実は…みなさんに隠していましたが…ホントに秘密兵器持ってます…

ホントのホントに持ってます…

威力は局地的戦術核爆弾一個、いや…ある意味それ以上かも…社会を構成するために支える一つの小コミュニティを完全に崩壊させるぐらいの威力を持ってます…

ただ、それは使用するよりも持ってる事が発覚した場合のほうが危険です…しかも、身内に…

その最も強力である核でさえ放射能汚染が危険なように、オヤヂの持ってる超危険な秘密兵器も突然災いを降りかけてきました…


これがその恐怖の一部始終です…

ある日のこと、息子を乗せて車の運転中の帰り道でのこと。

突然、悪魔の振動が鳴り響き始めました…

"ブ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン…"

超危険な秘密兵器の割にはスイッチはヤグいです…簡単なスライド式でON、OFF。強弱の調整式です…どうも他のモノに当たってスイッチON!!になってしまったようです…

"あ!ヤバいかも…けど、まだ音が小さいから気が付かれないかな？(^^;"と思いしばらくの間、知らん振りでいると突然息子が。

"お父さんの携帯マナーモードになってるんじゃない？"と言い出します。

"…(○◇○;)!!"

ヤバい!!気付かれた!!しかしそこは、平然としなければ…気を取り直して

"い…いや…べ、別になってないぞ。気のせいじゃないか？"とごまかすと

"あれ〜？なんかブ〜ンって聞こえるよ？"と真実に向かっての追求が始まります…

"そうか？オレには分からないけど？"といいつつも、ラヂオから流れてくるFMに気をそらそうと

"あ!?この曲、お父さん大好きな曲なんだ。少しボリューム上げるぞ"と言いつつも"誰だこの歌を歌ってるのは？こんな歌知らんけど…"と心の声が囁きます…こんなピンチの時は妄想の使者は敵ですか？(-"-#)

車に流れるFMの大音量で悪魔の振動音をかき消すことに必死です…

その歌が終わると車内をDJの爽やかな声が大音量で流れます…

その爽やかな声とこちらの車内の状況は天国と地獄…

信号待ちで停車していると横断歩道を渡る人がこちらを見ています…いや、見ていないかもしれないけど皆がこっちを注目しているようにしか感じません…なんか犯罪者の気分…(-_-;)

"早く、早く家に着いてくれ〜…"祈る気持ちと何曲大音量で聞くほどの大好きな(知らない)曲ができたことか…

"お父さん、うるさいよ!!"

"そうか？好きな歌はお父さんは音を大きくして聞くのが好きだからなぁ…(-_-;"
とそらぞらしく応え…そうこうしてる間に、なんとか自宅に到着…(TOT)

良かった…息子で…まだ秘密兵器の存在を知らない息子で良かった…

もしこれが奥さんだったら…しかも"ウインウイン"まで言い出した日にゃ…あなた…オヤヂ家壊滅…(;_;)

使用する際は一人の女性を天国に導くことが出来るのに、家庭外での使用の痕跡が発覚した時点では一瞬で家庭崩壊させる力を持った恐ろしい悪魔の兵器…



後日、家族で車に乗った時に息子が…

"この曲お父さんが大好きな曲だよね♪"と突然言い出しました…

す…すまん…息子よ…あの時の曲は何がかかっていたのか全く憶えてないんだよ…(-_-;)