる移動を嫌がり、わざわざ准尉になりたがる人がいるそうです。
>外人部隊
はい(^O^;)
十年近く前に志願しましたが、入隊審査の三段階目直後に「聴力不可」で落ちちゃいました汗icon
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from: H-2さん
2010年10月25日 12時45分32秒
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「Re:こぼれ話」
こんにちは。
標題の「Re」が多くなったので、少し減らしました(^_^;)。
Knob Turnerさん
最先任上級曹長は、現場の意見を部隊長に上申する役割なんですね。
指揮官は現場の意見も踏まえて作戦を立案する訳ですね。
また、米陸軍のSMAは、参謀総長に直接意見を言うことができるのですから、すごい役職だと思います。
「下士官の元帥」と呼ばれるだけはありますね(^_^)。
勉強不足なのですが…日本の自衛隊には、このような制度はあるのでしょうか?
JTF-2に関しては、特殊部隊の内部編成は機密が多いですから、今後も詳細が公開される可能性は低いと思います。
また以前、Knob Turnerさんが取り挙げたように、カナダ軍の特殊部隊は組織改変が行われるようですから、JTF-2の内部編成も変わるかも知れませんね。
予備役士長さん
フランス語では、階級によって敬称が異なるのですね。
でも…なぜ予備役士長さんが?
外人部隊の入隊審査でも受けたのですか(^_^)?icon
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from: Knob Turnerさん
2010年10月24日 12時52分36秒
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「Re:Re:Re:Re:Re:こぼれ話」
連投で申し訳ないです^^;
下のGraham准尉長の経歴を見ていて気がついたんですが、JTF-2にはどうやら"Saber Squadron"(戦闘中隊)と"Operations Squadron"(作戦中隊)なるものの両方が存在するみたいですね。
どちらも実戦中隊で任務内容が異なるのか、はたまた片方が実戦、もう一方はまた別の活動を行うのか…??です。
SASやデルタにおいて実際に戦闘や作戦を行う中隊はいずれも"Saber Squadron"と呼ばれていますが、JTF-2(一応、SASやデルタとつながりのある親類部隊)の場合は。。。
まだまだ謎が深い部隊ですね^^;icon
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from: Knob Turnerさん
2010年10月24日 12時32分42秒
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「Re:Re:Re:Re:こぼれ話」
> 実際に戦場で戦う人の経歴まで掲載するなんて、凄いですね。
> そこまで公開するということは、あまり軍事機密が無いと言うことなのでしょうか?
> 特殊部隊の准士官や特務曹長は、さすがに非公開ですよね?
すみません、少し語弊がありましたね^^;
掲載されているのは各司令部、旅団や艦隊などの大部隊本部、後方支援部隊などに所属している人物だけで、全員ではありません。おっしゃるとおり、実際に前線で戦う戦闘部隊や特殊部隊の人間は非公開です。
ただ、カナダ軍特殊部隊を統括するCANSOFCOM(カナダ特殊作戦部隊コマンド)の准士官は載ってました。
John H. Graham准尉長という人物で、軽歩兵や空挺兵を経て1995年にJTF-2へ入隊し、同隊に14年半所属。その間に戦闘員、分遣隊長、選抜課程担当准尉、小隊副官、小隊長代理、戦闘中隊および作戦中隊の中隊先任曹長、部隊最先任上級曹長などを務めています。
いやはや、驚きの経歴です! まさにJTF-2の「生え抜き」ですね^^
余談ですが、「最先任上級曹長」というのは大隊規模以上の部隊や司令部における下士官のトップのことで、所属する組織の長(部隊なら部隊長、司令部なら司令官)に対して下士官の立場からあらゆる助言を行います。
米軍ではCSM(Command Sergeant Major)、英軍および英連邦系軍隊ではRSM(Regimental Sergeant Major)と呼ばれますが、職務内容としてはほぼ同じはずです。
特に、米陸軍全体の下士官のトップであるSMA(Sergeant Major of the Army=陸軍最先任上級曹長。陸軍内でたった一人しか選ばれず、陸軍参謀総長へ直接助言できる)は『下士官の元帥』とも呼ばれ、畏敬されています。icon
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from: Knob Turnerさん
2010年10月24日 11時16分02秒
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「Re:Re:Re:Re:こぼれ話」
欧州系軍隊では今なお中世時代の伝統を受け継いでいるところが多いですよね。
現在では伝統的象徴になりつつある連隊制度や、それと関連して、例えば同じNATO軍制度を採用していてもどうして米軍と英軍で連隊長の階級が違うのか(米軍は大佐、英軍は中佐)など、調べていくと興味深い話がたくさんあります^^icon
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from: 予備役士長さん
2010年10月21日 17時33分59秒
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「Re:Re:Re:こぼれ話」
各国軍隊と外国語の話題がでてたんで、ちょいと横道に…(^O^;)
軍隊は特にお国柄がでる場所ですが、上官への返答で体験した話しがあります。
自衛隊なら上官には「了解」、「わかりました」など、通常会話に近い返事で済み、アメリカなど英語圏では語尾に「Sir」や「Mam」になりますね。
フランスはさらに細かかったです。
某所で体験したのですが、入隊希望者が二等兵や一等兵には「ウィ」(すいません、フランス語書けないんで汗)だけで返事をし、伍長以上になると「ウィ、カポラル!」と語尾に階級をつけます。
さらにこれが指揮官クラスの相手には
「ウィ、モン・コマンダール!」
(はい、私の指揮官殿!)
と返すようになります。
やはり昔ながらの貴族階級のしきたりが生きてるのかもしれません。
ちなみに、始めてこれを言わなきゃならないときに、練習させられ、
「絶対間違えないように。」
と念を押されました
ま、その後使う必要なくなったんですけどね(笑)
階級やこういった会話のシステムに昔ながらの伝統が生きていたりして興味深いなと思ってました
(^O^)
話しが横道にそれてスイマセンでした汗icon
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