今回のアグネス霊言騒ぎにおいて、信者でありながら受け入れがたい対応を党や教団メディアがなしているため、私の見解を述べておこうと思います。

まず、リバティなどではチラシを悪用した中国が悪いという意見。いうまでもないことであって、容易に悪用されるような材料を投下したことにより批判されている。たちが悪いことに、本人から声明という形でクレームがあったにも関わらず、また、「日本のネットでは、「周氏の身に危険が及ぶ」などの理由から、同党を批判する声があがっている。」（リバティweb）という認識があるにも関わらず、「周庭氏ら民主化運動家を守るために、言論の自由を行使している」（同）などという居直りを見せている。これをひとは独善といいます。

周さんらは、いつ殺害されるかもしれない環境下で活動しているわけで、そのリスクをまず考えるべきなのは当然でしょう。シンプルに考えて、中国軍や武装警察による天安門事件式の鎮圧の可能性を引き上げる。また、中国人が1億以上知れ渡るニュースであれば、中国の自称活動家が殺害意図をもつ可能性を引き上げる。これを「たんなる中国の悪意によるチョウさん攻撃なのです。」（ここの管理人）で片せてしまう思考というのは、「信者脳だから」という雑で不可解な理由でまとめてしまう以外に理解するすべがない。

次いで、「言ったの守護霊だから。本人じゃないから」を強調するが、どこまで反論効果があるのか。まず、本人が霊言を納得できていようがいなかろうが、霊言内容を追認したら自身や仲間たちをリスクに一層さらすことになるので、認めるわけがないのは必然であるということ。むしろ、自衛隊召喚は本音である可能性は高いでしょう。騒動のさなか、来日し、記者クラブで演説し、政治家たちと面会してきたんだから。だからといって、ぶちまけられても迷惑ということで、今回当然のクレームです。本人がどれだけ霊言に納得・同意しているかなど、はなから問題ではない。「守護霊と本人は意識の乖離がー」とか、ばかかと。

しかるのち、リバティはこう胸を張ります。「中国共産党は「霊言を認めている」と言っていい」
だからなんだと。それなら殺害リスト、不動の1位になるだけじゃないか。

幸福実現党が、政権与党で、自衛隊統帥権を釈さんがもっているなら、賛同もしますが、安全な日本でデモかけるのが精一杯なわけでしょ。もちろん、それは尊いことではあるけども、自分たちが巻き起こしたことの責任もとれないのに、言論の自由・信教の自由の表題だけ掲げてゴリ押しアピール、この異常なまでの独善さになにも感じないのだとすれば、まさしく信者脳。

マスコミから総スカンで、こうした国際問題や安全保障に関心のある人々をネット頼みで取り込みにいくしかない現状で、その彼らから最大限の怒りと侮蔑を掘り起こしているという事実を直視したほうがいいといっておく。