「Re:Re:国家社会主義とは何なのか」
cosmo77さんへ

今頃の返信です。すみません。


>>ただ、最近、国家社会主義という言葉を使われた理由もなんとなく分かります。
>>今回の選挙の結果、ねじれ国会となり成立はしないでしょうけど、民主党が通したい法案が幾つか準備されていました。
>>これらを俯瞰すれば、たしかに国家社会主義というイメージが浮かんできても不思議ではありません。


>ただ こういう政策っていうのは ヨーロッパでは結構行われている ものなのではないでしょうか


これらはヨーロッパでは一般的なんですか？↓

①選択制夫婦別姓
②外国籍参政権
③人権擁護法
④追加の個人向け戦後補償

しかし、ヨーロッパで一般的だからといって正しいとは限りませんし、日本国民にとって望ましいとも限りませんが。


>そうすると ヒカルさんは ヨーロッパの例えばフランス(かなり大きな政府)等 国家社会主義とお考えなわけですか？


フランスの制度、体制は全て社会主義という言葉でひとくくり出来るものなんでしょうか？
社会主義の定義も微妙です。また、かの国の在り方がどのようなものかも知りません。
私にはフランスが社会主義国と断ずる事は出来ません。
大きい政府イコール悪とするのは短絡に過ぎます。
中身をよく見ないといけないでしょう。

ひとつ、フランスの所得再分配は、子育てや教育などに重点投下していると聞きました。未来への投資という意味で、注目に値すると思いました。

しかし、努力して得た財産を強制的に多目に徴収される形は、過渡期ではアリでもベストではないでしょう。
富める人が、自ら進んで「このような用途に使って欲しい」と寄進、布施、寄付、投資を行い、それが正当に評価される世の中であって欲しいです。


>>そして「人間とは愚かで間違いを犯す生き物だ」と言います。歴史を見ても間違いを犯す事は反論できない事実です。
>>だから、良く出来たエリートが、教育によって悪を矯め道を踏み外さないように、塀をしっかり作り、決められたレールを歩かせる、と。
>>そのような「性悪説」に立つ人もいるのではないか、と思うのです。

>だからっと言って 自由原理主義とか市場原理主義 のような極端な政策で 問題は起きないとお考えですか？


原理主義とは、柔軟性・融通性がなく、相反する考え方を抹殺します。
確実に問題が起こるでしょう。
cosmo77さんは幸福実現党の政策が原理主義だと思うのですね。


>幸福実現党は そのような問題に対する 解説が足りないと思っています
例えば 拝金主義 リーマンショック 格差問題 セーフティネット など 難しい問題はたくさんあるはずです


今は対立軸をはっきりさせているという事かもしれません。

フォローはあると思いますよ。

全ての国民が、ろくすっぽ働かないぐうたら生活をしたとして、そんな国民全員の生活や老後を国の税金でまかなうのは不可能です。
税金は、打出の小槌から際限なく出てはきません。
しかし、国民が「最大多数の最大自己発揮」に近づけば、おのずと税収は増えますし、結果として社会保障に回せるお金にもなります。

「最大多数の最大自己発揮」に向けて、規制の緩和や、能動的な意識への変革を目指しているのだと思います。
その中途においては、弊害への監視を怠らず、問題があればその対策として、知恵や工夫が必要となるのかもしれませんね。

そのあたり、cosmo77さんのお考えやアイデアを党、又は党幹部の方に提供されてはどうでしょうか？もうされてるのかもしれませんね。

「Re:国家社会主義とは何なのか」
hikaru0827さん


>「十把一絡げにしてはならない」
これは宗教にも正邪があるというお話でもありましたね。
>おっしゃる通りだと思います。
「全部ひとくくり」にするべきではありません。


ですよねー


>ただ、最近、国家社会主義という言葉を使われた理由もなんとなく分かります。
今回の選挙の結果、ねじれ国会となり成立はしないでしょうけど、民主党が通したい法案が幾つか準備されていました。
これらを俯瞰すれば、たしかに国家社会主義というイメージが浮かんできても不思議ではありません。


ただ こういう政策っていうのは ヨーロッパでは結構行われている ものなのではないでしょうか

そうすると ヒカルさんは ヨーロッパの例えばフランス(かなり大きな政府)等 国家社会主義とお考えなわけですか？


>「寛容さ」「謙虚さ」を決して忘れてはいけない、と思います。
>ueyonabaruさんが言われていましたが、選挙で争う相手であっても、だからといって何でも悪口言っていいわけがない、私もそう思います。

