こんばんは、ご無沙汰しておりました。

ホース・ソルジャー、自分も観ましたよ！
おっしゃる通り映画なので脚色している部分もありますが、不朽の自由作戦初期におけるグリンベレーの活動や彼等の得意とする不正規戦について、端的に描かれているのではないかと思います。
同時多発テロ後、真っ先に現地入りしてグリンベレーを手引きしたCIA秘密工作チームの活動についても映画化される、との話が一時期ありましたが、今はどうなったのやら・・・

最近のトピックスを一つ。
アフガンの軍や治安部隊に対する訓練や助言を行う、NATO主導の訓練顧問支援団の司令官に米陸軍のAustin Scott Miller大将が就任しました。
ブラックホークダウンの原作を読まれている方はお気付きかもしれませんが、当時、デルタ地上部隊指揮官を務めた「スコット・ミラー大尉」その人であります。
あの修羅場を潜り抜けた後、随分と出世なさったようで、デルタ司令官、CFSOCC-A（在アフガン合同軍特殊作戦コマンド）司令官、SOJTF-AF/NATO-SOCC-AF（在アフガン特殊作戦統合タスクフォース／NATO在アフガン特殊作戦コマンド）司令官、陸軍最先端作戦センター司令官、JSOC（統合特殊作戦コマンド）司令官などを歴任して現職に就いています。

以前のStan McChrystal大将もそうでしたが、特殊部隊出身者が対テロ戦争の主戦場となった地域の治安回復・維持の責任者に任命されるケースが多くあります。
対テロ作戦・不正規戦に精通した人物をトップに据え、在来戦部隊とも連携を図ることで残存勢力の掃討と地域安定化を効率良く達成しようとする試みでしょう。
Miller大将のこれからの活躍に期待ですね。
（※画像はMiller大将）

皆様、こにちは(^_^)。
最近、公私共に多忙で、しばらく掲示板に書き込んでいませんでした(^_^;)。
いかがお過ごしでしょうか。

最近、風邪をひいて、珍しく自宅に一日いたので(^_^;)、映画「ホース・ソルジャー」をブルーレイ・ディスクで観ました。
この映画は、アフガン戦争初期のグリーンベレーの活動を描いており、同名のノンフィクション小説を映画化したものです。

原作の書籍は、この掲示板でも2010年頃に話題になり、私も読みましたが、実際に映像化されると、B52爆撃機による航空支援と銃撃戦の迫力に圧倒されます。
映画の撮影はアメリカのニューメキシコ州で行われていますが、アフガニスタン山間部の戦闘を良く再現しています。
戦闘シーンに多少の脚色はありますが、騎馬による突撃を実際に行ったそうですから、チーム全員が生還できたのは、運によるところも大きいと思います。
グリーンベレー役の俳優の方々の演技も、ベテラン兵士で専門の技能に長けたプロの集団、という雰囲気が非常によく出ており、とても良いです。

また、実際の作戦に参加したマーク・ヌッチェ氏（当時の階級は大尉）と、ボブ・ぺニントン氏（当時の階級は准尉）も撮影に協力しています。
余談ですがヌッチェ氏は軍を退役後、作戦に従事した隊員達と共に、ウィスキーの製造会社を立ち上げたそうです(^_^)。

この映画は「ブラックホーク・ダウン」のプロヂューサー、ジェリー・ブラッカイマー氏による作品であり、同種の映画を観たい方には、お勧めできる作品だと思います。