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from: minamikazeさん
2012年02月26日 22時05分12秒
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少し沈黙し、考えます
ある人々が「真理である、真実である」というところのその[見解]をば、他の人々が「虚偽である、虚妄である」という。このようにかれらは異なった執見をいだいて論争をする。なにゆえにもろもろの道の人は同一のことを語らないのであろうか。
真理は一つであって、第二のものは存在しない。その真理を知った人は、争うことがない。かれらはめいめい異なった真理を褒め称えている。それゆえに諸処の道の人は同一の事を語らないのである。
真の悟者は、他人に導かれるということがない。またもろもろのことがらについて断定をして固執することもない。それゆえに、もろもろの論争を超越している。他の教えをもっとも勝れたものだと見なすこともないからである。(仏陀の教え)
ここから先はどうでもいい話です。
ある人のパーティーでケーキが振舞われました。そこでの会話の様子です。
楽観主義者「君の成長を祝して乾杯」
完全主義者「そんなことよりこのケーキを完璧に人数分に分ける方法を考えるんだ」
快楽主義者「美味ければ全てよし」
菜食主義者「どうやら材料は全て植物性のようだ」
イスラム原理主義者「まて、このスポンジは豚肉を焼いたのと同じオーブンで焼かれているぞ」
実証主義者「味見するまでケーキとは認めないぞ」
差別主義者「あそこのケーキに比べたら凡庸ね」
博愛主義者「みなさんで私の分も召し上がってください」
拝金主義者「このケーキのいいところは、丸い形と上に乗った長方形のチョコレート、それから金箔だね」
日和見主義者「幹事はどなたですか?」
実践主義者「それじゃあ、私がケーキを切ってあげましょう」
動物愛護主義者「お宅のわんちゃんに私のケーキを与えてもかまいませんか?」
動物愛誤主義者「私の息子(ペット)の分も切ってください」
人本主義者「犬にケーキなんて、とんでもない!」
社会主義者「このケーキは皆の共有物だ。それを独占するとは、この裏切り者め!」
共産主義者「このケーキは誰の物でもない。それを独占するとは、さてはスパイだな!?」
修正主義者「まぁまぁ落ち着いて。足りない分は君らの両親に買ってもらえばいいじゃない。」
君主主義者「幹事さん、このケーキをどうするか早く決めてください」
貴族主義者「それなら大きなプレゼントを持ってきた人だけで切り方を決めましょう」
専制主義者「あら、わたくしのプレゼントは大きくってよ」
民主主義者「いや、やはりここは全員の投票で切る人を決めましょう」
新民主主義者「諸君は我々労働者と無産者に従いたまえ」
ラダイト原理主義者「(このケーキは手作りだろうか・・・?)」
裸体主義者「この部屋ちょっと寒くない?」
権謀術数主義者「いいですか、初めのうちは関心がないように振る舞うのです」
敵本主義者「君たち、このケーキよりあっちのシャンパンのほうが美味そうだぞ!」
国家主義者「公務員の方に切ってもらいましょう」
絶対主義者「このケーキは神が私に与えたものだ。逆らう者は今すぐ家に帰りたまえ。」
公開主義者「切るならまず半分に切って、ケーキの中身がどうなっているのか、皆さんに知らせましょう。皆の意見が変わるかもしれない。」
主観主義者「うるさい。これから私の言う通りにしろ」
客観主義者「何かもっと他にうまい方法があるはずですよね」
象徴主義者「そういうことなら、まずは私の描いた切り方の模範図をご参照ください。」
現象主義者「模範図だって?そんなものは信用できん。まず切ったケーキを見せてくれ。話はそれからだ」
民族主義者「ふん。そのケーキが我々の物でなくてよかったな」
帝国主義者「我々の切り方はとても素晴らしいぞ!諸君は我々に従うだけで恩恵を得られるぞ」
合理主義者「単純に人数分に等分すればいいんじゃないか」
絶対的平等主義者「そうだ。人数分に等分するのが一番平等だろう」
