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  • from: Knob Turnerさん

    2009年10月19日 02時56分55秒

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    バックグラウンド

    連投失礼します。

    当方、数年前から通常の特殊部隊関連の情報収集の他に、特殊部隊関係者の人事や経歴を調べるのにハマっています。

    というわけで、ここでは最近、米軍内で昇進や異動が発表された特殊部隊関係者を紹介したいと思います。

    【陸軍】
    ◎Michael S. Repass准将
    現在、特殊部隊コマンド司令官(特殊部隊コマンドはグリンベレーの統括組織)を務めるMichael Repass准将が少将候補へノミネート。
    Repass准将は1980年に任官し、第5歩兵師団の歩兵小隊長などを経て特殊部隊資格課程に参加。グリンベレー将校となった後は、第5特殊部隊グループのODA隊長、第10特殊部隊グループ第2大隊の中隊長とグループ作戦将校、第1特殊部隊グループ第1大隊長、第10特殊部隊グループ司令官、SOCEUR(欧州特殊作戦コマンド)の支援担当副司令官などを歴任し、現職に就いています。
    おそらく、特殊部隊コマンド司令官の任期が来年夏頃には切れるはずで、そのまま退役しなければ、同じく来年任期切れとなるThomas R. Csrnko少将(同じくグリンベレー出身)の後任としてJFK特殊戦センター司令官になるものと思われます。大抵、特殊部隊コマンド司令官(准将)→JFK特殊戦センター司令官(少将)という流れが慣例になっているようなので…

    ◎Simeon G. Trombitas准将
    現在、U.S.ASOC(陸軍特殊作戦コマンド)の司令官付き特別補佐官を務めるSimeon Trombitas准将が少将へ昇進し、南方陸軍司令官へ就任。
    Trombitas准将は1978年に任官し、第2機甲師団の小隊長および中隊長などを経て特殊部隊資格課程に参加。グリンベレー将校となった後は、第7特殊部隊グループのODA隊長・中隊長・大隊長、U.S.ASOCの作戦計画担当参謀次長補、SOCKOR(在韓特殊作戦コマンド)司令官、イラク国家対テロ戦力移行チーム司令官などを歴任し、現職に就いています。

    【海軍】
    ◎Robert S. Harward, Jr.中将
    現在、U.S.JFCOM(統合部隊コマンド)副司令官を務めるBob Harward中将が、在アフガン統合タスクフォース435司令官へ就任。このJTF-435は、タリバンやアルカイダの捕虜を社会復帰させるための再教育・更生・転向プログラムを担当するそうです。
    Harward中将は1979年に任官し、BUD/Sクラス128を経てSEAL隊員へ。SEALチーム3の小隊長、SEALチーム6の強襲チームリーダーおよび作戦将校、SEALチーム3司令官、NSWG-1(海軍特殊戦グループ1)司令官、ホワイトハウスの海軍戦略・国防問題担当部長、統合参謀本部国家対テロセンターの上級諸機関連携戦略チーム代表、JSOC(統合特殊作戦コマンド)の作戦担当副司令官などを経て現職に就いています。
    特にNSWG-1司令官時代はタスクフォースK-BAR(アフガン)およびタスクフォース561(イラク)を指揮し、SEALと諸外国軍特殊部隊をまとめ上げるという使命に辣腕を発揮しました。

    【空軍】
    ◎Eric E. Fiel少将
    現在、U.S.SOCOM(特殊作戦コマンド)の戦力構成・要求・資源・戦略評価センター長を務めるEric Fiel少将が、同じくU.S.SOCOMの参謀長/指揮支援センター長へ就任。
    Fiel少将は1981年に任官し、第8特殊作戦飛行隊の電子戦将校、U.S.AFSOC(空軍特殊作戦コマンド)の司令官付き副官、第4特殊作戦飛行隊長、第58特殊作戦航空団長、U.S.AFSOCの作戦部長などを経て現職に就いています。

