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from: Knob Turnerさん
2010年10月14日 01時58分58秒
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こぼれ話
こんばんは。
最近、SEALネタが続いているので一つこぼれ話でも。。。
先日、たまたま某国営放送局のニュースを観ていると、ハノイで行われた北沢防衛相とゲーツ米国防長官の会談の様子が映っていたんですが、そこでゲーツ長官に随行する海軍将官の軍服にトライデント(海軍特殊戦徽章=BUD/S卒業者に与えられるSEAL隊員の証)が付いているのが目に入りました。
よくよく顔を確認してみると、Joseph D. Kernan海軍中将でした。現在は国防長官付きの上級軍事補佐官を務めていて、なるほど、公務にはほぼ必ず付き添っているわけですね^^
Kernan中将は1977年に海軍兵学校を卒業して任官し、ミサイル巡洋艦の海上戦将校などを経て1981年にBUD/S(SEAL基礎水中破壊工作)訓練課程を修了。その後、UDT-12、SEAL輸送艇チーム、SEALチーム5で小隊長を務め、SEALチーム2司令官、JSOC(統合特殊作戦コマンド)の作戦部長、DEVGRU司令官、U.S.NAVSPECWARCOM(海軍特殊戦コマンド)司令官、海軍第4艦隊司令官などを歴任して現職に就いています。
海軍特殊戦コミュニティは陸空軍に比べると小規模ですが、近年になってSEAL出身の将官(特に中将以上)の人数が増えてきていますね。
U.S.SOCOMがEric Olson海軍大将の体制になってから海軍勢が勢いづいた!?^^
※画像は例のJoseph D. Kernan海軍中将。国防長官付きの上級軍事補佐官というと出世コースの感じがするポストですね。-
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コメント: 全18件
from: 予備役士長さん
2010年11月11日 17時39分05秒
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「Re:こぼれ話」
Ernest K. Tabata上級曹長で思い出したのですが、この方は退役後はMACという民間軍事支援センターに入り、フォートブラッグで学生に爆破のコースをインストラクトしていたそうです。
故・三島軍曹が交遊があったそうで、以前来日した際にタバタ氏が訓練で着ていたジャングルファティーグを持ってきていて、始めて氏の存在を知った記憶があります(^O^)
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from: Knob Turnerさん
2010年11月08日 01時22分06秒
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「Re:こぼれ話」
こんばんは。
> 尖閣問題と民主党
内部にも今回の政府の対応を快く思っていない人物がいるということなんでしょうね。
民主はまぁ…初めから分かっていたことですが、ダメダメですね。
「一度やらせてみた」結果がこのザマです(呆
かといって自民も既に「保守の牙城」とは言い難い部分があるので、毎度選挙の度に入れる政党が無くて困るんですよね^^;
> 「キラーエリート」
良い本ですよ!^^
欲を言えば、今は入手困難かもしれませんが「秘密工作者たち」(落合信彦・翻訳)という本とすり合わせながら読まれることをオススメします。
「秘密工作者たち」は1980年代末に出版された本で、イーグルクロー作戦失敗後からイラン・コントラ事件までレーガン政権下で行われた様々な特殊作戦・秘密工作を詳細に暴露している本です。
そして、おそらく世に出回っている特殊部隊に関する書籍の中で一番最初に「ISA」を取り上げた本でもあります。なので、「キラーエリート」のISA創設や80年代の活動に関する辺りは、この「秘密工作者たち」の内容を基に書かれています。
> ブル・サイモンズ氏
よくご存知ですね、おっしゃるとおりです^^
Dick Meadows少佐や以前ここでの話題に挙げさせて頂いたHenry Shelton大将と並んで、フォートブラッグ基地に彼の銅像が作られるぐらい米特殊部隊界では伝説的な人物です。
