大げさなタイトルを掲げましたが、専門家ではない単なる素人のいだく疑問を少しだけ書いてみます。


　ギリシャの財政再建はどうなるのでしょうか？　ドイツやフランスがギリシャを支えようと懸命ですが、ギリシャ国内では緊縮財政に対し民衆はデモなどで抗議をしております。

　〇　考えられるギリシャの再建ですが、ギリシャの抱える負債を債権国、債権者がすべて放棄するということが考えられます。しかし、これは簡単ではないと思いますね。

　〇ギリシャがユ－ロ圏から離脱し、ギリシャ通貨を安値に導くということが考えられます。これにより、ギリシャ人は、輸入が難しくなり、国民は窮乏生活を否応なく強いられます。逆に、輸出は有利になるでしょう。そして、その態勢を維持しつつ相応の時間がたてば自然に落ち着くべきところにいくのでしょうね。

　結論としては、債権者の債権の放棄、そして、ギリシャがユ－ロ圏を離れるということが解決策ではないかと思います。どうなっていくのでしょうか？　EUの行方もです。

　なぜ通貨の統合をしようとしたのでしょうか。その動機はなんでしょうね。EU成立の動機について聞いたことがあります。戦争の経験なんですね。特にドイツとフランスがこれまで何度も戦ってきました。EUには今後の戦争を防ぐという目的があるようです。

　経済を一つにすれば、なるほど戦争の危機は少なくなります。しかし、ギリシャのように放漫な国家経営をすれば、健全な国家経営をしている国々に多大な迷惑をかけるようになるのですね。EU創設の目的が平和であるのであれば、その目的を達成するには、豊かな国々は自国の金を持ち出さねばなりません。それができなければEUは維持できません。