    ◎Morris E. Haase准将
    現在、U.S.SOCOMの参謀長/指揮支援センター長を務めるMorris Haase准将が、同じくU.S.SOCOMの戦力構成・要求・資源・戦略評価センター長へ就任。ちょうど上記のEric Fiel少将と入れ代わるカタチですね。
    Haase准将は1983年に任官し、第20特殊作戦飛行隊および第55特殊作戦飛行隊のパイロット、U.S.AFSOCの司令官付き副官、U.S.SOCOMの情報戦課長、第55特殊作戦飛行隊の作戦将校、第58特殊作戦航空団長、U.S.SOCOMの司令官付き特別補佐官などを経て現職に就いています。

    【海兵隊】
    ◎Thomas D. Waldhauser少将
    現在、海兵隊司令部の計画・政策・作戦担当副司令官補を務めるThomas Waldhauser少将が中将へ昇進し、同じく海兵隊司令部の計画・政策・作戦担当副司令官へ就任。
    Waldhauser少将は1976年に任官し、海兵第1偵察大隊での勤務、第6海兵連隊第3大隊の中隊長、第2海兵連隊第3大隊長、統合参謀本部テロ対策局の副部長補佐、第15海兵遠征隊長、海兵隊戦闘開発コマンド副司令官、U.S.SOCOMの参謀長/指揮支援センター長、第1海兵師団長などを経て現職に就いています。


    以上、わりとマニアックなネタですが、少しでも興味を持って頂けると幸いです(^-^;

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コメント: 全10件

from: Knob Turnerさん

2009年11月22日 16時24分11秒

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「Re:Re:Re:バックグラウンド」
> DGSEはたしか、アメリカのCIAに相当する組織でしたね。

おっしゃるとおりです。
自国の核実験に反対したグリーンピース(世界的に有名な環境保護団体。個人的には“環境保護”を建前とする過激派だと思ってますが…)の船舶を沈めたり、爆破テロへの報復として実行犯をネチネチと追い詰めた挙句射殺するなど、優雅で美麗なイメージのある「おフランス」からは到底想像もできないドラスティックな諜報特務機関です。
アフガンではムジャヒディンへの訓練の他、実戦にも同行していたという話があります(スペツナズの待ち伏せに遭って死者が出たというのを何かの書籍で読んだ記憶が…)


Shinseki氏は現在の退役軍人省長官ですね。他に日系人の大物といえば、ご存知かもしれませんが、Daniel Inouye上院議員が最も有名でしょうか。
大戦中に日系人部隊として有名な第442歩兵連隊の一員として欧州戦線で戦い(戦傷で右腕を失う)、後に名誉勲章を受章。政界入り後は下院議員→上院議員を経て、今では連邦議会の重鎮となっています。
Shinseki氏を公私共にバックアップしたのもInouye議員だとか。


現役の日系人将校として私の知る限りでは、Jason Kamiya少将、Michael Nagata准将、Michael Okita大佐らがいます。

Kamiya少将は1976年に陸軍少尉へ任官。第2歩兵師団の小隊長、第7歩兵師団の中隊長、在日米大使館勤務、第24歩兵師団の作戦将校、第101空挺師団の大隊長→参謀長→副師団長、JRTC(統合即応訓練センター)司令官、SETAF(南欧タスクフォース。空挺部隊を中心とする即応部隊)司令官などを歴任し、現在はU.S.JFCOM(統合部隊コマンド)の統合訓練部長を務めています。
ただ、残念ながら年内の退役が決定しているとか…

Nagata准将は先日、大佐から昇進したばかりで、なんとバリバリの特殊作戦将校です。
1981年に下士官として陸軍へ入隊しますが、上官の薦めでOCS(士官候補生学校)へ入学し、1982年に少尉任官。第2歩兵師団の小隊長を経てグリンベレーへ入隊し、在沖縄の第1特殊部隊グループ第1大隊で勤務。その後、さらにデルタフォースへ入隊して小隊長→中隊長を務め、近年は情報・戦闘支援担当国防次官代理を務めていたWilliam Boykin中将(退役済み。元デルタフォース司令官)の下で対テロ活動に関する情報収集等を行っていました。今は在パキスタン国防代表オフィスで勤務しているようです。
往年のWade Ishimoto大尉(同じく日系人で、創設当初のデルタフォースにおける情報将校)を彷彿とさせる人物ですね(^-^)

