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from: H-2さん
2007年12月10日 00時36分44秒
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警察系特殊部隊について
サークル設立から何日か経過したので、このサークルのテーマである「特殊部隊」について書き込みたいと思います。
私もそれほど詳しい訳ではないので、ご覧になった方から、御意見、御指摘などを頂けたら嬉しいです。
世界中には様々な特殊部隊が存在しますが、あえて分類すると、軍事系特殊部隊と、警察(治安機関)系特殊部隊に別れます。
今回は警察系特殊部隊について書き込みます。
警察系特殊部隊はあえて分類すると、テロリストへの対処を主要な任務としている「対テロ特殊部隊」と、一般的な犯罪者への対処を主要な任務とする「凶悪犯罪対処班」に別れます。
警察や治安機関に「対テロ部隊」を創設している例は、先進国ではいくつか挙げられます。以下、編成している国や、所属組織、部隊名を例として紹介すると
ドイツ 連邦警察局…GSG9
アメリカ 連邦捜査局(FBI)…HRT
フランス 軍警察…GIGN
オーストリア 内務省警察…コブラ
日本 都道府県警察…SAT
などです。
この内、オーストリアのコブラの所属は、日本語で「憲兵隊」と訳されることが多いですが、実際には内務省所属の警察組織だそうです。また日本のSATの所属は都道府県警察ですが、部隊は国家予算で運用され、国の警察機関である警察庁警備局の指揮下にあります。
警察や治安機関に対テロ部隊を編成する長所は、平時において様々な捜査、情報活動ができる点です。また軍事系の特殊部隊に比べれば、比較的容易に部隊を動かすことができます。
また短所としては、「法の執行者」として、テロリストや武装工作員に対処しなければならない点です。
武器の使用は全て法令に基づき、また相手を射殺した際にも、それが本当に「やむを得ない行為」であったのか、後で厳しく検証されることになります。
たとえ、テロリストが手当たり次第に撃ってきたとしても、隊員は法令に基づいて常に「適正な使用」をしなければならず、また逮捕が可能な状況であれば、テロリストを逮捕しなければなりません。ですから隊員は瞬時に的確な使用判断をすることが求められます。
また警察系特殊部隊には、対テロ部隊の他に、凶悪犯罪に対処する部隊(班)もあります。各国の例を挙げると
ドイツ 地方警察…SEK
アメリカ 州群市警察…SWAT(各所属により、部隊名称は異なります)
フランス 国家警察…RAID
日本 都道府県警察…特殊犯捜査係(SIT、MAATなど、各所属により名称は異なります)
などが挙げられます。
これらの部隊(班)はテロリストではなく、一般的な犯罪者を取り扱うため、「犯人を法廷で裁く(逮捕する)」ことが前提となります。ですから犯人の説得には十分な時間をかけ、万一、突入した際にも極力犯人を生け捕りにしようと試みます。
ただし「絶対に犯人を射殺しない」ということは無く、人質や隊員の命に危険が迫り、やむを得ない場合には、犯人の射殺もあり得ます。
ですが、犯人を射殺してしまった場合には「100点の成功」とは見なされないことが多いようです。
これらの部隊にとって「成功」とは、「人質を救出し、犯人を逮捕して、隊員が負傷(死亡)しないこと」であるからです。
また銃の使用に関しては、対テロ部隊よりも制約が多く、逮捕が大前提のため、部隊(班)の指揮官は、難しい判断を迫られることが多いようです。-
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