昨日、大川総裁は創造主なのかについて、支部で議論をした。私の考えはこうだ。

　大川総裁は造物主という言い方は方便である。造物主がこの世に肉体をまとい生まれるということは考えられない。だから、総裁が造物主とストレ－トには言えないのは当然である。

　ではどう解釈すべきか。総裁は最高の悟りを得られた方であり、造物主の言葉を預かる預言者なのだから、その点から見れば、信者が総裁を造物主と言い、そのように信じ崇拝するのは信仰上許されることであろう。なぜなら、総裁の言葉によることなくして、あるいは、高級霊の発する言葉なくして我々は造物主の姿を描けなかったはずなのだから。どのような天才宗教家であろうが、天才哲学者であろうが、先人の言葉により学ぶという過程がある。すべての人が先人の言葉で学んでいる。

　私が、大川総裁を造物主でないというのは、理性的ないし知性的な知覚力を働かせたからである。一方、感性とか直感とかいう知覚から見れば、総裁が造物主であってもなにも問題ではないのかもしれない。

　キリスト教ではイエスを人の子であると同時に神の子ともいう。天にある父である神の一人子であるともいう。クリスチャンに、天なる父は造物主なのかと問うとそうだと言う。では、イエスは造物主と同じ者かとさらに問うと、つまりながらも、そうだと言う。

　人間の感覚、感性というのは理詰めで分らないものであり、信仰というものがまさにそのような世界のものであろう。

　結論的なことを言うと、大川総裁は造物主の言葉を預かるという意味で預言者であり、クリスチャンがイエスを造物主と言った考え方からすれば造物主でもあると言える。

　総裁を預言者というときには、造物主とは違うということを言っているようにしか思えないのだ。総裁を救世主と言うときにも、造物主ではないと言っているように思えるのだ。