Michael Okita大佐は1980年に陸軍少尉へ任官。第173空挺旅団の小隊長、第82空挺師団の中隊長、第172歩兵旅団の大隊長、フォートブラッグの空挺学校長、第75レンジャー連隊第2大隊長、第24歩兵師団および第82空挺師団の参謀長などを歴任し、現在は第1軍団参謀長を務めています。
キャリア的にもポスト的にも、そろそろ准将へ昇進しそうな気がします。



最後に訂正があります。
下の方にSEAL TEAM SIX創設者として「Marcinco中佐」と書きましたが、正しいスペルは"Marcinko"です。申し訳ありませんm(__)m

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from: H-2さん

2009年11月22日 00時49分49秒

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「Re:Re:バックグラウンド」
こんばんは(^_^)。

> あの当時、アフガンには英SASの他にもデルタフォースやグリンベレー、CIA、フランスのDGSE(対外安全保障総局)などが展開しており、同様にムジャヒディンの訓練、武器装備や資金の提供など非公然作戦を行っていました。

フランスが介入していたのは、知りませんでした(^_^;)。
DGSEはたしか、アメリカのCIAに相当する組織でしたね。
彼らもアフガンに入国して、ムジャヒディンの訓練などを行っていたのでしょうか?

> 同じく、軍人の目線から大部隊投入を主張した当時の陸軍参謀総長Eric Shinseki大将(日系人)

エリック シンセキ氏…たしか現在は、退役軍人の責任者のような役職に就いていましたね。
アメリカは移民の国とはいえ、日系人を参謀総長にするとは、懐が深いと感じます。

まあ、ラムズフェルド氏は、たしかに嫌われていたようですね(^_^;)。
イラクのアメリカ軍駐屯地で、自分の経営する会社に食堂業務を担当させたりしていましたので…今にして思うと、イラク戦争をビジネスの一環と考えていたのかも知れません。

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from: Knob Turnerさん

2009年11月19日 00時58分14秒

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「Re:バックグラウンド」
>ソ連のアフガン侵攻
代表的なのはやはり元SASのギャズ・ハンターでしょうか。
少し前にトム・ハンクス主演で映画化したCharlie Wilson's Warの原作にもアフガンにおけるSASのことが書かれています。

あの当時、アフガンには英SASの他にもデルタフォースやグリンベレー、CIA、フランスのDGSE(対外安全保障総局)などが展開しており、同様にムジャヒディンの訓練、武器装備や資金の提供など非公然作戦を行っていました。


>イラクの状況
ご存知のとおりパウエル国務長官は元軍人で、統合参謀本部議長として1991年の湾岸戦争を勝利へ導いた立役者の一人ですよね。あの国における軍事作戦を直に経験した人間として、現実がよく理解できていたんだと思います。

同じく、軍人の目線から大部隊投入を主張した当時の陸軍参謀総長Eric Shinseki大将(日系人)を強制的に解任したこともあって、ラミー(ラムズフェルド長官の愛称)は現役将官達からはすこぶる嫌われているようです(苦笑)

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from: H-2さん

2009年11月18日 09時57分02秒

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「Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:バックグラウンド」
こんにちは、knobTurnerさん。
最近忙しくて、なかなかコメントができませんでした。
すいません(^_^;)。

>“平時”に“否認されるべき地域”において“軍服を着用しない”戦闘員が隠密裏に遂行する直接行動任務

knobTurnerさんは御存知かと思いますが、たしか、ソ連がアフガニスタンに侵攻した際、イギリスSASの隊員が「軍事コンサルタント」という肩書きで民間人を装ってアフガニスタンに入国し、現地の人にゲリラ戦を指導した例がありましたね。

このゲリラ戦では、任期を終えて帰還するソ連兵達が乗った輸送機を狙って、スティンガーミサイルで撃墜したそうです。
戦争とはいえ、かなりエグイ事をしています(^_^;)。
この介入は成功した例ですが、この手の作戦には、失敗も多いようです。

