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from: 夏野さん
2008/03/30 19:50:22
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CAT GIRL 〜柿の葉寿司編 (〜続空海編)
胴回りが、一抱えもある透明の蛇のようであった。
それが、CAT GIRL に向かって、這っていく。
「きい」 彼女は、突っ立ったままだった。怖くて動けない。
「お嬢っ! 走れ! 逃げろっ!」
お婆は、彼女に向かって 気のエネルギーを放っていた。
それが、ドンと彼女の胸を叩く。
「きっ」
彼女は、それに背を向けると同時に、後方にあった杉の木に向かって
走りはじめた・・
後ろから、それが、走る彼女の跡を追う。
杉の木を、垂直に 一歩 二歩 駆け上がる・・五歩・・そこまでだった
落ちる・・「水」が 追いつく・・
お婆が、二つ目の波を放っていた。
それは、落ちるCAT GIRL の尻を、上方に押し上げていた。
ひょお
彼女は、一気に十数メートル上方まで、杉の幹を駆け上がり、枝にぶら下っていた。
「水」が追う・・
うぬ、まだ伸びるか・・
「水」が・・ぶら下った彼女に、届く ・・と それが、ぱああっ と砕ける。
??
お婆、高野へ、来たんは・・よろしけどな・・柿の葉寿司も、まだ食うてへんのや。
うちのオバハンにも、買うてきてや 言われてまんね。
それからな、水を重うしたんは、初めてや。
高野の坊主かいな? あの古き者を・・どないしたんや? あがいに、大きかったかんか?
加部も、ほんまに・・人間の女の尻に目がくらみよってからに・・
「あやつも、人間としての、しゃかいせいかつ が長いでの。 ほほ。
ぬしも、長いではないか・・」
「注文がある。早よう 帰って機械まわさんとあかん。 柿の葉寿司も買わんとあかん。」
「ふん、帰れぬよ。 あれを見よ。」
砕け散った水が、集まり それは 鎌首を持ち上げていた。
「何 しよったんや? 高野の坊主 どもが。」
町工場「粉機製作所」の親爺 子泣き爺い 重力を自在に操る力を持つ・・・ 登場・・・
高野山の戦いは、始まったばかり・・
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