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from: H-2さん
2015年09月28日 20時52分14秒
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警視庁の緊急時対応部隊(ERT)について
こんにちは、皆様いかがお過ごしでしょうか(^_^)。
今回は、今年4月に発足した警視庁のERTという部隊について書き込みます。
推測が多くなってしまいましたが、ご容赦ください<(_ _)>。
9月24日に警視庁では、伊勢志摩サミットに向けてERTという部隊の訓練を公開しました。このERTという部隊名は「エマージェンシー・レスポンス・チーム」の略称で日本語での部隊名称は「緊急時対応部隊」と呼ばれています。
報道によればERTは、警視庁の銃器対策部隊から選抜された隊員によって今年の4月に発足しており、緊急事態に最初に投入される部隊とのことです。
24日の訓練にはERTの隊員約60名が参加しました。
訓練を行った場所は、江東区に所在する「警視庁術科センター」のようです。
この訓練では、実弾を使用し、遮蔽物に身を隠して標的を撃つ訓練や、家屋に見立てた訓練所に突入し、警備犬やハンドラーと合同で2名の犯人を制圧する訓練が行われました。
下に訓練の動画を掲載します。
ERTは発足したばかりの部隊であり、任務は初動対応とSATの支援ですから、SATと比較するのは酷だと思います。
動画では、ERTの隊員がハンドサインで連携を取り合って突入、制圧を行っている点が特徴的です。
またERTが使用している機関拳銃(MP5)のダットサイトは、マウントによって高い位置に取り付けられていますが、これはヘルメットの防弾バイザーを降ろした状態でもダットサイトを覗いて照準がつけられるようにするためです。
ダットサイトを高い位置に設置する事は、SATでは2002年に公開された訓練映像で確認できます。
最近では銃器対策部隊でも新しいマウントを配備して、ダットサイトを高い位置に設置するようになりました。
ここからは、個人的な感想になります(^_^;)。
今回の訓練では約60名のERT隊員が参加しましたが、ERT全体はどの程度の規模なのか、気になりました。
ERTは緊急時に対応する部隊なので、全ての隊員が訓練に参加していたとは考えにくいです。
完全に推測になってしまいますが、ERTの勤務が交代制と想定した場合、実際の総員は80名程度で、20名を1個班として4交代制で運用している可能性もあります。
訓練には、当番部隊以外の60名が参加していたのではないかという推測です(^_^;)。
また、ERTは警視庁の銃器対策部隊から選抜して編成されているため、警視庁での銃器対策部隊の総数も気になりました。
古い資料で恐縮ですが、軍事誌「コンバットマガジン」の2002年8月号に掲載された記事「警視庁機動隊観閲式 銃器対策部隊」によれば、警視庁の銃器対策部隊は第一、第三、第六、第九機動隊に編成されているとのことです。
13年前の記事ですので、現在は他の機動隊にも増設されている可能性がありますが、4つの機動隊に中隊規模で編成されていると想定した場合、警視庁の銃器対策部隊の総数は、約200名から300名位ではないかと思います。
またERTの所属についても詳細は不明です。
ERTは機動隊に所属する部隊なのか、あるいは警備第一課に所属し、機動隊から独立した部隊なのか、個人的には気になりました。
機動隊に所属するのであれば、ERTは機動隊の通常業務を行いながら、特殊技術を訓練する「機能別部隊」の一種となりますから、警視庁の10個機動隊のどこかにERTが設置されているのではないかと思います。
またERTが警備第一課に所属する部隊であれば、機動隊の業務を行う必要がなく、突入や近距離狙撃を主要任務とする専従部隊になりますから、今後、練度は大きく向上する可能性があります。
さらに、ERTの展開能力についても気になります。
東京都内で銃器使用の重大テロ事件が発生すれば、現場周辺の道路は大渋滞になることが予想され、自動車で緊急走行をしたとしても、事件現場に短時間で付くことは難しいでしょう。
ですから、警視庁航空隊のヘリコプターとの連携が必要だと思います。
またヘリが着陸できない場所に展開することを想定して、ERTの隊員にはリぺリングの技術も必要でしょう。
第七機動隊の「銃器対策レンジャー」と技術的に重複する点があるかと思いますが、テロ発生時に東京都内で迅速に展開するのであれば、リぺリングは必要な技術です。
色々と書き込みましたが、銃器使用の犯罪に緊急展開できる部隊が発足したという事は良いことだと思います(^_^)。
