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from: H-2さん
2009年02月14日 12時12分43秒
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日本警察の「銃器対策警備車」について
KSKさんから特別警備隊や、坂本氏関連のコメントを頂いていますが、別の話題も書き込みたいと思います。
またメンバーの方は、どうか気兼ねなく、御自分が興味を持たれている事を自由に書き込んで下さい。(^_^)
先月発売された軍事専門誌「SATマガジン」の3月号に、警察の「銃器対策警備車」の写真が掲載されていました。
銃器対策警備車は、主にSATが使用する防弾装甲車で、突入支援に用いられます。
車体は三菱ふそう社製のトラックを改造したもので、製造は三菱重工業が行っています。
また、銃器対策警備車は、通常のトラックの形状と異なり、車体前部が大きく突き出したような形状になっています。
この不自然な「突き出し部」の機能に関しては、色々と憶測がなされていましたが、今回、SATマガジン3月号に掲載された写真によって、突き出し部には「グルップ」という部品が内蔵されていると判明しました。
グルップは工事用重機の部品で、外見的には「鉄の爪」です。建設業界では、建造物を解体する際に使用します。
SATマガジンの記事によれば、「障害物等の排除に使用すると推測されるが、具体的な使用法は不明」とのことです。
おそらく、1972年に発生した「あさま山荘事件」のように、銃で武装した犯人がバリケードを設置した際、これを撤去するためのものと思われます。
また使用法については、個人的な推測ですが、突き出し内部には、グルップに繋がったアームが収納されていると思います。
そして使用に際は、アームを伸ばしてグルップで障害物(バリケード)を掴んだ後、銃器対策警備車をバックさせることにより、障害物を引き剥がすのではないかと思います。
あさま山荘事件の際は、民間会社の所有する鉄球クレーン車に急遽、鉄板を溶接し、装甲車に改造していましたが、これは事件発生から突入までに、10日もの期間があったからこそ可能でした。
一般的には、事件が発生してから、慌てて車両を用意するのでは、遅すぎるため、銃器対策警備車にこのような機能が装備されたと推測されます。
なお、各国の特殊部隊を見ると、銃器対策警備車と同様の機能を持った軍用装甲車が、ロサンゼルス市警察の「SWAT」に配備されています。
この装甲車は、車体前部に鉄柱が設置されており、さらに鉄柱の先端には長方形の鉄板が取り付けられています。
使用法は、装甲車で建造物に突進し、この鉄板でバリケードを吹き飛ばすそうです。(^_^;)
「グルップで引き剥がす」と、「鉄板で吹き飛ばす」の違いはありますが、「突入時の障害物排除」という目的は同じです。
個人的には銃器対策警備車が、グルップを使用する場面を見てみたいのですが、突入方法は警察の「手の内」ですから、訓練が公開される可能性は低いと思います。-
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