「Re:夢一さーん。」
ほたる談義ですか・・？

カワニナとタニシは全く別物です。
平家ボタルはカワニナもタニシも食べるのですが
源氏ボタルはカワニナしか食べません。

また、源氏ボタルの幼虫１匹に対して１０匹以上のカワニナが
生息している事が条件と成るようです。
ですから、見た目で言いますと
川底にびっしりとカワニナが飼育している状態で
「ほたるの乱舞」が見る事が出来るようです。

もともと、タニシは中国からの外来種といわれていて
（もちろん、日本の固有種もありますが・・・）
食用として輸入されていたようです。
そうした経緯から日本でも繁殖したようです。

もちろん、カワニナの生育ばかりではほたるは育ちません。
川の環境が何より必要となります。
農薬や科学物質が流れ込まない
浅瀬も、深いところも混在した昔ながらの小川
流れも、早くもなく遅くもなく
水温も１０℃から２５度くらいで推移する場所・・・などなど
よく考えたら、他の生き物たちにも
やさしい環境が必要だと言うことです。

今、あちらこちらでほたるが復活しているところでは
ほたるブロックという護岸工事用のブロックもあるようです。
確かに、ほたるは環境のバロメーターとして
考えられているようですが
何よりも、一人ひとりがそうした感覚を持つ事が
いちばんの早道かもしれませんね。

昔、川の調査を子どもたちと行ったところ
調査が終わったあとでも
毎日通る通学路にある川に
必ず目が行くようになった。
水の量は・・・にごっているかにごっていないか・・？
そうした意識を持ってもらうところから
「環境」になじんでいってもらう事が
いちばんの近道なのですね。

ほたるを見てきれいだなぁ・・・
そう思うところから、全ては始まると思います。
どんどん、美しいものをみて感動していただければと思います。