今後、ERTは銃器を使用した事件の初動対応部隊であると同時に、「SAT支援の主力」として運用されるのではないかと思います。-
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from: H-2さん
2015年09月20日 05時27分09秒
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米軍横田基地の日米友好祭に行ってきました。
こんにちは、世間は連休中ですね。
皆様、いかがお過ごしでしょうか(^_^)。
私は昨日、米軍横田基地の日米友好祭に行ってきました。
この日米友好祭は毎年、横田基地で2日間にかけて開催されます。
例年15万人が来場するとても大きなイベントです。
昨日はイベントの初日で、午前9から開始のため、午前8時半ころに行きましたが、もう行列ができていました。
下の写真は横田基地の第5ゲートの前です。
ゲートでは日本人警備員の方と米軍人の方が手荷物検査を行っていました。
ゲートを抜けてしばらく歩くと左手に、下の写真のように星条旗と日の丸を掲げた屋内会場があります。
ここでは、ハワイアン音楽やフラダンスなどのコンサートが行われていました。
基地の滑走路脇には米空軍や航空自衛隊の航空機が多数展示されていました。
幾つか掲載します。
下の写真は航空自衛隊のF-4です。
航空自衛隊のF-2です。
また、写真は掲載していませんが米空軍のF-16も展示してありました。
米空軍のA-10です。
A-10の機首の30ミリ機関砲は迫力がありました。
下の写真のように記念撮影される方も大勢いました。
A-10は2015年度の米国の国防予算案で全廃が決まったそうですが、イラク戦争では大きな戦果を挙げた機体ですから、全廃は残念な気がします。
航空自衛隊のF-15です。
近くで見ると迫力があります。
こちらは、米空軍のF-15です。
エアインテークに青色のカバーが付いていました。
オスプレイも展示されていました。
後部キャビン内部を見学できるため凄い行列ができていました。
機密保持の観点から、操縦席周辺の機器にはカバーが付けられています。
また、オスプレイの周辺を警備しているのは、警視庁の警察官です。
オスプレイの後部です。
1時間くらい列に並べば、キャビンに入れたかもしれませんが、断念しました(^_^;)。
航空自衛隊の救難ヘリも展示してありました。
下の写真は、航空救難団所属のUH-60です。
この日の午後2時ころに、米陸軍特殊部隊(通称グリーンベレー)第1特殊作戦グループ第1大隊による空挺降下の展示が行われました。
下の写真では分かりづらいのですが、C-130輸送機から降下しています。
ちゃんとした望遠レンズを持っていれば良かったのですが、画像が小さくて申し訳ありません(^_^;)。
会場にはプロのカメラマンも来ていたようですので、この降下の展示については、軍事誌にもっと鮮明な写真が掲載されると思います。
また、会場のアナウンスでは、グリーンベレーについて「陸上自衛隊の特殊作戦群と密接な関係にある部隊です。」と紹介していました(^_^)。
陸上自衛隊の特殊作戦群に関しては、報道される事がほとんどありませんが、この第1大隊とはかなり頻繁に合同訓練を行っているのではないかと思います。
日米友好祭はとても来場者が多いのですが、米軍人や自衛官の方々とお話しすることもできて、とても楽しかったです。
9月20日には2日目のイベントが開催されているので、御興味のある方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか(^_^)。-
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from: H-2さん
2015年09月13日 00時16分15秒
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from: H-2さん
2015年09月12日 23時51分08秒
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こんにちは、たっちゃんさん。
返信が10日も遅れていまい、大変申し訳ありません<(_ _)>。
投稿、ありがとうございます。
>あれから気になって少し調べてみたら、調達情報でこんなものを見つけました
奈良県警に散弾銃と空気銃が配備されたというものです。
県が独自に暴走族対策のため、交通課に空気銃を配備してるところもあるそうですが
これは警察庁とあるので国費で導入されてるのだと思います。
もしそうだとしたら 全国の特殊犯にはすでに空気銃や散弾銃が配備されてる可能を性があるとみてもいいのでしょうかね?
