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from: ueyonabaruさん
2009年01月12日 14時03分24秒
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フランチェッツオの霊界
100年ほど前にイギリスで発行された霊界通信の本 A Wanderer in The Spirit Land を基に書かれた「誰も書けなかった死後世界地図」を読みました。
新聞に大きくこの本の宣伝があり、死後世界地図という言葉に惹かれ早速注文したのです。死後、人はどのような経過を辿るのか、地獄とはどのような世界なのか、天国とはまたどのようなものかなど興味はあるのですが、なかなか具体的なイメ-ジがもてません。
テレビの霊界番組を見ると、出演者(ゲスト)のそばにあなたの祖父が立っておられますなどの言葉を霊能者が言ってくれるのですが、目に見えないものであり、主催の霊能者のいうとおりかどうかは客観的に証明されるものではありません。霊能者の言うのが正しいかどうかを議論したいのではなく、一応肯定の上、霊能者が見るゲストの祖父はどういうものだろうか、霊界のどのような世界からこの子孫のためにきたのか、ゲストと祖父の霊はどのような関わりを継続してきたのかまた継続するのだろうかなど、このあたりのことがよく分からないのです。
さらに例をあげれば、私の屋敷を通るという昔のユタの神々は霊界のどこから来たのだろうか、私とどのようなかかわりがあるのだろうかなどもわからないことです。
このように分からないことが多い霊界の事象ですが、まずは、今回読んだ本の霊界での主人公であるフランチェッツオの死んでから辿った道のりを見てみましょう。以下、ueyonabaruのまとめです。
彼は生前はイタリアの貴族でした。しかし、宗教には従順でなく反発し、また、生活もまっとうではなかったようです。
(地表の霊界)
① 死後、しばらくは地表の霊界をさまよいます。(その前には、およそ死後49日ぐらいで肉体と魂の分離はなされているのです)。しばらくそこにいる間に、内心、魂の永続が感じられるようになった頃、高次の霊に導かれ、向上の道を歩むことになり上段階の「希望の家」にいくことになる。
(希望の家)
② 「希望の家」と呼ばれる病院でもあり霊界学習をするところに来ます。この世界(家)の様相は、陰鬱で暗いものです。ここに彼が滞在したのは数ヶ月とのことです。ここでは、さらに上の霊界に行くための修行をするのも、地表の霊界に戻るのも、また地獄に行くのも自由であるとされています。
(たそがれの国)
③ 彼は修行の道を選び、上段階のここ「たそがれの国」に至ります。この世界の様相は、不毛の土壌で花も緑もないという味気ないものです。この「たそがれの国」では、規則的なスケジュ-ルにもとづき勉強をさせられるようです。生前利己主義であったものや魂の発展が成されなかったものたちが来るところとのこと。しばらくここで修行をすれば、意思の力で少しぐらいは空を飛ぶこともできる。この時点で、彼は死後八、九ヶ月ぐらい経っているそうです。 ここでは、修行として、ここより下位の霊界である天国ではなく地獄でもないグレ-ゾ-ンの、カトリックでいう煉獄の世界(「灰色の石の谷」、「不安の国」、「守銭奴の国」、「不幸の国」、「凍結の国」及び「昏睡の国」)へ赴き人助けをするとのことです。ここからさらに上段階の「あかつきの国」に行く際には、深い無意識の眠りの後にアストラル体を脱ぎ捨てるという過程があるそうです。
(あかつきの国)
④ 彼は、「たそがれの国」を卒業し、深い眠りの過程を経てここ「あかつきの国」に至ります。ここからは霊界の第二領域に区分される世界です(「希望の家」及び「たそがれの国」は、霊界の第一領域になる。)。この世界の様相は、シダや牧草が地面を覆っており、日の光を見ることができます。食事もしますがおいしい食事の様です。ここで、彼の姿は若々しい美しいものに変貌します(彼の容貌は、死後には、現世に生きていたときより醜いものになっていた。)。これは修行により利己主義が克服されたことによるとのこと。また、霊界で「希望の同胞団」に入り人助けを行った果実でもあるとのこと(彼がいつこの「希望の同胞団」に入ったかはueyonabaruには不明)。ここでの修行は、最下層の霊界である地獄へ探検しての人助けもします。
