h2さんお久しぶりです。
和歌山の立てこもり事件、いくつか気になる点があったのでご質問させていただきます。以前に、h2さんはこの掲示板で
「この制度は「タスクフォース制度」と呼ばれていますが、派遣された捜査員の任務は、あくまで「地元警察の支援」に限定されています。
つまり、最終的な突入と犯人逮捕は、地元警察の捜査員が行うことになります。」
とおっしゃっておりましたが、今回は事件発生早期から大阪府警maatが介入していましたが、報道を見ると、ホテルへの突入も立てこもった犯人への説得や身柄確保もほとんどMAATがやっているような印象を受けました
。これは「地元警察を立てる」警察庁の方針が変わったと見ていいんですかね？

あと、タスクフォース制度についてですが、
https://kotobank.jp/word/%E7%89%B9%E6%AE%8A%E4%BA%8B%E4%BB%B6%E6%8D%9C%E6%9F%BB%E7%8F%AD-1725527
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これを見ると「警視庁、大阪、北海道、愛知、福岡の5都道府県警察に「特殊班派遣部隊」が編成されて全国的な応援態勢が設けられている」
とありますが、やっぱり警視庁sitと大阪府警maatだけで全国をカバーするのは無理だと判断したのですかね？

特殊部隊員ってみんな政治的に保守何ですか？

以上

こんにちは。

＞つまりは特殊部隊員の格闘術は任務に応じた強さということでしょうか？例えば格闘家のような試合向けではなく、実戦的なものをやっているという理解で良いか？

その通りです。
SATやSSTの格闘術については、詳細不明ですが、様々な武道や格闘技から、任務に合った技を選択、改良したものではないかと推測されます。
こうした格闘術は、競技形式にして競技に勝つ事に特化するためのものでは無いので、想定動作や型が主な訓練ではないかと思います。

＞SAT隊長は突入したりしませんが、他の隊員と同様に格闘術はやっていますか

やっていなければ、隊員の行動や活動が理解できません。
推測ですが、SATの隊長は、警部補位の階級でSATの隊員(班長)を経験し、警視の階級に昇任した方々の中から任命されるのではないかと思います。

こんにちは。

＞格闘能力は個人の力量によるという回答が得られましたが、でも弱ければ特殊部隊（SAT、SST）員にはなれないでしょう？

先ほど回答した内容を読んでもらえれば分かると思いますが、私が「個人による」と回答したのは格闘能力では無く、「柔道や剣道の技量」です。

柔道や剣道は、警護係や特殊部隊員が任務として習得する格闘術とは異なります。
柔道や剣道の試合には、当然ですがルールがあり、禁じ手もあります。
例えば、柔道では当身（打撃）技の禁止や、投げた際には頭からではなく、背中から落とす、などです。
剣道では足を狙って打突する事や、相手を殴ったり、蹴ることは禁止です。
このようにルールがある試合では、競技に特化した強さが追及されます。
つまりボクシングのプロ選手や、大相撲の力士のような強さです。

なお、警察には「武道採用」という採用枠があります。
これは一般の警察官採用試験とは異なり、柔道や剣道の技量や、過去の試合での成績などで採用されます。
採用されれば身分は警察官ですが、若い頃は都道府県警察の代表選手として活動し、年齢を重ねると、一般警察官への柔道や剣道の指導者になります。
こうした武道枠採用者は柔道や剣道のプロですから、各都道府県警察で最強の柔道家、剣道家はこの方達でしょう。
ですが、警護係や特殊部隊員は、一般の警察官採用試験で採用された警察官です。
幼少の頃から、陸上競技やテニスをやっていた方もいるでしょうし、ラグビーをやっていた方もいるかもしれません。
また、中には武道枠で採用されるほどではありませんが、柔道や剣道をやっていたという方もいるかもしれません。
柔道や剣道の試合に強い選手というのは、例外もありますが、多くの場合は幼少の頃から継続して柔道や剣道を続けていた方です。
特に剣道の試合に関しては、持って生まれた身体能力だけで勝つという事は、まず不可能です。
特殊部隊は様々なスポーツや運動、武道（空手などが推測されます）の経歴を得た警察官で構成されていますから、柔道や剣道の試合を警護係と行ったら、どちらが強いか、という事に関しては、個人の経歴によるとしか答えようがありません。
一般的には幼少の頃から、長く柔道や剣道を続けていた方がいれば、その方が有利、ということになると思います。

また、海上保安庁では武道採用というものは確認できませんでした。
柔道や剣道の高段者が、SSTの隊員になる可能性もありますから、警察の警護係と試合を行って、どちらが強いかという事は、さらに分からないと思います。

