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from: ueyonabaruさん
2012年07月18日 12時55分51秒
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裁判
昨日は、上原正稔氏が琉球新報社を訴えた裁判の口頭弁論の傍聴に行ってまいりました。
上原氏は沖縄のドキュメンタリ-作家で、琉球新報紙紙上において長きにわたり渡嘉敷島の集団自決についての記事を書いていたが、これが、新聞社側から突然に記事の掲載を止められため、これを不服として提訴したものです。
上原氏の訴訟提起の目的は、渡嘉敷島、座間味島での集団自決を、当時の梅沢隊長、赤松隊長が住民に自決命令を出していないことを明らかにしようとしているのです。
渡嘉敷島、座間味島での集団自決命令の有無については、裁判の結果は出ており、両隊長が自決命令を出したということは確認できないとし、一方被告である大江健三郎氏らへの出版さし止めと謝罪等の要求については訴えが退けられるという最高裁の判決です。
さて、初めて見る裁判の口頭弁論でありましたが、映画などで見る裁判のやり取りを見ているようなものでありました。原告側の主任弁護人の徳永氏は雄弁であり、被告人側証人を追い詰める様は見事なものがありました。
原告側の狙いは、両隊長の無実を明らかにすることと、新報社の自由な言論の封殺を批判するものでしたが、被告側は正面からこれに反論することをせず、上原氏の記事の引用の長さと引用文が初出の資料でないことが唯一の記事掲載停止の判断材料としたのだとウソをつきます。
当時の琉球新報は、渡嘉敷島の住民自決のことを守備隊の隊長が命令を出したという内容のキャンペーンを当時していたので、上原さんが隊長たちは命令を出していないという主張であれば不都合なことになるのでそれを恐れたのが同社の記事さし止めのホントの理由であることは明らかなのです。
新聞社はウソをつきます。そして、弁護士もウソに加担するのですね。このような実態を如実に知ることができました。皆さんも裁判の傍聴に行かれることをお勧めします。勉強になりますよ。
コメント: 全2件
from: enzoさん
2012年07月18日 15時21分32秒
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「Re:裁判」
> 上原氏の訴訟提起の目的は、渡嘉敷島、座間味島での集団自決を、当時の梅沢隊長、赤松隊長が住民に自決命令を出していないことを明らかにしようとしているのです。
恵先生も似たような話を書いておられますね。
沖縄の方の中には、独立国琉球に淡い憧れを抱いておられる方がいるのか知りませんが、幕末に来航したペリーが浦賀の前に琉球に立ち寄り、虐げられた民の姿を見て「これほどの圧政に苦しむ民は他国ではそう見られない」と嘆いたとのことです。
美化されるものでは決してないと感じられます。
from: ueyonabaruさん
2012年07月18日 18時23分47秒
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「Re:Re:裁判」
enzoさんへ
> > 上原氏の訴訟提起の目的は、渡嘉敷島、座間味島での集団自決を、当時の梅沢隊長、赤松隊長が住民に自決命令を出していないことを明らかにしようとしているのです。
上原氏は、沖縄戦の実態を明らかにすることを目的にれまで活動してこられました。
この方が論壇に登場してきた頃(30年ぐらい前)は沖縄戦のことばかりを新聞で書くので、左翼なのかと思っておりましたが、そうではなくて、史実を探求していった方だということがこの頃になり分かった次第です。
この方は、日本中で沖縄戦をもっとも客観的に叙述できる方ではないでしょうか? 英語の文献にも詳しく、米軍の内部資料も使い、従軍アメリカ軍兵士の日記まで資料として使います。
神は、このような方を沖縄に配置していたのだと思われるほどの人物です。
梅沢、赤松の両隊長の名誉を沖縄人が損なうようなことがあってはいけないと心底思っているのですよ。
裁判傍聴ですが、裁判がどういうものか分からせていただきました。
琉球新報の言い分(ウソの掲載停止理由)である、3日にわたる米軍兵士の日記からの引用は異常に長くてドキュメンタリ-作家としてあるまじきことであると被告側弁護士から追及されると、この引用した日記の部分は大変に重要なもので、どうしても省けないと、とつとつと自分の思いを語るのですね。
> 沖縄の方の中には、独立国琉球に淡い憧れを抱いておられる方がいるのか知りませんが、幕末に来航したペリーが浦賀の前に琉球に立ち寄り、虐げられた民の姿を見て「これほどの圧政に苦しむ民は他国ではそう見られない」と嘆いたとのことです。
> 美化されるものでは決してないと感じられます。
琉球国の時代のことについては、恵隆之介氏もいいようには言っておりませんね。私は勉強不足ですので、今後の課題となります。
幸福実現党が沖縄で行った世論調査の結果は、漏れ聞くところによりますと独立論はまったく少数のようです。私の推量したとおりですね。
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