比例的平等主義者「なにを言ってるんだ。多大な貢献をした人間とヘマばかりしていた人間のケーキが同じ大きさだなんて、不平等じゃないか」
国際主義者「何よりもまず、国籍ごとに等分するのです」
現実主義者「あなたがたの問答よりも根元的に問題なのは、一人あたりのケーキがとても少ないということですよ」
理想主義者「みんなバカだなぁ。ケーキをもっと買ってくりゃいいだけじゃないか」
現金主義者「これだけは言っておくが、金なら出さないからな!おまえが買えよ!」
理想主義者「いや・・・ぼくは、無資力なんだ・・・」
神秘主義者「神よ、本当にどうすればよいかということは、我々は知ることができないのですね、神よ」
浪漫主義者「フッ、言葉なんかじゃあ感じあえないのさ」
野獣主義者「俺は食いたいんだ!よこせ!」
独善主義者「おまえの利害なぞ関係ない。俺がいかに正しいかということが重要なのだ」
利己主義者「正誤などどうでもいいが、俺の分だけは残しておけよ」
一元主義者「どうでもよいわけがない。正義は常に一つだ。正義のためなら何をしても問題ない。まず正義を核に、厳格な法規制を敷くべきだ。」
個別主義者「なんてことを言うんだ。正義は人の数だけあるものだ。それはまさにこの現場が証明している。法規制なんて漠然と作って棚上げして、各々が場当たり的に適当に解釈すればいいのだ。」
自然主義者「やあこんばんわ・・・ってまたえらく乱れているね」
利他主義者「もう私の分はどうでもいいですから、あなた方でお召し上がりください」
無政府主義者「結局、なんだっていいんじゃないの?実際。」
姑息主義者「(皿を二枚持って並んでいれば、二人分もらえるかも)」
汎愛主義者「大人がこんなことでは子供たちに示しがつきません」
嘲笑主義者「分からないのかい?ここにいるのは全員子供なんだよ。」
進歩主義者「さぁ、皆でこの状況をどうしたらいいか考えるんだ」
官僚主義者「私の責任じゃないぞ!」
哲人主義者「博識博学で道徳心のある方に解決してもらいましょう」
経験主義者「このような混乱を治めたことのある人はいますか?」
経済主義者「このケーキを高く売って、その金でもう少し大きなケーキを買おう」
資本主義者「ケーキ職人を雇って、ケーキを作らせればいいんじゃないか」
重商主義者「このケーキを高く買うと言う外国人は居るか?」
論理主義者「人には欲望がある。ケーキは欲望を満たす。ゆえに人はケーキを欲しがる。ゆえにケーキには価値がある」
心理主義者「食は生死に関わる。生存は生命の目的だ。ゆえにケーキには価値がある」
虚無主義者「存在も認識もないのだ。したがって価値とか意味とか呼べるものなど何もないのだ」
直覚主義者「そうか!わかったぞ!絶対、私はたったいま神の啓示うけたのだ!・・・たぶん。」
表音主義者「ケーキってcakeって書くのにケーキって読むんだよね」
放任主義者「もう好きなようにしろよ。俺は関係ないぜ」
行動主義者「まずはみんな一口ずつ食べよう。余ったらまたそれを一口ずつ食べるんだ」
悲観主義者「そんなことして途中で足りなくなったらどうするんだ。」
形式主義者「まてまて、発言するときはまず挙手するものだ」
公式主義者「まったく近頃の若いもんは礼儀がなっとらん。昔から年長者から食べると決まっとる」
女性主義者「なによこのジジイ。あんたたち、レディーファーストって言葉を知らないの?」
功利主義者「事態は深刻だが、この現状を打開して名を挙げるんだ」
実学主義者「私は過去にこのような状況を解決した事例を調べてみよう」
急進主義者「とにかく皆にケーキを切り分けるから、皆が味わっている間に次のケーキを買ってくるんだ!走れ!」
反動主義者「おちつけ!そんな余計なことをするな。いままでの状況でもじゅうぶん楽しめてるじゃないか」
権威主義者「私は司厨士協会名誉会員だが、私がケーキの振る舞い方をごらんに入れよう」
懐疑主義者「あんた本当に地元の司厨士協会員なのか?」
実証主義者「私の実験では、このままいけば紛争に発展するといえるだろう」
保守主義者「それでいいんだ。そのまま、そのまま・・・。」
教条主義者「これも神の御心なのです。それは聖書の第16条にも書かれています」
