サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
from: ueyonabaruさん
2008/11/07 13:14:56
icon
イデアのこと ②
まず、ウィキペディア百科事典(下記)で述べるイデアを基本的な理解として論議をしましょう。由来ヘラクレイトスは万物は流転すると説き、ソフィスト達はすべて
まず、ウィキペディア百科事典(下記)で述べるイデアを基本的な理解として論議をしましょう。
由来
ヘラクレイトスは万物は流転すると説き、ソフィスト達はすべての物は主観にとってそのように見えるだけであり、客観的な真理は存在しないことを説いていた。これでは人間は何ら真理を把握することは不可能という結論になってしまう。プラトンは変転する現象の背後にある普遍的なものの存在を主張した。
プラトンはイデアとエイドス (eidos) とをほとんど区別せずに使っている。どちらも見る (idein) の名詞化されたもので、形や表れ、姿を意味する日常語である。アリストテレスのイデア論批判によって、エイドスにイデアと異なるアリストテレス的意味(質料に対比される形相)が与えられた。
イデア論の概要
イデアとは最高度に抽象的な完全不滅の実であり、感覚的事物はその影であるとする。イデアが存在しているのがイデア界(本質界)で、その陰が投影されているのがわれわれ人間の住む現実界となる。
例えば、現実の世界に、円形をした物はたくさん存在するが、いずれも完全な円ではないし円そのものでもない。しかし、これらの円の背後には永遠不変で、完璧、かつ抽象的な円のひな型であるイデアがあるとする。また、人間が花を見て美しいと感じるのは「美」というイデアが実在しており、個別の花に「美」のイデアが分有されているからである。ソクラテスとアリストテレスは違う存在であるが、共に「人間」のイデアを分有している。
人間の持つ感覚は不完全であるため、五感によってイデアを捉えることは出来ない。プラトンは、理性で認識することによってのみ、イデアに至ることが出来ると考えた。イデアが実在する、と考える点で観念論 (idealism) 、実念論(実在論) (realism) の系譜に属する。
イデア論の矛盾
例えば「ソクラテス」という個別に対応するイデアとして「人間」「ギリシア人」「男性」「哲学者」などのイデアが存在するとすれば、無数(無限)にイデアが存在することになってしまう。それらのイデア同士がどのような関係にあるのか、また、イデアと個別はどのような関連性にあるのか、不明確である。プラトンは最高のイデアとして「善のイデア」について述べているが、他のイデアとどのような関係にあるのかも不明である。
プラトン自身もこうした矛盾に気が付いており、中期の思想と後期の思想には違いがあるとされる(『ティマイオス』におけるデミウルゴスの想定。なお、後期のプラトンはイデア説を放棄したと主張する研究者もいる)。プラトンの弟子のアリストテレスは、イデア論を批判するところから自己の哲学を確立していった。およそ500年後のプロティノスは、万物は一者(善のイデア)から流出したという解釈で矛盾を解決しようとした(ネオプラトニズム)。
from: hiraokaさん
2008/11/09 00:30:40
icon
「Re:Re:Re:Re:イデアのこと ②」
コンピュータの翻訳方法で現在のものは、逐次翻訳ですね。
ですから、ムチャクチャな翻訳になりますね。
翻訳方法のアルゴリズムで、ピボット方式といわれているものがあるそうです。
実用化はまだされていないようです。
この方法は、一旦各国の言葉をその共通概念の架空の言語に置き換えてから、各国語に訳す方法です。
つまり、言葉の理念や意味概念を人類共通の記号に置き換えるものです。
この方法は当然、ぼくたちの使う言葉に共通のイデアがあると云うことを前提にしているはずです。
言語学者のチョムスキーと云う人は、プラトン支持者で「言語には、それに先立つ概念があると思う」と云っているようです。
ウィキに書かれている、
「イデア論の矛盾 例えば「ソクラテス」という個別に対応するイデアとして「人間」「ギリシア人」「男性」「哲学者」などのイデアが存在するとすれば、無数(無限)にイデアが存在することになってしまう。」
これは矛盾とは云えないと思います。
イデアの性質だと思います。
「ソクラテス」と云うイデア(実体)はイデア界にあり、この世で実体に見えるものはイデア(実体)の影(物質化したもの)だと思います。
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
閉じる
icon拍手者リスト