> ただしまぁ彼の場合は“少数精鋭による電撃作戦・短期決戦”という理想に傾倒し過ぎて、(特にイラクでは)投入戦力を見誤った感もありますが…

少数精鋭で電撃的にバクダットを陥落しても、その後の占領統治には、莫大な兵員を必要とします。
当時のパウエル国務長官は、それが良く分かっていたようで、当初、ラムズフェルドが提唱した作戦に反対しています。

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from: Knob Turnerさん

2009年11月03日 00時25分21秒

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「Re:Re:Re:Re:Re:Re:バックグラウンド」
こんばんは〜

ホントですねぇ…あと2ヵ月で今年も終わりかぁ
しかも最近、急に冷え込んできましたよね(^-^;


「公然の秘密」…実にしっくりとくる表現ですね!
デルタにしろDEVGRUにしろ、創設者や元隊員が回顧録を出している以上、もはや存在は明らかなわけで(笑)

ただ、Beckwith大佐(デルタ)やMarcinco中佐(SEAL TEAM SIX)といった創設者達が当初、思い描いていたコンセプトはやはり既存の特殊部隊とは一線を画した組織だったんでしょうね。
おそらく、彼等の思想が特に顕著に表れているモノの一つが極秘CTで、これは、“平時”に“否認されるべき地域”において“軍服を着用しない”戦闘員が隠密裏に遂行する直接行動任務です。

しかし、こういった考えは次第に建前と化していきます。つまるところ、政府当局はこういった活動に係るリスクを容認できなかったわけですね。
いくら百戦錬磨の精鋭とは言え、平時に敵性地域内で軍服を着用していない(少人数の)自国軍兵士をうろつかせる…もし彼等が捕らえられたり、身元が割れた場合のことを考えると大抵の政治屋は腰が引けるんじゃないでしょうか(苦笑)
民主主義の先進国であればあるほど、こういったドンパチを前提とする秘密作戦を忌み嫌うはずです。


> それだけ戦争の形態が変化した…ということなのでしょうか?
おっしゃるとおりだと思います。
アフガンやイラクでの戦争は、大規模な軍事作戦において初めて特殊部隊が中心的な役割を果たしています。事実、前国防長官のラムズフェルドが、メディアの前で何度も「特殊部隊を中心とした軍事作戦である」という旨の発言をしていますしね。
ただしまぁ彼の場合は“少数精鋭による電撃作戦・短期決戦”という理想に傾倒し過ぎて、(特にイラクでは)投入戦力を見誤った感もありますが…

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from: H-2さん

2009年11月02日 17時28分06秒

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「Re:Re:Re:Re:Re:バックグラウンド」
こんばんは(^_^)。
もう11月…今年もあと少しですね。

なるほど…「黙認」という姿勢なのですか。
まあ、デルタは「公然の秘密」という存在なのかも知れないですね(^_^;)。

それと「Special Mission Unit」は、デルタやDEVGRUを表すのですね。
アメリカ軍が使い分けているとは知りませんでした(^_^;)。

軍事系特殊部隊はアフガン戦争以降、ずいぶん知名度が上がったというか…一般に知られるようになったという印象を受けます。

冷戦時代は、特殊部隊の装備や能力など、現在ほど情報が開示されていなかったと思います。
それだけ戦争の形態が変化した…ということなのでしょうか?

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from: Knob Turnerさん

2009年10月29日 01時15分32秒

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「Re:Re:Re:Re:バックグラウンド」
こんばんは〜

経歴上でのデルタの扱いは、私の見る限りわりと様々のようです。
“Special Mission Unitに所属”とか“フォートブラッグ基地に勤務”とか一応ぼかして書いているものもあれば、ストレートに"Squadron commander, 1st Special Forces Operational Detachment Delta"(=第1特殊部隊デルタ作戦分遣隊の中隊長)というような記述まで本当にいろいろです。
ただ、いくらぼかしてあっても我々のような人間はすぐにピンときますよね(笑)