＞最新　日本の対テロ特殊部隊　ｐ112　より質問
船内での人質事件　とは、シージャックのことを指すのか？

一般的にはそうでしょうね。
現場が巨大な豪華客船で、犯人が単独であれば、船室の一部だけを占拠して立て籠り、船は乗っ取られていない、という状況もあるかも知れません。

船内での人質事件　とは、シージャックのことを指すのか？

こんにちは。

＞最新　日本の対テロ特殊部隊　柿谷哲也　菊池雅之　ｐ110　にSSTの任務内容が書かれているのですが、その中で次のように書かれています。
テロリスト情報に基づいた沿岸部の空港、原子力関連施設、在日米軍施設などの警備と書かれていますが、テロリスト情報って何ですか？
それと大量破壊兵器の輸送情報に基づいた船舶立入検査とも書かれていますが、大量破壊兵器の輸送情報って何です？

テロリスト情報は文字通り、海上でのテロリストの活動や、テロ計画に関する情報でしょう。
また、大量破壊兵器の輸送情報も言葉どおりの内容です。
具体的には、北朝鮮が他国に弾道ミサイルの部品や、核物質を密輸しようとした時の情報などです。
なお、海上保安庁の本庁には、警備課とは別に「警備情報課」という部所があります。
警備情報の収集や分析を行っており、この組織が警察で言うところの、公安、外事に相当します。
警備情報課については海上保安庁のホームページに紹介されていますが、活動の詳細は公表されていません。
おそらく、警察や外国の情報機関と連携し、これらの機関から届いた情報を分析し、SSTに出動を要請するのではないかと推測されます。
また、警備情報課の捜査員が警察や公安調査庁のように「協力者」を獲得して、独自に情報を入手している可能性もありすが、このような活動が公表されることは無いでしょう。

＞陸上におけるSATの役割とはどんなものですか？

警察が要人警護をする際、黒色のバンタイプのシボレーが警護車列に加わっていることがあります。
この車は、防弾仕様で銃眼が付き、後部ドアが観音開きになっています。
推測ですが、この車両には完全装備のSAT隊員が後部座席に乗車しており、要人が銃器で襲撃された際は、その場に留まり、銃眼を使用するか、後部ドアを開いて素早く展開し、犯人を制圧する任務を担当していると思います。
また同型の車輌は、近年、刑事部にも配備されています。

＞SPとSSTではどちらが格闘能力や射撃能力が上でしょうか？

以前、警察系特殊部隊オタクさんは、SPとSATはどちらが、格闘、射撃能力が上か？という質問をしていますが、その質問とほぼ同じ回答になります。
警察の警護係の任務は、要人の避難と安全確保です。
それに対して、上にも記載しましたが、SATの警護任務はその場に留まり、襲撃者を制圧することだと思います。
SSTの警護任務がどのようなものかは公表されていませんが、部隊の性質上、海上において襲撃者を制圧することではないかと推測されます。
制圧を任務とする以上、使用する銃器の種類や射撃の訓練回数は、特殊部隊の方がはるかに多いですから、射撃能力はSSTが上回るでしょう。
格闘能力に関しては、SATとSSTは制圧を主要目的とした格闘術であり、警察の警護係は、要人の守るための防衛的な格闘術です。
役割が異なるため、どちらが優れているか、という比較はできません。
また柔道や剣道の技量については、個人による、という回答になります。

＞H-2さんの以前の回答で海上保安庁刑事課なるものがあると回答していただきましたが、この課は警察におけるいわゆる刑事と同じですか？

「海上における犯罪」という分野に限定されますが、活動内容は警察の捜査員と同じです。
また、海上保安庁の本庁には「国際刑事課」という部所もあります。
国際刑事課は密入国や薬物、銃器の密輸、海賊行為の捜査などを担当しているとのことです。

＞海上保安庁にも刑事ドラマのような刑事がいるんですね？では、海上保安庁には警察のように鑑識や検視官はいるんですか？

海上保安庁の本庁に設置されている刑事課は、鑑識活動も担当しており、警察から技術指導を受けているそうです。
また海上で死体が発見されれば、海上保安庁の管轄となるため、死因を特定するための検視も、刑事課に所属する海上保安官が行います。

海上保安庁にも刑事ドラマのような刑事がいるんですね？では、海上保安庁には警察のように鑑識や検視官はいるんですか？

こんにちは。

＞ウィキペディアによるとSSTはM870ショットガンを装備しているようですが、どんな用途ですか？
対人にも使うんでしょうか？また、威力はありますか？

SSTというより、海上保安庁が装備しています。
主に相手船舶に対して停船を求める際に、警告弾を発射する用途で使用されているようです。
この他の用途でSSTが使用するとすれば、ドアの鍵を破壊する突入支援用や、ゴム弾などの低致死性弾を発射して、犯人を逮捕する場合などに使用されると思います。
また、スラッグ弾という弾を使用する場合、拳銃弾より威力はありますが、命中精度などの点から、人質救出任務にはあまり適さないと思います。

