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from: ueyonabaruさん
2016年12月10日 22時20分13秒
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自分に克つための習慣 新渡戸稲造 (2)
新渡戸稲造の本がなかなかスム-ズに読み進まない。霊言というのは、好奇心があるので、先へ先へと進むのであるが、本件のような書籍は時間がかかる。
もうほとんど読んでいるので、少しだけ本書から気に入ったところを下に抜粋して、新渡戸稲造から離れることとする。読後感であるが、大変に勉強になる明治の努力家新渡戸稲造という方であった。
> しかし、日本には、忠孝よりも、もっとよい言葉で、キリスト教の愛という言葉に匹敵するものがある。ただ、愛という言葉のように、動作を表す力はないが、愛に劣らない心の状態を表している。それは「誠」という言葉である。
これはどこから来たのでもない。大和民族固有のものである。この誠が、君に対して行われて忠になり、同じ誠が、父母に対して行われれば孝となる。
名誉も、この誠の道より離れてはいけないものであろうと思う。人が褒めても褒めなくても、心さえ誠の道に適うならば、あえて意に介することはない。すでに名誉に値する誠を尽くしたときは、たとえ人に知られなくても、あるいは世の誹りを受けるとも、あるいは名誉を失うことがあっても、それでも、名誉以上の「心の誉」を享けることができる。この考えは、誠という言葉の中に含まれていると思う。
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