昨年12月の掲示板に、「2009年の予想」という形で、「特別警備隊のソマリア沖派遣」と記載しましたが、どうやら現実のものとなりそうです。

1月20日の読売新聞によると、日本政府は、海賊対策としてソマリア沖へ派遣する護衛艦に、海上自衛隊の特殊部隊「特別警備隊」を乗船させることを検討しているそうです。

すでに、ソマリア沖へ派遣されている中国海軍の艦艇には、「特殊部隊」が乗船しているようですから、海上自衛隊も、同様の体制で臨むものと思われます。

また、派遣された自衛官の武器使用は、警察官職務執行法を準用し、海賊を拘束した場合の法執行に備え、海上保安官が同乗するとのことです。

海上保安庁から、どのような人員が護衛艦に派遣されるのかは不明です。

ですが、海上保安庁において海賊対策は、特殊警備隊「SST」が中心なって行ってきたようですから、SSTの隊員が、海上自衛隊の護衛艦に乗船することになるのかもしれません。

もし、SSTと特別警備隊が合同で海賊対策を行うのであれば、海上保安庁と海上自衛隊の各特殊部隊が連携する訳ですから、大変有意義なことであると思います。

いずれにせよ、護衛艦の派遣は早くても３月、とのことですから、関係各機関は十分に体制を整えて、危険な任務に備えてもらいたいと思います。