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from: H-2さん
2015年12月24日 18時45分16秒
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警視庁SATと神奈川県警SATの合同訓練について
こんにちは、今年もあと僅かですね。
ここ数年は1年が過ぎるのが本当に早く感じます。
皆様、いかがお過ごしでしょうか(^_^)。
さて今回は、12月22日に警視庁と神奈川県警のSATが合同訓練を実施したので、その事について書き込みます。
内容にまとまりが無い点もあるかと思いますが、御容赦下さい(^_^;)。
12月22日に警視庁と神奈川県警察に所属するSATの合同訓練が開催されました。
所属の異なるSATの合同訓練が報道機関に公開されたのは、今回が初めてです。
訓練場所については「東京都内の訓練施設」と報道されています。
今年9月に、警視庁銃器対策部隊から選抜された「ERT」という部隊が、東京都江東区の施設で報道機関に訓練を公開しており、今回のSATの訓練は、施設の形状がERTの訓練場所と同じなので、おそらく「警視庁術科センター」の内ではないかと思います。
この訓練の動画はネット上で複数公開されていますが、部隊の装備など詳細が特に分かりやすい動画がYOUTUBEに公開されていたので、以下に掲載します。
この動画を基にして、個人的な感想を書き込みます(^_^;)。
まず、この動画では、最初に4名のSAT隊員が射撃訓練を行っています。
今回は警視庁と神奈川県警の合同訓練とのことですが、詳しい解説が無いため、どの隊員が警視庁SATの隊員で、どの隊員が神奈川県警SATの隊員なのかがよくわかりません(^_^;)。
ですが、最初の射撃訓練の映像を見ると、左側2人の隊員は、2007年に公開された警視庁SATの隊員と装備が非常に似ています。それに対して右側の2名の隊員は基本的な装備は他の2名と共通するのですが、メルメットとベストの後部に青色のテープを付けています。
また、青テープの隊員は機関拳銃にフォアグリップを装着しており、2007年に公開された警視庁SATの隊員と比べて細かい仕様が異なることから、こちらが神奈川県警SATの隊員と推測されます。
この射撃訓練でSAT隊員は右手、左手での片手撃ち、機関拳銃から拳銃への切り替え、弾倉交換後の連続射撃などを行っています。
また、この動画の開始から20秒ほどの場面で、警視庁SATと見られる隊員の拳銃には、細い半透明のランヤード(脱落防止用の紐)が付いていることが確認できます。
訓練に参加したSAT隊員は拳銃、機関拳銃共に扱いに慣れており、普段から相当な回数の射撃訓練を行っていることが推測されます。
また、この訓練で隊員は、弾を撃ち切った弾倉を、当然のように床に落として、新しい弾倉と交換しています。
日本の警察では、通常、撃ち切った自動式拳銃の弾倉を地面に捨てるという事は、まず行わないと思います(^_^;)。
これに加えて、隊員は人型標的の頭部へ集中的に射撃を行っている事から、SATは日本の警察の中でも、非常に例外的な組織であることが分かります。
動画の開始から1分30秒位から、6名の隊員による閃光弾を使用した突入訓練が行われます。
先頭の神奈川県警SATと見られる隊員は、機関拳銃のホロサイトの後ろにブースター(望遠スコープ)を取り付けています。
これは私が知る限りでは今回初めて確認できた装備で、隊員が防弾バイザーを上げて使用していることから、近距離での狙撃用と推測されます。
隊員は閃光弾の扱いに慣れており、警視庁と神奈川県警の隊員は、一つの突入班としてよく連携がとれていることから、普段から合同訓練が頻繁に行われていると推測されます。
動画ではこの後、テロリストの狙撃と突入による人質救出訓練が行われています。
狙撃班が使用しているライフルは暗いため判明しませんが、報道機関に公開可能な銃ですから、豊和工業製の「M1500」ではないかと思います。
この訓練では、5名の神奈川県警SATと見られる隊員が、狙撃班の狙撃後、ドアから出てきたテロリストを制圧し、人質を救出しています。
この動画の開始から2分20秒くらいのところから、テロリスト制圧の際の無線通話が公開されています。
通話では「エスツー」という呼称名が呼ばれていますが、これはおそらく「S2」のことで、Sは狙撃手(スナイパー)のことだと推測されます。
訓練では「エスツー」が指揮本部に対して「狙撃完了」という報告を行っています。
またテロリストがドアから出てきた時は、指揮本部と隊員が「緊急、緊急」という通話をしています。これはテロリストが突発的な行動をとった際の報告方法ではないかと思います。
長々と書き込んでしましましたが(^_^;)、今回の公開訓練の動画を見ると、SATの隊員は射撃の練度が高く、隊員間の連携もよく取れており、欧米のテロ対策部隊と同等の実力はあると思います。
また、2007年以降はSAT支援班の体制も整備されており、責任者である警視総監や道府県警本部長が突入や狙撃の決断を適切に行うことができれば、SATは本来の能力が十分に発揮できると思います。-
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