ブル・サイモンズ賞(Bull Simons Award)は1990年に制定された栄誉賞で、『特殊作戦将兵としての真の精神・意義・技能を体現した人物』として毎年選ばれた1人に授与されますが、例年の受賞者をみると特殊作戦コミュニティに大きく貢献したと認められる人物であれば特殊作戦経験の有無、軍人・文民、存命・故人問わず対象となっているみたいです^^
初代のBull Simons大佐(当時既に故人)に始まり、“特殊部隊のパトロン”と呼ばれた大富豪のロス・ペロー氏、29代目陸軍参謀総長としてデルタフォース創設をはじめ陸軍特殊作戦能力の再構築に尽力したEdward C. Meyer大将、グリンベレーの生みの親であるAaron Bank大佐、ビル・コーエンおよびサム・ナン両上院議員(両者ともUSSOCOM創設に尽力)、James J. Lindsay大将(元グリンベレーでUSSOCOM初代司令官)、William P. Yarborough中将(ジョン・F・ケネディ大統領に謁見しグリンベレーの地位向上に貢献)、チャーリー・ベックウィズ大佐(言わずと知れたデルタフォースの生みの親^^)、Ernest K. Tabata上級曹長(日系のグリンベレー隊員。破壊工作技術の大ヴェテラン)、Richard A. Scholtes少将(JSOC初代司令官)、Dick Meadows少佐(米特殊作戦界の伝説的人物)、John T. Carney, Jr.空軍大佐(空軍特殊戦術飛行隊の生みの親)などなど、そうそうたる面子が歴代ノミネートされています。
ちなみに、今年の受賞者はEldon A. Bargewell退役陸軍少将です。
Bargewell少将は1967年に下士官兵として陸軍入隊。グリンベレー隊員としてMACV-SOG(在ヴェトナム軍事援助コマンド研究観察グループ)のCCN(北部指揮統制センター)に所属して北ヴェトナムおよびラオスへの秘密越境作戦に従事し、殊勲十字章を受章。
その後、OCS(士官候補生学校)を経て任官し、第2レンジャー大隊および第9歩兵師団で小隊長や中隊長を務めた後、81年にデルタフォース入隊。デルタで小隊長・作戦将校・A戦闘中隊長(湾岸戦争中にスカッドミサイル捜索破壊チームを指揮)・副司令官・司令官、SOCEUR(在欧特殊作戦コマンド)司令官、USSOCOMの作戦計画・政策センター長、NATO軍即応統合タスクフォース司令官、在イラク多国籍軍の作戦担当参謀次長などを歴任し、退役しています。
そして、MACV-SOG隊員として現役軍人を務めた最後の人物でもありました。
> レンジャー殿堂
トム・ハンクス氏は映画「プライベート・ライアン」で第2レンジャー大隊C中隊長のジョン・H・ミラー大尉役を演じたからでしょうね^^
ちなみに、当時実在した第2レンジャー大隊C中隊長はRalph Goranson大尉という人物だそうです。
レンジャー殿堂は毎年複数人選ばれるので大物軍人や有名人が沢山ノミネートされています。
先述したHenry Shelton大将、James J. Lindsay大将、Bull Simons大佐、ベックウィズ大佐、Dick Meadows少佐もそうですし、以前に話題に挙げたDavid L. Grange准将やGlen E. Morrell上級曹長も殿堂入りしています。
他に、パウエル元国務長官(12代目統合参謀本部議長)、David E. Grange, Jr.中将(元グリンベレー。David L. Grange准将の父親。親子2代で殿堂入り!)、Frank D. Merrill少将(メリルズ・マローダーズ隊長)、William O. Darby准将(第2次世界大戦中に英軍コマンドー部隊を参考に第1レンジャー大隊を創設。現代レンジャーの生みの親)、Gary I. Gordon曹長およびRandall D. Shughart一等軍曹(両者ともブラックホークダウンで有名なソマリアで戦死したデルタフォース狙撃手。名誉勲章受章者)なども殿堂入りしています。
また、面白いところでいけばボブ・ケリー上院議員(ヴェトナム戦争に従軍し、SEAL隊員としては初の名誉勲章受章者)、そして時代をさらにさかのぼると、フレンチ・インディアン戦争中に英軍遊撃隊ロジャーズ・レンジャーズを指揮したRobert Rogers少佐や南北戦争中に南軍遊撃隊モズビーズ・レンジャーズを指揮したJohn S. Mosby大佐も名を連ねています^^
※画像はUSSOCOM現司令官Eric Olson海軍大将(中央の白い制服)から賞を受けるEldon A. Bargewell退役陸軍少将(右)です。
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from: H-2さん
2010年11月06日 05時42分10秒