みなさんがそんなお考えだとすばらしいですよねー


>そして「人間とは愚かで間違いを犯す生き物だ」と言います。歴史を見ても間違いを犯す事は反論できない事実です。
>だから、良く出来たエリートが、教育によって悪を矯め道を踏み外さないように、塀をしっかり作り、決められたレールを歩かせる、と。
>そのような「性悪説」に立つ人もいるのではないか、と思うのです。


だからっと言って 自由原理主義とか市場原理主義 のような極端な政策で 問題は起きないとお考えですか？

私は 疑問に思わざるを得ません


幸福実現党は そのような問題に対する 解説が足りないと思っています


例えば 拝金主義 リーマンショック 格差問題 セーフティネット など 難しい問題は たくさんあるはずです

「Re:Re:国家社会主義とは何なのか」
cosmo77さんへ


> つまり 社会主義というものを 全部ひとくくりにして 弾圧するようなやり方は どうなのか と問うているだけなのです


「十把一絡げにしてはならない」
これは宗教にも正邪があるというお話でもありましたね。

おっしゃる通りだと思います。
「全部ひとくくり」にするべきではありません。
左に属しているとか、右に属しているとか、そんなことで人を観ては測り間違えます。

中国人を毛嫌いする人も多いですが、これも同じです。
全ての中国人が日本や日本人にとって敵対するものではありません。

あくまで「その人」をみるべきだと気をつけております。


ただ、最近、国家社会主義という言葉を使われた理由もなんとなく分かります。
今回の選挙の結果、ねじれ国会となり成立はしないでしょうけど、民主党が通したい法案が幾つか準備されていました。

・選択性夫婦別姓
・外国人参政権
・人権侵害救済法
・郵政の再国有化
・慰安婦弁償

また、消費税増税の流れや、一連のばらまき政策・・・。

これらを俯瞰すれば、たしかに国家社会主義というイメージが浮かんできても不思議ではありません。



> >反対意見を決して許さない思想、体制です。逆らえない「空気」を作り出します。


> 宗教だって 宗教ファシズムなんて あるんじゃないですか？
> どれだけ 人が殺されたか ご存じですよね？
> 地動説なんかでも ずいぶん殺されたんでは？
> 教条主義とか 原理主義とか かなーりコワいと思いますが。。
> 異論を許さないなんて いくらでも ありますけど。。
> > 宗教でも いっぱい死んでますが。。


異論を許さない空気は、率直に嫌いです。
それは、おっしゃるようなもの全てにおいてです。
マルクス主義に限りません。
これは理想ですが…私は全てから「自由」でいたいと思っています。

知り合いにとても「右」の方がいます。朝日が大嫌いのようです。
そして彼らの言葉や意見に対して、反対意見を述べるだけでなく、強い言葉で口撃するのです。
もうそれは言葉を尽くして罵倒します。その人達の人生・人格すべて否定しているように聞こえます。

そのような姿を見ると、「おんなじやん」て思うんです。マルクス主義と。
私は彼の主張に概ね賛成ではありますが、…しかし、右だろうが、左だろうが、自分の意見と違う人に対して、口汚く罵ったり、その存在自体が許せないという態度をとる事に私は、大きな疑問を持ちます。

「寛容さ」「謙虚さ」を決して忘れてはいけない、と思います。


ueyonabaruさんが言われていましたが、選挙で争う相手であっても、だからといって何でも悪口言っていいわけがない、私もそう思います。



> >社会主義国の特徴は、基幹産業の国有化と、統制経済です。
> そこには「人間とは愚かで間違いを犯す生き物だという性悪説のような考え方」が見て取れます。
>
>
> 私も 世の中や歴史を 見ると 「人間とは愚かで間違いを犯す生き物だ」と思いますが。。
>
> ヒカルさんは 違うのですか？？


出発点の話です。このようにも言いました。

「> >「社会主義」思想や政策を推し進める人達は、神仏を信じているのでしょうか？
> 彼らの思想、政策のその根拠(出発点)を確認したいところです。
」

人は神仏の子であり、尊厳があり、かつ無限の可能性を秘めている。それが前提であり、そこから出発し、しかし今はケガレがあるかもしれないし、間違いもする。それを反省しながら修正しながら、成長しましょうという事ですね。

その出発点が、人間はアメーバから偶然に進化して生まれた「物」だと考えたとします。（マルキストはこんな感じでしょうか？）
そして「人間とは愚かで間違いを犯す生き物だ」と言います。歴史を見ても間違いを犯す事は反論できない事実です。
だから、良く出来たエリートが、教育によって悪を矯め道を踏み外さないように、塀をしっかり作り、決められたレールを歩かせる、と。
そのような「性悪説」に立つ人もいるのではないか、と思うのです。

