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from: ueyonabaruさん
2017年10月06日 21時24分24秒
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日銀による国債引受け
日銀の国債引受け高がGDPに近い額になると危険があるのかという質問をしたことに対し、次のよな回答がありました。
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/post-041c.html#comments
ueyonabaruさん、一宮崎人 さん、山路さん
国の借金と国債の話をまとめてご回答します。まず現在の日銀の国債引受け高が
>GDPと同額ということは日本に流通するお金の半分は国債
>であるという現象が起こりませんか。これは危険があるの
>でしょうか?
について、数字で説明しますと確かに、2016年10月の日銀の国債保有残高は400兆円です。これはGDP純債務440兆円とほぼ同額であり、ここだけ見ると大丈夫??と不安になるかもしれませんが大丈夫です。
日銀のバランスシート上国債保有残高400兆円は資産の部に計上されます。
一方で負債の部は100兆円が日銀券、300兆円が日銀当座預金です。つまり日銀はお金を刷った分と銀行から預かっている預金で国債を買っている構造です。
政府と日銀を一体で見る統合政府では、政府は日銀に国債の元本を返済しなくていい(事実上の永久債)ので
日銀が国債を買えば買うほど借金がゼロになったのと同義です。
(さらにMMTという理論では、日銀(銀行)は元手があって国債を買うのではなく、需要があれば無限に国債を買うことができるという内生的貨幣理論を提唱しています。
これは ueyonabaruさんの敬愛する三橋氏の師匠、中野剛志の『富国と強兵』に詳しく書いてありますのでご興味があればぜひご一読を)
日銀の国債引き受けは急増していますので、それが増えれば増えるほど国の借金は減るというメカニズムなのです。
従って2016年度末には、日本のGDPに占める純債務はほとんど日銀の国債引き受けでなされたのでついに
<日本は無借金を達成しましたよ!!>
全く問題ありません
じゃあ、他国もやればいいじゃないか?と疑問もあると思いますが、中央銀行の国債引き受けには副作用が三つあります。1)物価が上がる、2)国債価格下落、3)通貨安
しかし日本はこの3つが起きても大丈夫な国なのです、事実物価はなかなか上がらないですし、国債暴落もしませんし、円安はむしろ好景気になります。
一宮崎人 さん、山路さんのいうような信用も重要でありこのような副作用を飲む込める日本だからできることです。
言い換えるとこれまで20年以上に及ぶ緊縮でお金の量が少なすぎたのを是正している過程が現状です。
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