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「Re:Re:Re:Re:こぼれ話」
> こんばんは、knob Turnerさん。
コメントが遅れて、すいません(^_^;)。
急に忙しくなって、最近ようやく一段落しました。
世間は、尖閣諸島での衝突ビデオの流出問題で大騒ぎになっていますね。
民主党政府がもっと早くビデオを公開していれば、こんな事にはならなかったのに…(-_-;)。
変な表現ですが、民主党は本当に、国民の支持を失うのが上手いと思います。
> また、軍を退いた後も特殊作戦・諜報活動・ロシア東欧情勢の専門家として政府の政策立案および決定に助言を行い、デルタフォースやISA(米陸軍史上、最も高度な機密扱いを受けている特殊任務部隊)の創設にも関与しています。
デルタやISAの創設にも…サム・ウィルソン中将は退役後にも、そんな活躍をしていたのですね。
「ISA」は、この掲示板でも以前、話題になった部隊ですね。
CIAとの連携が上手くいかなかったことから創設された、陸軍の情報収集部隊ですね。
「キラーエリート」というノンフィクション小説の題材になっていましたが、まだ未読なので、いつか読んでみたいと思っています。
> 1993年にレンジャー殿堂入り、95年には特殊作戦コミュニティの発展に大きく貢献したとしてUSSOCOMからブル・サイモンズ賞を受賞するなど、特殊部隊を語る上では欠かせない大物です^^
たしかに、すごい大物です(^_^)。
ところで、ブル・サイモンズ氏は1970年に、ソンタイ捕虜収容所の奇襲作戦を指揮した方ですよね。
第8特殊作戦グループの初代隊長だった方だと思います。
ブル・サイモンズ氏の名前を冠した賞があるのですね。
すいません、知りませんでした(^_^;)。
また「レンジャー殿堂」というのも、アメリカ陸軍の活動に大きな貢献があった方に贈られるものですよね。
ネットで検索したら、俳優のトム・ハンクス氏も殿堂入りしているのですね(^_^)。
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from: Knob Turnerさん
2010年11月01日 01時46分24秒
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「Re:Re:Re:こぼれ話」
こんばんは^^
> また、第二次大戦中の米陸軍には、第5307挺身隊、通称「マローダーズ」という特殊部隊もありましたね。
> 軍法違反で、営倉送りになった兵士を中心に編成されたとか…
中国―インド―ビルマ戦線にて日本軍を苦しめた"Merrill's Marauders"(メリルの略奪者達)ですね。
似たような例で、欧州戦線にてナチスドイツ軍から“悪魔の旅団”と呼ばれ恐れられた第1特殊任務部隊(米軍およびカナダ軍の将兵から成る混成部隊)も猟師、炭鉱夫、カウボーイ、前科者など様々な種類の人間が参加したそうです。
ちなみに、お手持ちの『特殊部隊全史』にも登場したと思いますが、米特殊作戦界および諜報活動界の重鎮であるサム・ウィルソン(Samuel V. Wilson)退役中将は大戦中、メリルズ・マローダーズの情報偵察小隊長でした。
1940年に16歳で一兵卒として陸軍入隊し、歩兵部隊に所属した後、少尉任官。OSS(戦略事務局。CIAの前身組織)勤務、メリルズ・マローダーズの情報偵察小隊長などを経験。
戦後、CIAへ出向してロシア語教育を受け、国務省のロシア語翻訳官を偽装身分として東欧諸国で情報活動に従事。その後、朝鮮戦争が勃発すると陸軍へ復帰し、当時創設されたばかりだった第10特殊部隊グループで勤務。
60年代初頭から70年代後半にかけて特殊作戦担当国防長官補佐官代理、在ヴェトナムCIAオフィスの秘密工作監督官、第6特殊部隊グループ司令官、JFK軍事援助センター(JFK特殊戦センターの当時の名称)の副司令官、第82空挺師団の作戦担当副師団長、在ソ連米大使館の駐在武官、CIA長官付き副官、DIA(国防情報局)長官などを歴任し、退役しています。
また、軍を退いた後も特殊作戦・諜報活動・ロシア東欧情勢の専門家として政府の政策立案および決定に助言を行い、デルタフォースやISA(米陸軍史上、最も高度な機密扱いを受けている特殊任務部隊)の創設にも関与しています。
1993年にレンジャー殿堂入り、95年には特殊作戦コミュニティの発展に大きく貢献したとしてUSSOCOMからブル・サイモンズ賞を受賞するなど、特殊部隊を語る上では欠かせない大物です^^
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from: H-2さん