重点主義者「なんだ、結局みんなボクの仲間じゃないか」
人物主義者「なんてことだ。これだけの人間が集まっていて、聖人が一人も出ないのか」
議会主義者「まずは各主張ごとに議員を輩出するんだ。そして多数の議席を獲得した政党に決めさせるってのはどう?」
厭世主義者「解決するわけがない。この世の終わりだ。もうだめだ。」
刹那主義者「がぶり」
終末主義者「ああっ!なんてことだ、食らいつきやがった。もうおしまいだぁ」
営利主義者「おい、はやく別のケーキを買ってこい。ここでなら間違いなく高く売れるぞ!」
精神主義者「汝らの魂は散じすぎておる。グレートスピリットを知れば、ケーキなどに惑わされたりはせぬぞ。」
感傷主義者「ああ、全くなんて悲しいことでしょう」
進化主義者「これも新たな答えに向かう過渡期にすぎないのですよ」
瑣末主義者「へぇ〜」
写実主義者「この論争風景をありのままに絵にしてみたんだ。どうかな?」
印象主義者「もっと混沌とした感じを絵に持たせたほうがいいね」
表現主義者「それじゃあ何を伝えたいのかわからないよ。絵はこうでなきゃ」
超現実主義者「・・・」
唯美主義者「・・・美しくない・・・」
犬儒主義者「ケーキごときに翻弄されるなんて、まったく君らは見ていて滑稽だね」
重農主義者「皆でこの小麦の種とサトウキビの苗を植えて、牛を飼うんだ。そしてこの収穫でケーキを作ろう」
機能主義者「このケーキは、およそ集客性という面では成功しているが、人々の欲を掻き立てすぎているのが危険な点だ」
法治主義者「ケーキの物権は幹事にある。物権は絶対権だから、幹事以外のものは静かにしたまえ」
徳治主義者「ふむ、やはりケーキの持参者たる幹事どのに切っていただくのが筋でしょう」
批判主義者「間違っていナイ事もナイのではナイかとおもわれがちダガ断定するにしても若干いささか内容がナイように見受けられそうにナクナイ?」
軍国主義者「おい、こいつらを黙らせるために銃と爆弾をもってこい」
事大主義者「おい、はやくこの方に銃と爆弾をお持ちしろ!」
国粋主義者「日本男子たるもの大和魂でケーキを死守せよ!天皇万歳!」
人道主義者「残虐行為はいけません。いまここで本当に必要なものは愛であるはずです!」
無抵抗主義者「そうです。暴力を用いず柔和と謙譲によって相手を人道的に感化するのです」
歴史主義者「これは歴史的な事件だぞ。おいもう写真は撮ったのか?」
セクト主義者「おらおんどれら!ここは山田組のシマじゃ!みかじめ料はそこのケーキでケジメつけんか!」
北朝鮮民主主義者「将軍様に従わぬ者は家族三代にわたって誅殺する!工作員!かかれっ」
侵略主義者「ああっ!なんてことをするんだ!もう怒ったぞ!攻撃だ!」
暴力主義者「動くな!!ケーキをよこさねば、この幹事のそっ首かっ切るぞ!」
無過失責任主義者「幹事さん、こんなことになった責任をとってください」
個人主義者「もう、みんな勝手にしてくれ」
論争は一つの戦いであり、それは解脱と安楽の境地を目指す人間にとっては正反対の行いです。ブッダは勝敗を捨てることによって、また真理というものが言葉にできないものであることを自らに示唆することによって執見を捨て、沈黙をもって論争の矛盾点を超越するのだと説きました。
参考にしていただければ幸いです。
では皆様、しばらく冬眠に入ります。
コメント: 全12件
from: minamikazeさん
2012年02月28日 14時27分54秒
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「Re:Re:少し沈黙し、考えます」
eaonさんへ
>>もう冬眠に入ってしまったかもしれませんが・・・
心にも体にも栄養が必要のようですので、これから中華街に行って、旨いものでも食べてきます。
from: eaonさん
2012年02月27日 17時40分49秒
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「Re:Re:Re:Re:Re:Re:少し沈黙し、考えます」
継体天皇さん、ひまわり動画にアップしてください。もうどこかに拡散してますか?
