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  • from: H-2さん

    2016年07月25日 15時36分57秒

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    警察系特殊部隊オタクさんへの回答。

    こんにちは。

    >2001年の北朝鮮工作船領海侵犯事件のようなことは今後も起こり得るでしょうか?

    今後は無い、とは言い切れません。
    朝鮮戦争が再び起きれば、日本に武装工作員を送り込むため、工作船が使われることになるかも知れません。
    海上で工作船が発見されれば、基本的には海上保安庁の担当になりますが、現在では巡視船の装備も強化されており、海上自衛隊も対策を取っていますから、工作船は逃げ切れないと判断すれば、自沈する可能性が高いと思います。

    >加えて、今まではあれほど頻発していたのに、あの日を境にまったくあのようなの事が起こっていないのは何故なんでしょうか?

    個人的な推測を記載します。
    2002年に金正日は、北朝鮮の一部の者が勝手に工作船で日本へ侵入し、拉致を行った、という主旨の発言をしました。
    このような声明を出した後に、日本の領海内で工作船が発見されれば、北朝鮮の軍や情報機関が金正日の許可を取らず、勝手に活動しているということになります。
    つまり、北朝鮮の最高指導者が軍や情報機関を統制できていない、ということになってしまうため、工作船を使用した侵入は行われなくなったのではないかと思います。
    また、2001年の工作船事件以降、日本は偵察衛星の運用を開始しました。
    運用の詳細は当然不明ですが、北朝鮮の工作船の動向も監視していると言われています。
    ですから北朝鮮の港を工作船が出港しても、すぐにバレてしまうため、工作船による侵入は実行できなくなった、という理由もあるのではないかと思います。

    >航空軍事用語事典に治安特殊部隊なる名前のページがあったのですが、治安特殊部隊なんて聞いたことがありません。
    航空軍事用語事典に記述されている情報って信憑性があるんですか?

    「航空軍事用語事典」というサイトは、誰でも編集できるネット百科事典です。
    「治安特殊部隊」という項目を確認しましたが、いわゆる「治安組織系、警察系、法執行機関系」などと呼ばれている特殊部隊の事について解説しています。
    これらの言葉は、アメリカのSWATやFBI-HRT、ドイツのGSG9やSEK、日本のSAT、SITやSSTなどの特殊部隊を総称した言い方であり、「この呼び方でなければ駄目」という決まりはありません。

    航空軍事用語事典というサイトは、専門家が執筆した書籍ではないため、「治安特殊部隊」という言葉を掲載して解説しても、全く問題は無いと思います。

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