2010年10月31日 08時38分50秒
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「Re:Re:こぼれ話」
こんにちは(^_^)。
> また、Shelton大将は統合参謀本部議長に指名されるまでUSSOCOMの4代目司令官を務めており、米軍特殊部隊のトップと米軍全体のトップを共に経験した(今のところ)史上唯一の軍人でもあります。
> 大物中の大物ですね^^
確かに、大物ですね。
Shelton大将が、ここまでまで上り詰めたのは、特殊部隊に限らず、色々な分野を経験してきたからなのでしょう。
ただ、こういう方が軍のトップになると、特殊部隊の活動に理解があるので、現役の隊員は嬉しいでしょうね。
> 四半世紀ぐらい前だと『特殊部隊勤務をすれば昇進の道が閉ざされる』などと言われ特殊部隊出身者が高位の役職に就くなど到底考えられませんでしたが、時代は変わるものですね^^
そうですね。
つい最近まで、特殊部隊は本当に日陰の存在でしたからね。
軍内部でも特殊部隊に対する感情は、色々あるのかも知れませんが…通常部隊とは違うイレギュラーな存在、として扱われていたのだと思います。
昔は狙撃手すら嫌われていましたから…。
また、第二次大戦中の米陸軍には、第5307挺身隊、通称「マローダーズ」という特殊部隊もありましたね。
軍法違反で、営倉送りになった兵士を中心に編成されたとか…(^_^;)。
この頃の影響が残っていて、特殊部隊勤務になったら「昇任の道が閉ざされる」と言われていたのかも知れませんね。
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from: Knob Turnerさん
2010年10月29日 00時11分36秒
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「Re:こぼれ話」
こんばんは^^
> やはり、特殊部隊の隊員よりも、広く浅く、軍で色々な分野を経験している人の方が選ばれやすいのでしょうか?
そうですね、SMAに限らずそのような傾向は強いと思います。
14代目の統合参謀本部議長を務めたHenry H. Shelton陸軍大将は特殊部隊出身者として初めて統合参謀本部議長に指名された人物ですが、彼の38年にわたる軍歴のうち特殊作戦分野で過ごした期間は約3年で、その他は様々な一般部隊で勤務しています。
また、Shelton大将は統合参謀本部議長に指名されるまでUSSOCOMの4代目司令官を務めており、米軍特殊部隊のトップと米軍全体のトップを共に経験した(今のところ)史上唯一の軍人でもあります。
大物中の大物ですね^^
ちなみに、陸軍と空軍でも既に前例ができています。
前陸軍参謀総長(35代目)のPeter J. Schoomaker大将はデルタフォース創設メンバーの一人として10年以上同部隊で勤務し、湾岸戦争ではデルタフォース司令官を、その後もJSOC(統合特殊作戦コマンド)司令官、USASOC(陸軍特殊作戦コマンド)司令官、そしてUSSOCOMの5代目司令官などを歴任して一度は退役したものの、当時のラムズフェルド国防長官直々の要請で一時的に現役復帰して陸軍参謀総長に就任しました。
また、現在の空軍参謀総長(19代目)であるNorton A. Schwartz大将は特殊作戦パイロット出身で、過去に第16特殊作戦航空団長、SOCPAC(太平洋特殊作戦コマンド)司令官、USSOCOMの副司令官などを歴任しています。
四半世紀ぐらい前だと『特殊部隊勤務をすれば昇進の道が閉ざされる』などと言われ特殊部隊出身者が高位の役職に就くなど到底考えられませんでしたが、時代は変わるものですね^^
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from: H-2さん
2010年10月28日 12時42分51秒
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「Re:Re:Re:こぼれ話」
こんにちは。
> Knob Turnerさん
『デルタフォース極秘任務』は、未読でした。今度探して読んでみます(^_^)。
グレン・モレル上級曹長…凄い人なんですね。
軍歴を見ると、まさに「特殊部隊人生」だと思います。
また、特殊部隊出身のSMAの方は、今まで2人…意外と少ないですね。
やはり、特殊部隊の隊員よりも、広く浅く、軍で色々な分野を経験している人の方が選ばれやすいのでしょうか?
