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  • from: ueyonabaruさん

    2014年03月12日 00時27分28秒

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    山崎正和の思想

     山崎さんは保守派の論客として昔から有名であった。しかし、この頃の山崎さんは、日本的伝統への拒否の姿勢が垣間見えるようになっている。これが少しショックだった。

     中央公論の3月号に載った「靖国参拝の何が問題か」を読んでみた。これの内容を箇条書きにまとめてみる。

    ① 日本は敗戦後、東京裁判(不条理ではあったが)を受け入れ、そこから、憲法を創り、教育制度を改革し、そして政教分離をおこなった。だから、一宗教である靖国神社を首相が参拝することはあってはならない。

    ② 近代国家の趨勢を見れば、国家が個人の心の問題、特に非合理な分野である宗教に立ち入らない方向に流れているのは確かである。

    ③ 歴史教育と倫理教育からも国家は手を引くべきだと、これまで機会あるごとに力説してきた。

    ④ 国会が作るのは倫理ではなく、実定法である。

    ⑤ 国会は倫理や価値を決めることはできない。では誰が決めるのか。これまではどんな倫理もすべて宗教が基盤となっていた。しかし、近代は宗教が相対化されてしまい、倫理の根源ではなくなった。

    ⑥ 我々が自明な倫理を失ったのであれば、それに代わる行動綱領を一般市民のあいだで確立しなければならない。倫理は論理的に演繹したり、多数決で決められるものではない。しかし、人間が歴史の連続のなかに生きている以上、個人の心身のうちには宗教以前のエ-トス(習慣、道徳)が生き残っているはずである。市民社会の対話と討論を通じて、この内なるエ-トスを思い起こし、そのなかで普遍的なものを再確認することである。 


     これが山崎さんの今の思想ということができる。 むかし若い頃は、山崎さんを尊敬していた。いま改めて山崎さんを評価すると、昔ほどの評価はできなくなってしまう。その理由は、山崎さんが宗教に疎いのではないかと強く思われたことがある。

     ⑥では、人間の内にあるエ-トス(習慣、倫理)を市民で探るというのであるが、それは難しいのではないか。市民が議論をして、共通のエ-トスを見つけるのは無理だろう。

     山崎さんは、知性主義、啓蒙主義、教養主義な面がある感じがする。ギリシャ時代の哲学を理想としているのかとも思われる。しかし、哲学者ソクラテスは宗教を信じていた。頻繁に自身の守護霊であるダイモンとの話もしていた。彼は宗教家でもあったのだ。

     山崎さんの提案は受けられないが、私は、エ-トスは宗教の世界にこそ求めるべきであると強く思っている。文部科学省が倫理を義務教育の正式な科目としたい意向であるが、それには教科書も準備するそうだ。山崎さんが主張する、国家が倫理に介入するなどころか、積極的に倫理を教えようとしているのである。

     どのような内容の倫理の教科書だろうか。文科大臣はこの間のTV(フジ衛星)では、特定の宗教ではなく、色々の分野からのイイとこ取りの内容になるだろうと言っていたので、まずは作ってみることはイイと思うが、少し不安でもある。

     倫理の根源は、宗教であると思う。幸福の科学のあの世とこの世を貫く真理が生徒に教えられるようになればどんなに素晴らしいことかと思う。倫理は、強制ではなく、生徒に提供するだけでいいのかも。
     

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