そこまで確信犯のマルキストはわずかでしょうけど、しかし様々な場で、裏で表で、そのような方が活動されていることに怖さ、不気味さを感じております。



幸福実現党の政策には、眼からウロコのものが結構ありました。
それは、人間の能力や才能や可能性を最大限発揮させるシステムを目指していると感じました。
今は、まさに最大多数の最少幸福を目指すとても自信喪失かつ自縄自縛な感じに見えます。

「Re:国家社会主義とは何なのか」

hikaru0827さん


つまり 社会主義というものを 全部ひとくくりにして 弾圧するようなやり方は どうなのか と問うているだけなのです

例えば ヒカルさんのご家族に 悪い人が一人いたとする
そうしたら 一家すべて 打ち首 ですか うあぁー って感じです


社会主義
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E4%B8%BB%E7%BE%A9

社会民主主義
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E6%B0%91%E4%B8%BB%E4%B8%BB%E7%BE%A9

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC%E4%B8%89%E3%81%AE%E9%81%93

ブレアさんなんかも 中道左派 と呼ばれると思うので 社会主義の 悪魔ですかね？

ブレアさんの 内政など かなーり 高く評価していたのですけれどねえ

幅広いものなので ひとくくりにしてしまうのは いかがなものなのかと。

こういうやり方は どうもねえ


>「社会主義」思想や政策を推し進める人達は、神仏を信じているのでしょうか？
彼らの思想、政策のその根拠(出発点)を確認したいところです。


前も 言いましたが
上の サイトにも書いてありますけど
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E4%B8%BB%E7%BE%A9

宗教的社会主義 ってところに いろいろ書かれてますよね

左翼系で 宗教がらみなんて たくさんあるんじゃないですかね
普通に考えたって 弱者救済の立場からすれば 結びつく可能性は 容易に理解できませんか？


>反対意見を決して許さない思想、体制です。逆らえない「空気」を作り出します。

宗教だって 宗教ファシズムなんて あるんじゃないですか？
どれだけ 人が殺されたか ご存じですよね？

地動説なんかでも ずいぶん殺されたんでは？

教条主義とか 原理主義とか かなーりコワいと思いますが。。

異論を許さないなんて いくらでも ありますけど。。

宗教でも いっぱい死んでますが。。


>社会主義国の特徴は、基幹産業の国有化と、統制経済です。
そこには「人間とは愚かで間違いを犯す生き物だという性悪説のような考え方」が見て取れます。


私も 世の中や歴史を 見ると 「人間とは愚かで間違いを犯す生き物だ」と思いますが。。

ヒカルさんは 違うのですか？？


>・・・昔リバティで２１世紀の新しい価値概念というものを示していました。
自由平等に代わるものです。
１つは「慈悲」だったと思いますが、もう１つ思い出せません


智慧と慈悲 だったと思います

大川先生が 講演会で 言われましたね


反論ばかりのようですみませんです

「Re:Re:国家社会主義とは何なのか」
hikaru0827さんへ


> 昔読んだ渡部先生の著作に、『財務省の偉い人に確認したら「定率１０パーセント納めてもらえるなら、足ります」と言っていた』とありましたが。現在はどうでしょう？
> まぁ少なくとも現在の超難解な税システムを把握している優秀な頭脳を持つ税理士さん達が、非生産的な作業から解放されるのは間違いないのではでないでしょうか。


　Liberty7月号　52Pに渡部　教授がそのようなことを書いておられます。非常に興味がありますね。
　このペ－ジには、cosmoさんが反発する、「医療は痛み止めまで」という教授の言葉もあります。やはり、ショッキングな言葉ではあります。

「Re:国家社会主義とは何なのか」
cosmo77さんへ

○社会主義の意味

すみません。
私も「社会主義」と聞けば「共産主義」をすぐ連想する１人でした。
なるほど、「社会主義国」をウィキで見ると、「狭義の社会主義うんぬん…」とありました。
となれば広義の社会主義というものがあるわけで、言われているような「社会保障制度や福祉制度」を含むニュアンスがありそうです。非マルクス主義的社会主義ですか。
「社会主義」という言葉を使う時は、このあたり気を付けないといけませんね。

しかし、それでも私が警戒するのは、広義でも狭義でも社会主義を推進したいと考える人の思想的根拠です。
幸福実現党が提示された「新・日本国憲法試案」の前文にこのように書かれています。