> 予備役士長さん
陸上自衛隊にも、同様の制度があるのですね。
教えて頂いて、ありがとうございます<(_ _)>。
准尉の階級が無くなるとは、知りませんでした。まあ…給料が安く抑えられるという事なのでしょうか(^_^;)?
> ちなみに准尉は基本的に古参の隊員がなるもので、ヘタな若手の幹部は意見できないなどという場合もあったりします。
「星の数より、飯の数」という言葉を聞いたことがあります。
階級よりも、長く経験を積んでいる方が物を言うという意味でした。
ベテランは、やはり上官からも一目置かれるのでしょうね。
それと…やはり外人部隊を志願されていたのですね。
志願しようと考えて、実行するだけでも本当に凄いと思います(^_^)。
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from: Knob Turnerさん
2010年10月26日 23時07分13秒
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「Re:Re:こぼれ話」
米陸軍においてもSMA(陸軍最先任上級曹長)およびCSM(最先任上級曹長)は、制度上の階級として普通の上級曹長とは明確に区別されていて階級章も違いますが、いずれも上級曹長(Sergeant Major)をもって補職される役職であるため、いわゆる“ペイグレード”(給与等級)としては同じのようです。おそらく、それぞれの役職に付与される責務や権限、手当て等で差別化しているのでしょう^^
余談になりますが、もし、エリック・ヘイニという元デルタ隊員が書いた回顧録『デルタフォース極秘任務』をお持ちなら、最初のほうのページをペラペラとめくってみて下さい。
彼のレンジャー時代の上官で、グレン・モレル上級曹長という人物が登場するかと思います。ヘイニ曰く『例え魔王に会いに行けと言われても、それがモレル曹長の命令ならば正しいことのように思える』と述べるほど畏敬していた人物のようで^^;、実はこのモレル上級曹長(Glen E. Morrell)、後に7代目のSMAにまで昇り詰めています。
1954年に陸軍入隊し、第82空挺師団の砲兵などを経てグリンベレーに。第5・第8・第7特殊部隊グループを渡り歩き、第1レンジャー大隊の大隊CSM(部下にエリック・ヘイニ)や特殊部隊欧州分遣隊のCSMを経て1983年から87年の間、7代目陸軍最先任上級曹長として米陸軍全下士官の頂点に立ちました。
ちなみに、今のところ特殊部隊出身者としてSMAになったのは彼が二人目で、一人目は1968年〜70年の間に2代目SMAを務めたGeorge W. Dunaway上級曹長(故人。第1および第5特殊部隊グループに在隊)という人物です。
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from: 予備役士長さん
2010年10月26日 13時02分45秒
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「Re:こぼれ話」
>H-2さん
陸上自衛隊には現在、「先任曹長」という制度があり、各中隊に一人、そして連隊に最先任曹長がいます。
これは階級でなく、役職として存在し、主に部隊内の下士官以下(曹/士)の服務や管理を行っています。
駐屯地で緑の腕章を着けている人がそれらの隊員です。
この制度ができあがり、また人件費などのからみから、「准尉」の階級が廃止になるそうです。
