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  • from: H-2さん

    2016年10月25日 20時45分05秒

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    警察系特殊部隊オタクさんへの回答について(複数回答)。

    こんにちは。

    〉SSTの任務内容を可能な限り挙げていただきたいんですが
    あと、公開はされていませんがSSTの選抜基準を推測していただけないかと

    過去に何度か同種の質問に回答しているため、この話題に回答するのは、これで最後とします。
    以下の記載内容には、個人的な推測が含まれています。

    SSTの任務について

    主要な任務は海洋テロや、船舶乗っ取り事案への対処です。
    海洋テロは、北朝鮮の工作船のような事態だけでなく、爆発物や化学兵器を使用したテロを含みます。
    船舶乗っ取りは、テロリストが銃を所持して船舶を占拠する、という事態だけでなく、貨物船の船員が暴動を起こし、船長を監禁した場合も含みます。
    また過去にSSTは、邦人保護を目的として巡視船に乗船したことがあるようですが、現在は法律が改正されたため、邦人保護は海上自衛隊の任務になっているようです。
    さらに皇族や政府要人が海上保安庁の巡視船やヘリを使用する場合は、警護を行っています。

    その他の任務として、密漁船や麻薬密輸船の摘発が挙げられます。
    これらの任務は、SSTが所属する警備部門の任務ではありませんが、本庁の刑事課や国際刑事課の応援要請を受けて、行われているようです。
    また、SSTは海難救助も行っているようですが、周辺海域に巡視船がいない場合など、非常の際に行っているのではないかと推測されます。
    さらに、SSTはフィリピンの海洋警察に技術指導を行っています。

    SST隊員の選抜基準について

    まずは候補者個人の人間性、例えば他の隊員との協調性などが重視されるでしょう。
    また判断能力や身体能力も問われるでしょう。
    体力に自信があったとしても、銃弾が飛び交う状況で冷静に対処できない者は、特殊部隊員として不適格です。
    さらに射撃や潜水、語学が得意であるなど、候補者個人の特技も重視されると思います。

    〉すこし特殊部隊とは内容が違いますが、海上保安庁の潜水士ってどんなことを任務としており、何メートルまで潜れるんでしょうか?

    潜水士は海難救助を任務としています。
    船が転覆し、船底が上になった状態でも、船内に空気が残っていれば、沈没を免れる場合があります。船内に取り残された船員が、生存している可能性もあるため、潜水士がスクーバ潜水で船内に入り、生存者の救助を行います。
    実際の出動では、遺体を収容する事の方が多いようです。
    また、スクーバ潜水での最大深度は70から80メートル程度ですが、減圧症の対策から急速な浮上はできないため、実際にこの深さまで潜水して活動することは、ほとんど無いと思います。

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