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from: Knob Turnerさん
2009年12月20日 02時25分09秒
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イラクにおける国家戦力再構築の現状
こんばんは、ご無沙汰しておりますm(__)m
このところ仕事が忙しく、なかなか落ち着いて投稿ができませんでした(汗)
今回はいつもとは少し違った角度?の話題を。
タイトルのとおり、イラクにおける戦力再構築に関するネタです。
数年前からイラクでは「現地のテロ勢力掃討は現地人に任せよう」という思想の下、"Iraqization"(戦争のイラク化)という政策がメインになっています。米大統領がアフガン政策を重視するオバマ氏に変わった影響も勿論大きいでしょう。まさにその昔、アメリカがヴェトナムで行った"Vietnamization"(戦争のヴェトナム化)の再来ですね。
その中で特殊作戦・対テロ作戦分野の中核を担っているのが、MNF-I(在イラク多国籍軍)のMNSTC-I(在イラク多国籍安全保障移行コマンド)指揮下にあるINCTF-TT(在イラク国家テロ対策タスクフォース移行チーム)です。現在のINCTF-TT司令官はSimeon G. Trombitas准将で、その補佐はJack C. Zeigler, Jr.大佐。どちらもグリンベレーの大ヴェテランです。
このチームの任務は新生イラクにおける特殊作戦部隊を育成することで、いずれはイラク国内におけるテロ組織掃討を現地人部隊に委ねる狙いがあります。
INCTF-TTは大きくSOITT(在イラク特殊作戦移行チーム)、CTC-MiTT(対テロ作戦司令部軍事移行チーム)、CTB-MiTT(テロ対策局軍事移行チーム)の三部署に分かれていて、SOITTがイラクにおける特殊作戦部隊の育成全般を、CTC-MiTTが各地方における対テロ部隊の育成を、CTB-MiTTが対テロ情報収集組織の育成をそれぞれ担当しているといいます。
"〜ization"という政策は言わずもがな、軍事介入の泥沼化防止のためなのですが、ヴェトナムでは結局失敗しましたし、残念ながらイラクでも既にその兆しが見え始めています…
とは言うものの、これらの活動の成果は徐々に表れているようで、新生イラク軍に第1イラク特殊作戦部隊旅団とISWCS(イラク特殊戦センター&学校)が創設されたのをはじめ、CTC-MiTT指揮下の各RCC-TT(地方テロ対策センター移行チーム)がモスル(北部)、バスラ(南部)、ディヤナ(東部)、アル・アサド(西部)の各地域にテロ対策コマンドー大隊を創設し、一定の戦果を挙げているそうです。-
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コメント: 全1件
from: H-2さん
2009年12月23日 14時20分07秒
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「Re:イラクにおける国家戦力再構築の現状」
こんにちは。
私も最近忙しくて、なかなか投稿できませんでした(^_^;)。
年末は何かと忙しいですね。
「イラクにおける戦力再構築」は、なかなか興味深い話題ですね。
最近、オバマ政権はアフガニスタンへの増員派遣を決定しましたね。
米軍もイラクからはできるだけ早く兵を引き上げて、アフガニスタンに重点を置きたいということなのでしょうか?
また、イラク軍の特殊部隊も徐々に機能し始めているようですね。アフガニスタンに比べれば、国内情勢は安定しているように見えますが…。依然として、テロ組織や反政府勢力の活動は根強いのでしょうか?
それと余談ですが、1週間位前に、たしか読売新聞の朝刊で、「KSK」のアフガニスタンでの活動がドイツ国内で問題となっている、という記事を見かけました。
タリバンに対する情報収集活動と、空爆誘導でタリバンの拠点を攻撃していたことがドイツ国内で問題視されているようです。
まあ、軍事系特殊部隊がアフガニスタンで行う任務と言ったら、だいたい想像はつきますが(^_^;)、「公になってしまった」ということが問題なのかも知れないですね。
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