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from: ueyonabaruさん
2010年09月05日 10時56分38秒
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弁論術 ②
#395で次の二点の難問があると書きました。
海兵隊の抑止力とは、沖縄に海兵隊専用の飛行場があることがどうしても必要なのか、それは美しい海を破壊してでも必要なものなのか。必要というのであれば、その根拠は何か?
米軍基地の大半が沖縄に置かれている状況を容認するのか。容認するとすれば、その根拠は何か?
この二つの問いに、金城タツロ-氏は答えねばなりません。大変な難問を抱えることになりました。金城タツロ-氏のみならず、幸福実現党に問われていることなのです。
海兵隊が沖縄に常駐することによる抑止力については、さまざまな見方があります。後方に退いても抑止力は働く、海兵隊の必要性がいまや重要ではなくなった等々国内外で色々と意見があるようです。
幸福実現党が普天間飛行場の辺野古沿岸移設案を主張するからには、海兵隊は沖縄に展開しておく必要があるという理論的根拠を示さねばならないわけですが、それはどういう理屈になるのでしょうか。
考えられるのは、一つは、朝鮮半島の状況が問題ではないかと思われます。北朝鮮が国境を超え南進したときに、沖縄の海兵隊が地上部隊として韓国防衛に行くことが想定されますが、このためには沖縄の海兵隊が一番早く前線に赴くことができるはずです。
沖縄には、嘉手納飛行場、普天間飛行場、伊江島補助飛行場等々の航空基地もあれば、牧港兵站基地もあり、軍港として使える軍民の港がたくさんあります。この沖縄を根拠地にして前線を支えることが可能となります。
このような戦略的に優位な沖縄であるという理論付けをしたいと思います。そして、何よりも、当事者であるアメリカが、海兵隊は沖縄に駐留しておく必要があり、専用の飛行場は必要であると決めていることがあるわけです。さまざまな意見がある中で、このアメリカが海兵隊の沖縄駐留を選択したということは一番の根拠ではないかということです。
抑止力について、更に言えば、日本自体の軍備力の問題があります。前線の防衛、後方の防衛をアメリカに頼っているのが日本の現状ですが、これは変えていかねばならないのではないでしょうか。
日本が敵地を攻撃できるように法律を改正し、長距離ミサイル、巡航ミサイルを十分に保持したらどうなのでしょうか。抑止力の姿も大分違ってきませんか。海兵隊の沖縄駐留という抑止力の他に日本の反撃力という新しい要素が加わるわけです。
今のままでは、アメリカ軍が沖縄に駐留したままであり、基地の削減などできようもありません。沖縄の米軍基地削減の観点からも、日本の防衛政策の変革が求められます。現在は、アメリカの国際戦略の目的のために日本の米軍基地のありようは定まっているようです。
コメント: 全1件
from: ueyonabaruさん
2010年09月05日 18時21分02秒
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「Re:弁論術 ②」
#404で海兵隊の役割について、朝鮮半島有事の際に対応する旨書いておりますが、このことについて、幸福実現党の本部に訊いたところ、朝鮮半島の有事の備えもあるが、最も重要なのは、台湾における中国軍のテロなどの有事に出撃するというのが、主な目的であるとのことでした。訂正します。
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