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  • from: H-2さん

    2016年07月15日 08時40分19秒

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    警察系特殊部隊オタクさんへの回答について

    こんにちは。

    >「現代の特殊部隊 テロと戦う最強の兵士たち その組織 装備 作戦を見る 坂本明著 」のp70に、治安維持・要人警護・対テロリズム(凶悪犯の逮捕や人質救出)といった任務に対応できるように訓練される警察の特殊部隊は人質救出部隊ともいえ、広範囲な作戦遂行能力は持っていない。
    つまり、警察系特殊部隊=人質救出作戦部隊と言う風な書かれ方をしているんですが、どうなんでしょう?

    坂本明氏はイラストレーターとしても有名な御方ですね。
    坂本氏の著書の文中に、警察の特殊部隊は「広範囲な作戦遂行能力は持っていない。」と記載されています。
    警察系特殊部隊は、破壊工作やゲリラ戦の指導、民事作戦といった活動は行ないません。
    ですから文中の表現は、軍事系特殊部隊と比較して、任務の内容が限定されるという意味だと思います。
    また文中には「人質救出部隊ともいえ」と表現されており、警察系特殊部隊=人質救出作戦部隊と断定している訳ではありません。

    >だとすると、警察のSATや海保のSSTも人質救出作戦部隊ですか?

    人質の救出は任務の一つですが、公開された訓練を見る限り、人質救出だけを任務としている訳ではありません。
    2010年と2013年には、原子力発電所をテロリストが襲撃したとの想定でSATが制圧訓練を行っています。
    なお2013年の訓練では、船で上陸を試みるテロリストに対して、SSTが制圧を行っています。
    いずれも人質はいないという想定で行われた訓練です。
    個人的な見解になりますが、SATやSSTは「テロ対策部隊」と表現するのが妥当なのではないかと思います。

    >つまり警察組織から見て特殊任務という定義は、凶悪犯やテロリストが人質を取って籠城していて普通の警察官や海上保安官が手も足も出せないケースの事を言うんですか?

    これも個人的な推測ですが、警察であれば犯人が市街地で銃を乱射したり、銃器を所持して重要施設を襲撃するような事態も含まれると思います。
    また海上保安庁であれば、船内暴動に対してヘリからの突入と制圧、船舶に仕掛けられた爆弾などの無力化も任務に含まれると思います。

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