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from: hikaru0827さん
2011年01月29日 08時15分54秒
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中国外交について
今の中国の胡錦濤、温家宝指導部体制は、改革派だという情報を耳にする事が増えました。。
軍部や世論や産業界トップの意向に気を使いながらも経済の仕組みや、更には政治体制をも改革したいと思っていると。
しかし先般ueyonabaruさんから紹介いただいた中西輝政氏の論によると、「穏健派」と呼ばれている勢力に過度に期待するのは危険であるそうです。
「穏健派である彼らを困らせるような事は、日本にとってマイナスだ。」
確かに、そのように話す解説者も居ます。
例えば、尖閣諸島沖で衝突してきた船長を釈放した事も、そのような思考を辿ったのかもしれません。
『中国政府としては、事を荒立てたくないが、自国世論に弱腰だと思われてはいけないから、強硬な態度を取らざるを得ないのだろう。→
中国政府も実は世論の動向を見極めながら落としどころを探っているに違いない。→
ならば日本としても中国人民の感情を逆撫でする事は止めておこう。→
逆に譲歩しておけば、中国政府に恩を売る事になるのでは?→
ここは無条件で釈放しよう。』
そのように考えた可能性があります。
しかし中西氏は、中国共産党政権において「強硬派」と言われる勢力も「穏健派」と言われる勢力も、実は「演じている」だけかもしれない、と言います。
強硬派と穏健派が綱引きしている振りをしておくと、他国が勝手に譲歩してくれる事を彼らは知っている、と。
実際ソ連がそうだったという話は、真実味を増します。
『中国政府としては、事を荒立てたくないが、自国世論に弱腰だと思われてはいけないから、強硬な態度を取らざるを得ない…』
のような話を聞くと、何でわざわざ相手の国内事情まで慮る必要があるのか?
そのような想像をして日本の屈辱的外交敗北状況を忘れようとしているだけではないか?と感じていました。
しかし、まさか「穏健派、改革派の綱引きが芝居」だという想像は出来ませんでした。
ご用心ご用心。
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