(悔い改めの国)
⑤ここは次の霊界である「朝の国」へ行くためのステップの世界です。様相がどのようなものかは分かりません。ここには、アカシック・レコ-ドのようなシステムが存在し、これにより過去の姿を客観的に見せられ、彼は耐えられない状況にも追い込まれます。過去を反省するのです。
(朝の国)
⑥ 「悔い改めの国」での試練を終え、彼はここに進み、ここで自分自身の小さな家を与えられることになります。この世界の様相はというと、彼の家の周りには、木も潅木も花もありません。しかし、緑の丘が家の周りにはあり、スイカズラのつたは玄関いっぱいにからまり、愛らしい香りを部屋中に漂わせております。表層の霊界での勤めを終えて帰ってくると、疲れた体も休められるような平和な家なのです。
(日の国)
⑦ 「朝の国」に彼がいたときに、雲間に黄金の門がビジョンとしてあらわれ、これの招きに従いやってきたのがこの「日の国」なのです。ここは、霊界の第二領域でも最高位のところにあたるそうです。ここに至れるようになったのは、彼が最後まで解けなかった
復讐心の除去、人への許しの問題が解決したことによるとのことです。ここは「朝の国」よりさらにすばらしい世界です。
この霊界の第二領域を超えて、さらに第7領域(十二の領域があるとの説もあり)まで霊界は広がっている様です。
コメント: 全1件
from: hiraokaさん
2009年01月13日 00時46分14秒
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「Re:フランチェッツオの霊界」
ueyonabaruさん、こんばんは。
さすが文系にとくいなueyonabaruさん!
フランチェッツオのまとめは、じつにうまいですね!
ぼくはこんなにうまくまとめられません。
たしかに、ぼくはこれを読みました。
これは、かなり昔に刊行されたものの改名版ですね。
じつは、ぼくも新聞の広告で買って読んだのですが、あれ?これは昔読んだ事があるぞと気づきました次第です。(*^_^*)
>hiraokaさんがこちらにこられるのであれば、私の方でご案内しますよ。・・・・
ありがとうございます。ほんとうにueyonabaruさんのところに遊びに行ってみたいです。
以前、石垣島に住んでいた音楽家(現在、台湾在中)から何度も遊びに来るよう誘われたのですが、いかんせん僕は現代の奴隷。
お店を休むと云うことは、即 失職につながってしまうのが、ほんとにくやしいです。
でも、こうやって遠くの人達と居ながらにして話し会えるということについては、現代に感謝もしております。
数日前に、我が家に遊びに来てくれたアイリッシュの笛の音楽家の本が届いて、成人式のために再度帰省した息子と一緒に本の付録の演奏CDを聴きました。
音楽の演奏家の表現能力と云うものはすばらしいものです。
これらも、周りの人を巻き込んだ演奏家としての人生の経験上のことなのでしょうが、かれらにはかれらの求めても得足りない人生上の想いが常にあるようです。
そうすると、ぼくにとってもルサンチマンの心根と云うものは、たしかに良くないものですね。
さらにそうだとすると、大川さんによれば地獄に居るとされるニーチェはどうなるんでしょう?
ああ、酔っ払っているので何を書いているのか自分でもよく分かりません。(^.^)
息子の宿題の計算ノートを見ると、ハミルトン関数やらなにやらあって僕にはサッパリ分かりません。
「これを計算して何を求めたいの?」と聞いても、息子はそのこと自体をうまく説明できないんです。
それで、ぼくは息子に提案している事があるんです。
ぼく、「ミクロの世界を記述するのに、どうして時間軸も縮めて計算しないんだろう?
太陽系の惑星だって時間軸を縮めたら、確率論みたいなもので表現せざるを得ないんじゃないか?
だったら、ミクロの世界に合うように時間を縮めた計算式を考えたらどうだ?」
息子「どうやって?」
ぼく、「人間の感覚に合えばいいんだよ。エネルギーの10倍は大体感覚的には2倍だろ。
だから、乗数の適当なので試算してみればいいんじゃない?」
などと、無責任な学問的話し合いでちょっと盛り上がりました。(*^_^*)
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