エル・カンタ－レは造物主なのかという点、これは長年にわたり私を悩ませていた問題です。私は、造物主ではないとこのブログで度々主張してまいりました。この世を造ったのは人格霊であるとすれば、人格霊が造物主でもあることになります。太陽の法では９次元霊がこの世を造ったという風な書き振りですね。しかし、もっと進めると、９次元霊の源は誰でしょうかと問うたとき、いわゆる我々が言う根源神に突き当たります。その根源神がホントの意味での造物主だとも言えますね。哲学者が神というとき、この根源神を指すのだと思われます。言葉ってなかなか難しいものです。

　私は、色々と悩みましたが、エル・カンタ－レは我々のご本尊に当た方で、エル・カンタ－レが我々の神なのですと今は言います。エル・カンタ－レは根源の神からご出現されました。根源の神とエル・カンタ－レは一体なのです。ですから、エル・カンタ－レを根源の神と呼ぶのも理解できることです。我々の拝む対象は、エル・カンタ－レであり、根源の神なのです。今、私はこのような整理をしております。

　私は元々は生長の家の信者でありました。今般、谷口雅春先生が霊言で次のように語っております。これは、生長の家の神概念を良く表しておりますね。私は、まさしくそのような神を考えていたのです。

＞　君は、天照大神と天御中主を、あんまり近くに感じすぎている。それは間違いなんだ。宗教的には、それは間違いなんですよ。　天御中主というのは姿形なき神であってね、虚空に存在する、宇宙の中心に存在する意識なんだよ、天御中主は。（霊言　168P169ｐ）

＞　天照大神というのは、この太陽系のなかを照らしておられる意識のことを言うんであってね、君ねえ、人間として身近にいて会話ができるように思ったら間違いなんだ。
（霊言　169ｐ）

＞　太陽に話しかけたりねえ、宇宙の中心と話したりするようなこと、それができるわけはないんで、それは間違ってはならないよ。　だから、君たちが思っている最高神みたいなのは、谷口雅春ぐらいの存在にしかすぎないんだと思っといたほうがいい。（霊言　191ｐ）

　私たちは、天照大神も天御中主神も近くにいると教えられており、天台智顗も身近にいると教えられております。そんな偉大な神々や、仏教中興の大先生が地上の身近にいるというのは谷口先生には考えられないことのようです。谷口先生は、霊界においてもまだ天照大神も天御中主神も自覚できないようです。そんなこともあるのか？

　幸福の科学の説く神と生長の家の説く神は大分違うようです。

　私は、幸福の科学に入信した頃もそうですが、長い間生長の家の神概念に支配されておりました。どうでしょうか、世の多くの方々は、どのような神概念をお持ちなのでしょうか。幸福の科学の説く神を素直に受け入れることが皆さんはできましたか？

　幸福の科学の教えを納得しようと思い、天照大神や天御中主神の生まれかわりされる方々（ご子息、ご息女）の著書を読んでみました。普通の人間の能力をはるかに超えた知性が私には感じられたのです。20代の若者があれだけの本を書けるのは、私からみれば神業でしかありません。常人を超えた方々です。

　この問題は、これからも考えてまいりたいと思っております。