【われら日本国国民は､神仏の心を心とし､日本と地球すべての平和と発展･繁栄を目指し､神の子､仏の子としての本質を人間の尊厳の根拠と定め､ここに新･日本国憲法を制定する】と。

なぜ人は生まれながらにして基本的人権を有しているのか？
なぜ文化的な生活を送る権利があるのか？

その根拠こそ「人間の尊厳」であると思っています。そして、それは人が神仏の子であるという事です。
それが出発点です。

「社会主義」思想や政策を推し進める人達は、神仏を信じているのでしょうか？
彼らの思想、政策のその根拠(出発点)を確認したいところです。



○３つの国家社会主義


> http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E4%B8%BB%E7%BE%A9
>
> ここでは 3つに分類されているようです
>
> 「保守政治家であるビスマルクの社会保障政策も、国家社会主義と呼ばれる事がある。」
> とも書かれていますね

> 私なりに 「国家社会主義」をネット情報から咀嚼すると
> 国家のトップなりが主導して 国家を社会主義化すること
> と定義してみました
> いかがでしょうか


国家社会主義に３通りあるんですね。

①ステイツ ソーシャリズム→ソ連社会主義
②ナショナル ソーシャリズム→ナチスドイツ
③国家社会主義(日本)→社会改革主義〜国粋主義など

この３つは殆ど「全体主義」に当てはまります。

反対意見を決して許さない思想、体制です。逆らえない「空気」を作り出します。
狂信、言論弾圧、暴力、迫害を生みます。
理想は高いのに反対者に対しては、常軌を逸した残虐性を見せます。

私は、彼らの排他性、残虐性の理由を、思想の根拠(出発点)に誤りがあるからではないか、と思っています。



①ステイツ ソーシャリズム

社会主義国の特徴は、基幹産業の国有化と、統制経済です。
そこには「人間とは愚かで間違いを犯す生き物だという性悪説のような考え方」が見て取れます。

だから間違わないように、頭の良い一部の人が、「生まれて死ぬまでの細長〜い箱庭」を作り、「みなさん、この箱庭の中で生きてください。この中で生活すれば、ほぼ皆と同じ生活が出来、大きな成功もありませんが、致命的な失敗もないはずです」と箱庭での生活をさせました。
箱庭から出ようとする反乱分子は粛清です。
この文明実験の結果はみなさんご存知の通りです。



③？　社会改革主義、現実的社会主義

自由主義社会を維持しながら、その弊害や欠点を埋めていく、正していくといった感じでしょうか。
ビスマルクを社会主義者とするなら、この範疇に入りそうです。
ただビスマルクの場合は、外交において、軽い緊張状態を作る事で地域の安定性を保つという手法を使ってますので、内政でもそのような政治的判断があったのかもしれません。


「ゆりかごから墓場まで」…大きな政府として有名なスウェーデンやデンマークですが高齢者の自殺率が高くなっています。
なぜでしょう？
あまりに至せり尽くせりだと、どうやら人は殺那的になるようです。
これも充実した福祉国家の１つの側面です。
難しいですね。


○自由と平等、そして新しい価値概念

平等とは『「結果の平等」ではなく、「機会(チャンス)の平等」だ』とはよく言われる事です。

しかし、この「チャンス」は一度きりでは辛いです。再チャレンジ出来る仕組みが必要でしょう。
この「再チャレンジを担保するための土台、最低限の保障」としても、セーフティーネットは必要かと思っております。

渡部先生が言われた「痛み止め」が「最チャレンジを担保するための最低限の保障」の意味ならよく納得出来きるんですが。

相変わらず激しい方です。



・・・昔リバティで２１世紀の新しい価値概念というものを示していました。
自由平等に代わるものです。
１つは「慈悲」だったと思いますが、もう１つ思い出せません。

自由や平等は受動的な権利として捉える事が多いですが、示された新しい価値概念は「能動的だなぁ」と感心した記憶だけ残っています。

しかし、慈悲を重要概念として謳うなら、ジャングルに裸で放り出すような事はないでしょう。
でもフィットネスクラブぐらいには放り込まれるかもしれませんね。



○所得税

昔読んだ渡部先生の著作に、『財務省の偉い人に確認したら「定率１０パーセント納めてもらえるなら、足ります」と言っていた』とありましたが。現在はどうでしょう？
まぁ少なくとも現在の超難解な税システムを把握している優秀な頭脳を持つ税理士さん達が、非生産的な作業から解放されるのは間違いないのではでないでしょうか。