前川さんの貝の話が始まってから、２０回も続づいたでしょうか、あ
れ以来すっかり貝の魅力に取りつかれています。それも私なんかはシジ
ミとか牡蠣程度ですが、スーパーで買ってフライにして食べています。
広島産、揚げるばかりにしたものが２０個で６００円、これがお酒と抜
群の相性ときていますから、すっかり飲ん兵衛になっています。(^○^)

　鬼平犯科帳などで有名な食通の池波正太郎さんは入った店で冷めた天
ぷらを出されて、その店へは二度と行かなかったそうですが、池波さん
ではないですが、やはり天ぷらやフライは揚げたてでないと美味しくな
いですよね。そんな事で、すっかり牡蠣フライに凝っています。

　１７５度前後を温度計をチエックしながら５分くらいで仕上がります
が、時々温度計に触れてアツツッツとやってしまいます。ほんの数分の
１秒の接触ですが１７０〜１８０度はさすがに熱いですね。そんな熱い
思いをしてふと思い出すのが、オフ会でも行った横浜の港が見える公園
にある「愛の母子像」です。

　アメリカの戦闘機が訓練中に制御不能になりパイロットの兵士はパラ
シュートで脱出、エンジンが火を噴いたまま民家に飛び込み、赤ん坊を
抱いた母親と子供を直撃、近隣も焼き払い、親子も大やけどをして病院
へかつぎこまれたものの子供と赤ん坊は死亡、母親も切ったり貼ったり
皮膚移植などの４年にわたる手術闘病の後、子供の死んだのを知らされ
て気落ちしたのか、死亡。

　苦しさを訴えるすべも知らない赤ん坊は祖母に抱かれながらいつも聞
かされていた童謡の鳩ぽっぽの、ポッポポッポと言っていって苦痛を訴
えなが死んでいったという悲しい事件です。

　折しも、沖縄の米軍軍属の起こした交通死亡事故の裁判権を巡って色
々話題になっています。敗戦と云うのが如何に重い出来事だったのかは、
北方領土問題もそうですが、戦後６５年経ってもいまだに国民の上に重
く圧し掛かっているんですね。天ぷらを揚げながらもそんな事を考えて
しまいます。

http://bit.ly/P93hP

http://bit.ly/tZvRoj

http://www.nomusan.com/~essay/essay_06_tsuiraku.html

　ＭＫ(木村)