＞これ以前に質問したか否か記憶にないですが、SSTの腰回りに白いケーブルタイ2本を携行しているのですが、これは何のために携行しているのですか？

簡易手錠として使用される結束紐です。

＞あと、SSTは防弾盾は保有していないのですか？ウィキペディアによると記述ありでしたが

海上保安庁は防弾盾を装備していますが、SSTの隊員が防弾盾を装備して、ヘリからロープで降下することは困難です。
ですから、防弾盾は海上保安庁のボートや巡視船を、相手船舶に横付けして乗り込む際に、使用する可能性があると思います。

＞週刊文春の中国サンゴ密漁船の記事の中で疑問を持ったところがあるので質問します
2014．11.20号P26　日本には特殊部隊が警察や自衛隊にもあるが、SSTは中でも、最も実戦に近いとされている部隊で、狭隘な船内においての近接戦闘の技能に優れ、ブリーチング（ドア破壊による室内突入技術）は世界の特殊作戦部隊と同レベルにあるとされる。
⑴最も実戦に近いとされるというのは本当ですか？

何をもって「実戦」とするかです。
尖閣諸島周辺で中国漁船の摘発を行う事が「実戦」というのであれば、2014年の時点のSSTは、最も実戦を経験する可能性が高かったと言えるかもしれません。
ただし、2015年にはパリで同時多発テロが発生し、日本においても、都市部で自動小銃を使用したテロが発生する可能性が高くなりました。
また、南スーダンの治安が悪化し、国連PKOとして派遣されている自衛官が紛争に巻き込まれる可能性も高くなっています。
ですから現状では、どの公的機関の特殊部隊が「実戦」を経験する可能性が高いか、という事を比較しようがありません。
そのような可能性を比較するよりも、実際の出動があった際に、いかに適切な対処ができるかが重要だと思います。

＞⑵狭隘な船内においての近接戦闘の技能に優れるというのは本当ですか？

この週刊文春の記事は、何と比較して優れているのか、という事が不明です。
一般の海上保安官と比較すれば、当然、優れているでしょう。

＞また、船内でのCQBは高難度ですか？

通常の家屋内と異なり、船内の壁は金属製であることが多く、跳弾を考慮して射撃を行う必要があります。
ですから、通常の家屋内で行う近距離射撃よりも、船内の方が難しいと思います。

＞⑶ブリーチングの技術は世界の特殊作戦部隊と同レベルにあるというのは本当ですか？

公開していないため、確認できません。
記事のこの箇所も、根拠が不明です。

＞また、SSTはどんな方法でブリーチングしているのでしょうか？

以前にも同じ質問をしていますよ。
公開されていないため、不明です。

＞以前、海上保安庁のSSTは、警察におけるNBC対策部隊・爆発物処理班・刑事部突入班・対テロ特殊部隊（SAT）の機能を兼ねるとお答え戴きましたが、SPの機能はかねるんでしょうか？

SPなど、警察の警護係の機能は兼ねないと思います。
要人が海上保安庁の巡視船やヘリを使用したとしても、要人の直近には都道府県警察の警護係が付いています。
ですからSSTが行う警護は、警察の警護係の外周、陸上におけるSATの役割に相当するのではないかと思います。

＞海上保安庁　その装備と実力に驚く本　（社会情報リサーチ著）page164
「SSTは、海上保安庁が擁するテロや人質事件が起きた時に対処する特殊チーム」と書かれています。

そうでしょうね。
別段、指摘する点は無いと思います。

今年の４月あたりからの掲示板の記録を確認すると、警察系特殊部隊オタクさんは、何度か重複する内容の質問をしています。
過去に質問した内容を一度確認してから、掲示板に記載して下さい。
また、この掲示板には検索機能も付いていますので、何か気になる言葉を入力すると、過去の掲示板の内容が該当する場合もありますよ。

質問。

最新　日本の対テロ特殊部隊　柿谷哲也　菊池雅之　ｐ110　にSSTの任務内容が書かれているのですが、その中で次のように書かれています。

テロリスト情報に基づいた沿岸部の空港、原子力関連施設、在日米軍施設などの警備と書かれていますが、テロリスト情報って何ですか？

それと大量破壊兵器の輸送情報に基づいた船舶立入検査とも書かれていますが、大量破壊兵器の輸送情報って何です？