サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
from: Knob Turnerさん
2011年05月21日 18時22分34秒
icon
USSOCOM Bull Simons Award 2011
毎年、特殊作戦コミュニティに大きく貢献したと認められる人物に贈られるBullSimonsAwardですが、今年の受賞者はJackSinglaub少将だ
毎年、特殊作戦コミュニティに大きく貢献したと認められる人物に贈られるBull Simons Awardですが、今年の受賞者はJack Singlaub少将だそうです。
JackことJohn K. Singlaub少将は1921年、カリフォルニア州生まれで、1943年にROTC(予備役将校訓練課程)を経て任官。
第515落下傘歩兵連隊でパラシュート降下訓練を受けていた際に足を骨折し、完治を待つ間に他に何か役に立とうと破壊工作の訓練も受けた結果、空挺降下と破壊工作の技術を持つことからOSS(戦略事務局)にスカウトされます。
OSSおよびイギリスのSOE(特殊作戦執行部)で訓練を受けた後、ジェドバラチーム隊長としてナチス・ドイツ占領下の南フランスに潜入し、フランスSASなどと共にレジスタンスを組織。また、中国戦域では日本軍に囚われていた友軍捕虜の救出作戦を成功させます。
戦後はCIAへ出向して米軍連絡部長を偽装身分として旧満州で秘密工作を行い、陸軍復帰後は第82空挺師団の大隊副官やレンジャー訓練教官を務め、朝鮮戦争ではJACK(在韓統合顧問委員会)と呼ばれるCIAの秘密作戦組織に参加。
その後は第8歩兵師団第16歩兵連隊長や陸軍参謀本部での勤務を経て、ヴェトナム戦争ではMACV-SOGの3代目司令官として数多くの特殊作戦に関与。続けて、第8歩兵師団の作戦担当副師団長、OTC(陸軍運用試験コマンド。様々な新装備や新技術をテストする部署)の参謀長、在韓米軍司令部の参謀長などを歴任して1978年に退役しました。
特殊部隊とレンジャーの殿堂入りを果たしており、現在でも戦友会のイベント等には元気なお姿を見せているそうです^^
まさに、米特殊作戦界の『生ける伝説』の一人ですね。
ついでにもう一つニュースを。
この度、国防総省の経費削減政策の一環として廃止が決まったUSJFCOM(統合戦力コマンド。即応予備兵力や核戦力などを統括)ですが、それに伴い配下にあったSOCJFCOM(統合戦力特殊作戦コマンド)が、SOC-JC(統合能力特殊作戦コマンド)と名前を変えてUSSOCOMの直轄下に移管されました。
なお、名前が似てますがデルタやDEVGRUなどを指揮しているJSOC(統合特殊作戦コマンド)とは全く別の組織です。念のため^^
元々、SOCJFCOMはSOCCENT(中央特殊作戦コマンド)やSOCPAC(太平洋特殊作戦コマンド)のようなTSOC(戦域特殊作戦コマンド)ではなく、米軍特殊部隊の日々の合同演習や訓練、海外特殊部隊との訓練の受け入れ調整など地味ながら重要な役割を果たしてきましたが、それは今後も変わらないとのことです。
※画像はJack Singlaub少将。
-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 1
-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
icon拍手者リスト
from: H-2さん
2011年06月01日 18時09分58秒
icon
「Re:USSOCOM Bull Simons Award 2011」
返信したかったのですが、忙しくて返信が遅れました(^_^;)。
いつも貴重な情報の掲載、ありがとうございます<(_ _)>。
John K. Singlaub少将は、記事にも書かれているように、まさに「伝説の人」だと思います。
幾多の戦闘や特殊作戦が、少将のような人物を作り上げたのだと思います。
伝記があれば、凄い内容になりそうですね。
既に出版されていて、私が知らないだけかもしれませんが…(^_^;)。
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
閉じる
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
閉じる
icon拍手者リスト