実現党は、２０３０年までに移民１億人の導入を含め、総人口３億人構想を提言しております。巷で移民１億人構想が問題になっていることは知っておりましたが、幸福実現党がこのアイディアの出所だったのでしょうか。驚くべき構想だと思います。

　まず、２０３０年までにこんなことが時間的にも可能なのでしょうか？常識では考えられませんので、これは掛け声だと理解することにします。これは、移民を積極的に受け入れましょうという呼びかけなのでしょう。

　日本は、移民に対してはこれまで非常に消極的でしたが、これは今後改めても良いという思いはありますので、この提言には賛成したいとは思います。しかし、これを２０年でしかも１億人もの規模で実施するというのは現実的ではないので、こんな言い方は実現党の信頼性を疑わせることになりはしないでしょうか、心配です。
　世界平和が叫ばれる中、外国人を受け入れないというのは時代の要請に合致しないと思うんです。多数の外国人が日本に来て働き、また帰化するということがあるべきでしょう。豊かな国、魅力的な日本であり、世界の各地の人々がこの国に憬れるのであれば、これに応えないというのは、一種の利己主義とも言えましょう。

　実現党の幹事長が与謝野大臣を名指しで、無能呼ばわりをしたそうですが、これは厳に慎むべきことだとしか私には思えません。幸福の科学は、前にも山崎拓氏を悪い言葉で表現し攻撃しておりましたが、あれもいただけませんでした。こんなことが、時折出てきますので、私はいつも少し引いた感じで幸福の科学にお付き合いすることになります。