実際、上記のような例があるので、デルタに対する米政府や軍のスタンスって、巷でよく言われている“存在を認めていない”というよりは、「黙秘」に近いんじゃないかと個人的には思っています。
肯定も否定もせず、そのことについては一切口を開かない、みたいな。
そもそも、本当に存在が否認されるべき部隊なら、もっと徹底的に隠しそうな気がしますしね(^-^;


なお、Special Mission Unit (SMU)=特殊任務部隊 とは米軍用語で、デルタやDEVGRUなど活動内容や存在そのものが黙秘とされる部隊の総称です。対してグリンベレーやSEALなど、メディアにも露出するオープンな部隊は Special Operations Forces (SOF)=特殊作戦部隊 と呼ばれます。

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from: H-2さん

2009年10月28日 16時29分14秒

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「Re:Re:Re:バックグラウンド」
投稿、ありがとうございます(^_^)。

アメリカ軍では上級将校の経歴は、かなり詳細に公表しているようですね。

今回紹介された方は、元デルタフォースの司令官ですか…。
いかつい感じで、見るからに特殊部隊の指揮官という風格がありますね(^_^)。

ところで、ふと疑問に思ったことがあります。
アメリカ軍はデルタフォースの存在を公式には認めていなかったと思いますが、経歴では部隊の存在を公表しているのでしょうか?

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from: Knob Turnerさん

2009年10月28日 04時12分22秒

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「Re:Re:バックグラウンド」

こんばんは。

まずは、アクセス数6万件超 おめでとうございます(^-^)

今後ともよろしくお願いしますm(__)m



経歴についてですが、元ネタは基本的には全て英語です(^-^;
米軍は将官(准将以上)だとわりとオフィシャルサイトに載っていることも多く、人によっては、いつどこで生まれた、どこの学校を卒業した、学生時代に専攻した学問、いつ軍に入った、いつからいつまでどの部隊にいた、いつ昇進した、軍で修了した教育課程、受章した勲章、取得した資格…等々かなり詳細に記述されている場合もあります。

また、デルタやDEVGRUなど普段はほとんど表沙汰にならない部隊にいた人物が、昇進して他のポストに移って経歴が公表される場合もあり、後から経歴を見て「あ、この人前はデルタにいたんだ!」みたいな場合も結構あるんですよ〜

例えば、ブラックホークダウンで有名になった元デルタのGary L. Harrell退役少将(ゲイリー・L・ハレル。当時は中佐としてタスクフォース・レンジャーの地上部隊指揮官)。

