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from: ueyonabaruさん
2012年08月09日 01時06分12秒
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芥川龍之介の霊言 2
霊言の全般について語りすぎました。
芥川龍之介という作家は多くの方々にとって親しみ深いでしょう。学校時代に習っている方も多いでしょう。小説の神様とも言われました。
私にとって、芥川龍之介は、その頃の私小説作家の多くが馴染めない中で独特の魅力をもっておりましたね。「蜘蛛の糸」には宗教性(仏教)を感じ取りました。仏教というのを意識したのもその時でした。
霊言を読み、私が思っていた芥川龍之介がそこにはいましたね。宗教性がある方、神秘的な方、何か真理を悟っているような方という印象を学生時代の時から持っておりましたが、そのとおりの方でしたね。
彼が語る漱石像も興味深いものがありました。私は学生の頃に漱石の主要な作品は読んであり、生活の中での苦しみ、葛藤などが後半の作品にはテ-マとなっていたように思いますが、芥川龍之介が漱石のそのあたりの事情を語っております。これには納得できました。作家というのは苦しいものだということですね。漱石は、晩年の頃には、「則天去私」の心境に達したということが、文庫本のあとがき(解説)にあったことを今でも憶えております。漱石も芥川も宗教性のある人間なんですね。
あと、明治の文学で思い出すのは、森鴎外ですね。この方については芥川龍之介は自分より格が上だと言っておりますね。明治の文学で印象深いのは、漱石、芥川龍之介、森鴎外、太宰治などです。久しぶりに、若い頃の自分を思い出しました。
この霊言では、作家たちの霊界での状況も語られますので、面白いですよ。また、文春(月刊誌)の有り様についても考えさせられます。
今後は、PHPと幸福の科学出版が伸びるというようなことも芥川龍之介は語っております。それも納得です。
私は長い間購読していた月刊の文春をやめ、今はVOCIE誌を愛読しているのですね。だんだんに文春がつまらなくなっておりました。個人的に納得しました。文春、衰えたり です。
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