私のアップ先はyoutubeほど削除されない動画サイトなのに、こんなに早く削除されるということは、中国人民解放軍に目を付けられてしまったかもしれません。
フォーマットし直して3度目のアップをしたのですが上手くいかず、別の動画ソフトでフォーマットして、4度目のアップは成功しました。
動画の上に動画ソフトの宣伝が入るので、削除対象にならないかもしれない、と期待したいです。
from: 継体天皇さん
2012年02月27日 17時25分26秒
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「Re:Re:Re:Re:Re:少し沈黙し、考えます」
> 動画『たかじん そこまで言って委員会-南京大虐殺証拠写真を検証する2005年03月06日』を、今日の朝アップした後、すぐに削除されました。 > > そしてさっき2度目のアップをしたのですが、10分ちょっとでまた削除されました。 > > 今また3度目のアップしておりますが、私はPCの前にいつまで張り付いてないといけないの?(苦笑) > >
ひまわり動画にアップしたら(笑)
http://himado.in/?sort=&sortby=&page=0&cat=&click=1&keyword=%E3%81%9F%E3%81%8B%E3%81%98%E3%82%93
from: eaonさん
2012年02月27日 16時57分07秒
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「Re:Re:Re:Re:少し沈黙し、考えます」
動画『たかじん そこまで言って委員会-南京大虐殺証拠写真を検証する2005年03月06日』を、今日の朝アップした後、すぐに削除されました。
そしてさっき2度目のアップをしたのですが、10分ちょっとでまた削除されました。
今また3度目のアップしておりますが、私はPCの前にいつまで張り付いてないといけないの?(苦笑)
中国人民解放軍は必死ですね。南京大虐殺が嘘だったという事実は、どうしてもバレたくないんでしょうね。
本多勝一と朝日新聞、そして中国の宣伝マンと化した日本のマスコミの罪の深さを実感します。
from: eaonさん
2012年02月27日 15時09分58秒
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「Re:少し沈黙し、考えます」
minamikazeさん
もう冬眠に入ってしまったかもしれませんが・・・
日本人は議論を嫌うんですよ。仏教の国民は穏やかで、日本人は仏教だけでなく、神道の和をもって尊しとなすという意識ももった国民性です。世界に賞賛された国民性ですね。
しかし中国や韓国に嘘を言わせっぱなしにしても、何も言い返さないという、そんな面で和を尊ぶ穏やかさが発揮されては、日本の危機どころではありません。
中国の覇権主義を許す結果になり、チベットのような不幸が周辺諸国および日本にも起き、宗教・スピリチュアル全般つまり唯心論に危機をもたらします。
チベットの悲劇は日本以外の国には報道されているので、よく知られているのですが(セブンイヤーズ・イン・チベットでハリウッド映画にもなっている)、日本人はネットでしか情報を得られません。
あるサイトで動画をあげていまして、今日『たかじん そこまで言って委員会-南京大虐殺証拠写真を検証する2005年03月06日』この動画はアップしてから直ぐに削除されました。
2005年のTV放送をTV局が削除依頼を出すはずがありません。
フロント動画にしているのが、何度もあげ直しては削除されている『見捨てられたチベットの悲劇』です。
チベット問題や南京事件の真実を、日本国内で広められるのが中国は非常に嫌なのです。
それに協力しているのが産経以外の日本のマスコミです。
産経以外は中国と報道協定を結んでいるのです。
青山繁晴氏は中国の国民解放軍が、ネット工作活動を行なっている、と言っていました。
仮に中国の覇権主義を食い止められることが出来なければ、侵略した中国は、佐倉哲氏のHPを宗教およびスピリチュアルを弾圧する手段として利用するでしょう。
> ある人々が「真理である、真実である」というところのその[見解]をば、他の人々が「虚偽である、虚妄である」という。このようにかれらは異なった執見をいだいて論争をする。なにゆえにもろもろの道の人は同一のことを語らないのであろうか。
真理は一つであって、第二のものは存在しない。その真理を知った人は、争うことがない。かれらはめいめい異なった真理を褒め称えている。それゆえに諸処の道の人は同一の事を語らないのである。
真の悟者は、他人に導かれるということがない。またもろもろのことがらについて断定をして固執することもない。それゆえに、もろもろの論争を超越している。他の教えをもっとも勝れたものだと見なすこともないからである。(仏陀の教え)
from: eaonさん
2012年02月28日 14時51分53秒
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「Re:Re:Re:少し沈黙し、考えます」
minamikazeさん
美味しい物食べて、中華街を楽しんでください(^^)
私も素晴らしい景色を見たりすると、この世も捨てたもんじゃない、って思います。
オカマのお坊さん水無昭善さんの「つらい時は「やってらんな〜い」って叫べばいいのよ」もオススメです。
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