散弾銃と一緒に入札をしていることから、この空気銃は犯人制圧用の装備と推測されます。
銃の具体的な名称は、たっちゃんさんが後述されている「FN303」ではないかと思います。
>もう一つ、数日前に愛知で発生おしたコンビニの立てこもり事件
ASITが突入して犯人を制圧検挙し人質を救出しましたが、正面から突入した部隊と別の部隊?を撮影した写真を見ますと、FN303を持っている隊員がいることが確認できました。
これは愛知県警が独自に導入したものなのでしょうかね。
特徴的なストックの形状と側面に付いたチューブやボンベから、ファブリックナショナル(FN)社のFN303という空気銃で間違いないと思います。
写真は読売オンラインに掲載されていたものですね。
また「愛知県警が独自に導入」と言っても、FN303は銃ですから、警察庁が導入に必ず係っているはずです。
試験運用であれば警視庁のSITあたりに配備されるはずですから、既に複数の都道府県警察に配備されていると考えるのが妥当だと思います。
FN303については、以下のサイトに詳細が掲載されています。
http://homepage3.nifty.com/gun45/fn303.htm
この銃は鉛の散弾と催涙液を空気圧により撃ち出す構造で、威力に関してはガス銃以上、散弾銃以下とのことです。
ただし、頭部に当てれば、顔の骨を骨折したり、死亡する危険性があるため、頭部以外の場所を狙って射撃するそうです。
具体的な威力は、玩具のハイパワーエアソフトガンの約30倍で、この威力で鉛の弾を撃ち出します。
弾に当たった犯人は死なないのかも知れませんが、身体には相当の激痛があり、内出血が起きるはずです。
また鉛の散弾と同時に催涙液も付着するので、犯人を行動不能にすることはできると思います。
FN303は珍しい装備品なので、日本警察ではどのような位置づけになるのか、個人的に考えてみました(^_^;)。
FN303は威力が20ジュール以上あり、かつ金属製の弾丸を撃ち出す能力があるので、銃刀法の規定上「空気銃」に該当します。
つまり人を殺傷する能力のある銃として扱われるので、警察法や警察官職務執行法に基づいて使用され、拳銃や機関拳銃、狙撃銃と同様の制約を受ける事になります。
胴体や手足を狙って撃てば、犯人が死亡しないという特徴がありますが、使用は極めて慎重に行われると推測されます。
またFN303を銃器を持った犯人に使用した場合、犯人の身体に激痛を与え、目を見えなくしたとしても、犯人が反射的に銃の引き金を引いて、警察官や人質を撃つ危険性があります。
そのように考えれば、FN303は刃物などを所持して立てこもっている犯人を逮捕するために有効な装備であり、刑事部のSITが主に使用する特殊な銃と言えるのではないかと思います。
また上記サイトでは、FN303を交番や警察署に配属してはどうか、との記載がありましたが、性能上、拳銃と同じ扱いになるので、配備しても使用できる状況が極めて限定されてしまいます(^_^;)。
むしろ、射程の長い大型の催涙スプレーでも配備した方が実用的ではないかと思います。
非致死性兵器は日々開発が続けられていますから、いずれはFN303より殺傷能力が低く、犯人を行動不能にするような装備品が開発されるのかも知れませんね(^_^)。icon
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from: たっちゃんさん
2015年09月12日 08時41分59秒
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from: たっちゃんさん
2015年09月02日 17時01分33秒
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特殊犯に配備されてる非致死性兵器について
H-2さん お久しぶりです!
早速なんですが、特殊犯 SITに配備されている装備で気になることがあるので
質問させてもらいます。
以前、屋上に立てこもった犯人を愛知県警の特殊犯 ASITが制圧する際の写真に
散弾銃らしきシルエットのものを捜査員が犯人に構えてる画像がありました。
あれから気になって少し調べてみたら、調達情報でこんなものを見つけました
奈良県警に散弾銃と空気銃が配備されたというものです。
県が独自に暴走族対策のため、交通課に空気銃を配備してるところもあるそうですが
これは警察庁とあるので国費で導入されてるのだと思います。
もしそうだとしたら 全国の特殊犯にはすでに空気銃や散弾銃が配備されてる可能性があるとみてもいいのでしょうかね?
もう一つ、数日前に愛知で発生したコンビニ立てこもり事件
ASITが突入して犯人を制圧検挙し人質を救出しましたが、正面から突入した部隊と別の部隊?を撮影した写真を見ますと、FN303を持っている隊員がいることが確認できました。
これは愛知県警が独自に導入したものなのでしょうかね-
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