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from: H-2さん
2011年08月03日 18時56分41秒
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ノルウェーで発生したテロ事件について
最近は暑くなったり、涼しくなったり…何だか気温の変動が激しいですね(^_^)。
皆様も風邪を引かないように気をつけてください。
さて今回は、ノルウェーの首都オスロと、ウトヤ島で発生したテロ事件について書き込みます。
例によって文章にまとまりが無いかも知れませんが、御容赦下さい(^_^;)。
このテロ事件の犯人は、国粋的な思想に基づいてノルウェー首相を暗殺するため、政府庁舎で爆弾テロを行い、さらに首都オスロ近郊の「ウトヤ島」で、銃を乱射し多数の死傷者を出しました。
この事件で警察は、ウトヤ島にいた被害者から通報を受けたのですが、島に警察官が到着するまで約1時間かかってしまい、到着するまでの間に多数の人が銃撃で亡くなりました。
到着が遅れた理由として、島に向かうためのボートが小型のものしか用意できず、装備を積載しきれなかったそうです。
また報道によれば、ノルウェー警察が保有するヘリは、ほとんどが上空監視を行うための小型ヘリで、島に警察官を輸送できるヘリコプターを警察は1機しか所有しておらず、そのヘリコプターの飛行時間も制限されていたそうです。
ウトヤ島では多くの人が無くなっているので、警察が「装備不足」と国民から批判されるのは、止む得ないと思います。
この事件で、ウトヤ島に向かった警察の特殊部隊についても取り挙げます。
事件の発生を受けてウトヤ島に向かったのは、ノルウェー国家警察の特殊部隊「BeredskapsTroppen」です。カタカナで表示するのは…難しいですね(^_^;)。
この部隊は略して「BT」と呼ばれていますので、以下BTと記載します。
「BeredskapsTroppen」というノルウェー語は、英語に直訳すると「ContingencyPlatoon」になるそうですから、日本語に意訳すると「即応小隊」と言った名称になると思います。
また、この部隊は通称「デルタ」と呼ばれることもあるそうです。
BTは人質立てこもり事件や、凶悪犯罪の対処以外に、テロ対策も担当しており、「SWATの強化版」と言ったところで、アメリカ連邦捜査局の特殊部隊「HRT」に相当する部隊です。
部隊の本部はオスロにあり、隊員の総数は約50名と言われています。
装備している銃器は、SIG226自動式拳銃、MP5、カナダ「Diemaco」社のC8自動小銃などです。
BTはコソボ紛争後、2004年にカナダと欧州6ヶ国で編成された国際警察部隊「スペシャルチーム6」に参加しています。
ですからBTは、ノルウェーを代表する警察特殊部隊と言えます。
以上のことから部隊のレベルは高いのですが、今回のテロ事件では、部隊の展開能力が課題となりました。
警察自体が輸送ヘリをほとんど持っていないため、緊急事態の際はノルウェー空軍と連携して活動することになっていたのですが、今回は迅速な連携が取れなかったようです。
警察が新たに特殊部隊展開用の輸送ヘリを購入するか、あるいは、空軍とのさらなる連携強化が必要になると思います。
仮に、ウトヤ島のような事件が日本で発生した場合、警察の展開能力はどうでしょうか?
ウトヤ島はノルウェーの首都オスロから約40キロの距離にあります。
日本の首都、東京を管轄する警視庁は、ヘリコプターを15機保有しています。
この内、長距離を飛行可能な中型ヘリを6機保有し、さらに大型ヘリも2機保有しています。
警視庁が、多数のヘリコプターを保有している理由は、犯罪やテロ対策だけでなく、災害発生時の救助活動も想定しているからです。
日本でウトヤ島に相当する島というと…東京の近郊では伊豆大島くらいしか思い浮びませんが(^_^;)、その程度の距離であれば、ヘリの保有数から考えて、警視庁には充分な展開能力があると言えます。
ただし日本は島国なので、小笠原諸島のように、東京から約1000キロ離れている島もあります。
ですから、遠隔の島で凶悪事件やテロが発生した際は、海上保安庁や自衛隊との連携が重要であると思います。-
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