ちなみに准尉は基本的に古参の隊員がなるもので、ヘタな若手の幹部は意見できないなどという場合もあったりします。
また、准尉は下士官と同じような処遇になるため、グリンベレー士官隊員やナイトストーカーズのパイロットの中には、昇任などによる移動を嫌がり、わざわざ准尉になりたがる人がいるそうです。
>外人部隊
はい(^O^;)
十年近く前に志願しましたが、入隊審査の三段階目直後に「聴力不可」で落ちちゃいました汗
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from: H-2さん
2010年10月25日 12時45分32秒
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「Re:こぼれ話」
こんにちは。
標題の「Re」が多くなったので、少し減らしました(^_^;)。
Knob Turnerさん
最先任上級曹長は、現場の意見を部隊長に上申する役割なんですね。
指揮官は現場の意見も踏まえて作戦を立案する訳ですね。
また、米陸軍のSMAは、参謀総長に直接意見を言うことができるのですから、すごい役職だと思います。
「下士官の元帥」と呼ばれるだけはありますね(^_^)。
勉強不足なのですが…日本の自衛隊には、このような制度はあるのでしょうか?
JTF-2に関しては、特殊部隊の内部編成は機密が多いですから、今後も詳細が公開される可能性は低いと思います。
また以前、Knob Turnerさんが取り挙げたように、カナダ軍の特殊部隊は組織改変が行われるようですから、JTF-2の内部編成も変わるかも知れませんね。
予備役士長さん
フランス語では、階級によって敬称が異なるのですね。
でも…なぜ予備役士長さんが?
外人部隊の入隊審査でも受けたのですか(^_^)?
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from: Knob Turnerさん
2010年10月24日 12時52分36秒
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「Re:Re:Re:Re:Re:こぼれ話」
連投で申し訳ないです^^;
下のGraham准尉長の経歴を見ていて気がついたんですが、JTF-2にはどうやら"Saber Squadron"(戦闘中隊)と"Operations Squadron"(作戦中隊)なるものの両方が存在するみたいですね。
どちらも実戦中隊で任務内容が異なるのか、はたまた片方が実戦、もう一方はまた別の活動を行うのか…??です。
SASやデルタにおいて実際に戦闘や作戦を行う中隊はいずれも"Saber Squadron"と呼ばれていますが、JTF-2(一応、SASやデルタとつながりのある親類部隊)の場合は。。。
まだまだ謎が深い部隊ですね^^;
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from: Knob Turnerさん
2010年10月24日 12時32分42秒
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「Re:Re:Re:Re:こぼれ話」
> 実際に戦場で戦う人の経歴まで掲載するなんて、凄いですね。
> そこまで公開するということは、あまり軍事機密が無いと言うことなのでしょうか?
> 特殊部隊の准士官や特務曹長は、さすがに非公開ですよね?