【経歴】
1951年:アメリカ合衆国テネシー州に生まれる
1973年12月:イーストテネシー州立大学のROTC(予備役将校訓練課程)を経て陸軍少尉に任官
1974年1月〜1974年4月:歩兵将校基礎課程に参加(←新任少尉の必須課程)
1974年5月〜1976年8月:第82空挺師団第508歩兵連隊第2大隊C中隊の小隊長→中隊XO(副官)<1975年12月:陸軍中尉に昇進>
1976年8月〜1977年1月:特殊部隊資格課程に参加
1977年1月〜1979年10月:第7特殊部隊グループ第3大隊C中隊の中隊XO→ODA隊長<1977年12月:陸軍大尉に昇進>
1979年12月〜1980年6月:歩兵将校上級課程に参加(←大尉または大尉への昇進が決定している中尉の必須課程)
1980年9月〜1981年2月:第82空挺師団第3旅団第505落下傘歩兵連隊第1大隊の大隊S-4(兵站将校)
1981年2月〜1982年11月:第82空挺師団第3旅団第505落下傘歩兵連隊第1大隊C中隊長<エジプトでPKOに参加>
1982年11月〜1984年3月:第82空挺師団の航空作戦担当参謀長補<グレナダ侵攻作戦に参加>
1984年3月〜1985年12月:第10特殊部隊グループ第2大隊の大隊S-3(作戦将校)補佐→大隊S-3<1985年5月:陸軍少佐に昇進>
1985年12月〜1986年6月:デルタフォースの選抜課程とOTC(戦闘員訓練課程)に参加
1986年7月〜1988年7月:デルタフォースの小隊長
1988年8月〜1989年1月:合衆国軍幕僚大学に在学(←少佐の必須課程)
1989年1月〜1990年6月:デルタフォースの小隊長<パナマ侵攻作戦に参加>
1990年6月〜1992年4月:JSOC(統合特殊作戦コマンド)の作戦将校<1991年6月:陸軍中佐に昇進><湾岸戦争に参加>
1992年4月〜1994年7月:デルタフォースのC戦闘中隊長→司令官付き特別補佐官<ソマリアでの作戦=ブラックホークダウンおよび南米コロンビアでの麻薬撲滅作戦に参加>
1994年8月〜1995年6月:陸軍大学に在学(←大佐または大佐への昇進が決定している中佐の必須課程)
1995年6月〜1998年7月:デルタフォース副司令官<1996年11月:陸軍大佐に昇進><東欧バルカン半島での作戦に参加>
1998年7月〜2000年7月:デルタフォース司令官
2000年7月〜2002年6月:U.S.CENTCOM(アメリカ中央軍司令部)の統合保安部長、在アフガニスタン対テロ統合諸機関タスクフォース、第10山岳師団の副師団長を兼任<2001年11月:陸軍准将に昇進><アフガン侵攻作戦に参加>
2002年6月〜2005年4月:SOCCENT(中央特殊作戦コマンド)司令官<2004年11月:陸軍少将に昇進>
2005年4月〜2006年12月:欧州連合国統合軍司令部の作戦担当参謀次長とNATO即応軍緊急展開統合タスクフォース司令官を兼任
2006年12月〜2008年3月:U.S.ASOC(陸軍特殊作戦コマンド)の副司令官
2008年3月:陸軍少将で退役

【教育課程】
歩兵将校基礎課程、歩兵将校上級課程、基礎空挺課程、レンジャー課程、特殊部隊資格課程、特殊部隊水中作戦課程、軍事自由降下課程、軍事自由降下長課程、パスファインダー(降着誘導員)課程、特殊作戦訓練課程、合衆国軍幕僚大学、陸軍大学

【取得資格】
戦闘歩兵徽章、熟練歩兵徽章、最上級落下傘兵徽章、潜水員徽章、軍事自由降下徽章、パスファインダー徽章、カナダ軍落下傘兵徽章、特殊部隊タブ、レンジャータブ

【勲章】
国防優秀勲功章、国防功績勲功章、ブロンズ・スター(青銅星章)、パープル・ハート(名誉戦傷章)、陸軍賞賛章、多国籍軍監視章(エジプトでのPKO参加者に与えられる)、南西アジア勤務章(湾岸戦争従軍者に与えられる)、サウジアラビア解放章(湾岸戦争におけるサウジアラビア政府からの勲章)、クウェート解放章(湾岸戦争におけるクウェート政府からの勲章)、ユーゴスラヴィア勤務NATO章(東欧バルカン半島での勤務に与えられる)…など



余談ですが、経歴調査にハマり始めた当初は暇さえあれば片っ端から情報を検索していて(単なる偶然かもしれませんが)一時的に米軍系のサイトからアクセス拒否された時期もありました(笑)

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from: H-2さん

2009年10月27日 18時23分27秒

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「Re:バックグラウンド」
こんばんは、knobTurnerさん。

ここ数日、公私共に忙しく、なかなかコメントできませんでした(^_^;)。
人事異動の時期は、本当に大忙しです(-_-;)。

特殊部隊関係者の経歴を詳細に記載していただいて、ありがとうございます<(_ _)>。
英語のサイトから情報を入手されているんですか?
凄いですね…(^_^;)。

今回、取り上げていただいた方々は、いずれも特殊部隊の指揮官として、豊富な経験を積まれているようですね。
こうして経歴を見ると、本当に凄いです。
また、アメリカ軍は、指揮官の情報をかなり詳細に公開しているという印象を受けました。

このような情報が日本語で掲載されることは、あまり無いと思いますので、今後とも話題を提供していただければ幸いです(^_^)。

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