すみません、少し語弊がありましたね^^;
掲載されているのは各司令部、旅団や艦隊などの大部隊本部、後方支援部隊などに所属している人物だけで、全員ではありません。おっしゃるとおり、実際に前線で戦う戦闘部隊や特殊部隊の人間は非公開です。
ただ、カナダ軍特殊部隊を統括するCANSOFCOM(カナダ特殊作戦部隊コマンド)の准士官は載ってました。
John H. Graham准尉長という人物で、軽歩兵や空挺兵を経て1995年にJTF-2へ入隊し、同隊に14年半所属。その間に戦闘員、分遣隊長、選抜課程担当准尉、小隊副官、小隊長代理、戦闘中隊および作戦中隊の中隊先任曹長、部隊最先任上級曹長などを務めています。
いやはや、驚きの経歴です! まさにJTF-2の「生え抜き」ですね^^
余談ですが、「最先任上級曹長」というのは大隊規模以上の部隊や司令部における下士官のトップのことで、所属する組織の長(部隊なら部隊長、司令部なら司令官)に対して下士官の立場からあらゆる助言を行います。
米軍ではCSM(Command Sergeant Major)、英軍および英連邦系軍隊ではRSM(Regimental Sergeant Major)と呼ばれますが、職務内容としてはほぼ同じはずです。
特に、米陸軍全体の下士官のトップであるSMA(Sergeant Major of the Army=陸軍最先任上級曹長。陸軍内でたった一人しか選ばれず、陸軍参謀総長へ直接助言できる)は『下士官の元帥』とも呼ばれ、畏敬されています。
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from: Knob Turnerさん
2010年10月24日 11時16分02秒
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「Re:Re:Re:Re:こぼれ話」
欧州系軍隊では今なお中世時代の伝統を受け継いでいるところが多いですよね。
現在では伝統的象徴になりつつある連隊制度や、それと関連して、例えば同じNATO軍制度を採用していてもどうして米軍と英軍で連隊長の階級が違うのか(米軍は大佐、英軍は中佐)など、調べていくと興味深い話がたくさんあります^^
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from: 予備役士長さん
2010年10月21日 17時33分59秒
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「Re:Re:Re:こぼれ話」
各国軍隊と外国語の話題がでてたんで、ちょいと横道に…(^O^;)
軍隊は特にお国柄がでる場所ですが、上官への返答で体験した話しがあります。
自衛隊なら上官には「了解」、「わかりました」など、通常会話に近い返事で済み、アメリカなど英語圏では語尾に「Sir」や「Mam」になりますね。
フランスはさらに細かかったです。
某所で体験したのですが、入隊希望者が二等兵や一等兵には「ウィ」(すいません、フランス語書けないんで汗)だけで返事をし、伍長以上になると「ウィ、カポラル!」と語尾に階級をつけます。
さらにこれが指揮官クラスの相手には
「ウィ、モン・コマンダール!」
(はい、私の指揮官殿!)
と返すようになります。
やはり昔ながらの貴族階級のしきたりが生きてるのかもしれません。
ちなみに、始めてこれを言わなきゃならないときに、練習させられ、
「絶対間違えないように。」
と念を押されました
ま、その後使う必要なくなったんですけどね(笑)
階級やこういった会話のシステムに昔ながらの伝統が生きていたりして興味深いなと思ってました
(^O^)
話しが横道にそれてスイマセンでした汗
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from: H-2さん
2010年10月19日 22時05分58秒
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「Re:Re:Re:こぼれ話」
こんにちは(^_^)
>カナダ軍にいたっては組織が小規模なためか、佐官クラスや准士官/特務曹長クラスまで載っています。
実際に戦場で戦う人の経歴まで掲載するなんて、凄いですね。
そこまで公開するということは、あまり軍事機密が無いと言うことなのでしょうか?
特殊部隊の准士官や特務曹長は、さすがに非公開ですよね?
またドイツ軍も、意外と情報を公開しているんですね。
ナチス時代の反動で「開かれた軍隊」を目指しているのかも知れませんね。
それとドイツ語の翻訳は…確かに難しいですね。
私も学生の頃に2年位、ドイツ語を勉強しましたが、全く忘れてしまいました(^_^;)。
ドイツ語は日常生活で、あまり目にしませんから、接していないとすぐに忘れてしまいますね。
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from: Knob Turnerさん
2010年10月17日 13時51分09秒
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「Re:Re:こぼれ話」
こんにちは^^
> それにしてもアメリカ軍の将校は、本当に詳細な経歴が判明しますね。アメリカ以外の軍隊でも、こんなに詳しく将校の経歴が分かるものなのでしょうか?
そうですね、自分がチェックしてる中だと他にオーストラリア軍、カナダ軍、ドイツ軍などがオフィシャルバイオグラフィーを公開しており、カナダ軍にいたっては組織が小規模なためか、佐官クラスや准士官/特務曹長クラスまで載っています。
ただ、英語圏のものは訳しやすいですが、ドイツ軍とかになると辞書片手の翻訳作業になるのでなかなか辛いですね^^;
階級とか役職などの固有名詞、表記や意味が英語に近い単語なんかはまだ覚えやすいですが、ちょっと長い文章などになると即アウトです(苦笑)
ちなみに、
Kommandeur = Commander 司令官
Stellvertretender Kommandeur = Deputy Commander 副司令官
Chef des Stabes = Chief of Staff 参謀長
Generalmajor = Major General 少将
Brigadegeneral = Brigadier General 准将
Oberst = Colonel 大佐
らしいですね^^
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from: H-2さん
2010年10月15日 22時30分27秒
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「Re:こぼれ話」
こんばんは(^_^)。
Joseph D. Kernan海軍中将、国防長官付きの上級軍事補佐官ですか…。
確かに出世コースという感じの役職ですね(^_^)。
それにしてもアメリカ軍の将校は、本当に詳細な経歴が判明しますね。アメリカ以外の軍隊でも、こんなに詳しく将校の経歴が分かるものなのでしょうか?
> 海軍特殊戦コミュニティは陸空軍に比べると小規模ですが、近年になってSEAL出身の将官(特に中将以上)の人数が増えてきていますね。
> U.S.SOCOMがEric Olson海軍大将の体制になってから海軍勢が勢いづいた!?^^
SOCOMのトップが海軍大将ですから、現在は海軍特殊部隊の影響力が強いのかもしれませんね(^_^;)。
あるいは海軍将校が、それだけ重責を担うようになった、ということなのかも知れません。
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from: Knob Turnerさん
2010年11月12日 02時07分22秒
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「Re:Re:こぼれ話」
> Ernest K. Tabata上級曹長
もしかしたら、まだ教官やってるかもしれませんね!
2004年にブル・サイモンズ賞を受賞した当時73歳でまだ現役だったので、特に何もなければまだ続けてるかも^^
それにしても、このTabata氏といいBilly Waugh氏(元グリンベレーのヴェテラン。70代という高齢ながらアフガンでビン・ラディン狩りに参加)といい本当にスゴイですね。。。
Tabata氏は1931年のハワイ生まれで、48年に陸軍入隊。戦闘工兵として戦後占領下の日本や朝鮮戦争で活動した後、一度は名誉除隊するものの、55年に再入隊。第82空挺師団などを経て第7特殊部隊グループへ入隊し、ラオスでの秘密作戦を行っていたホワイトスター移動訓練チームに参加(この時の司令官はブル・サイモンズ中佐)。その後、特殊部隊訓練グループの破壊工作担当教官や第1特殊部隊グループのHALOチーム先任軍曹を経て、MACV-SOGに参加。偵察チーム隊長としてラオス南部での極秘越境偵察作戦、空爆目標の事前偵察とBDA(爆撃損害評価)、ソ連製大砲部品の破壊工作などに従事。この間、ブロンズ・スター勲章とパープル・ハート勲章を受章。ヴェトナム戦争後、第10特殊部隊グループでの勤務を経て第7特殊部隊グループのCSM(最先任上級曹長)に就任し、81年に退役。
そして84年からはご存知の通り、JFK特殊戦センターにて特殊部隊工兵下士官課程の民間人教官を務めています。今現役のグリンベレー隊員で工兵課程を修了している者は、全て例外無くTabata氏から訓練を受けているそうです。
おそらく、故・三島軍曹とは現役時代から親交があったんでしょうね^^
お二方とも特殊部隊入隊時期がほぼ同じですし、64年には沖縄駐留の第1特殊部隊グループにいたようです。また、MACV-SOGにいた時期も重なっています^^
Tabata氏はCCN(北部指揮統制センター。北ヴェトナムとラオスを担当)のRT(偵察チーム)所属、三島軍曹はCCC(中部指揮統制センター。南ヴェトナム、ラオス、カンボジアを担当)のRT所属だったみたいですね。
画像は当時のUSSOCOM司令官Bryan D. Brown陸軍大将(左)からブル・サイモンズ賞を受けるTabata氏(右)です(2004年撮影)。
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