『よ』

　　　　能楽「恋の重荷（ｵﾓﾆ）」より
　
　　御所庭園で菊の手入れをする老人山科荘司（ｿｳｼﾞ）
　　が女御に恋をした。
　　それを知った臣下は、荘司を呼び出し、
　　美しく作られた荷を持ち、庭を100回も1000回も
　　廻ったなら、女御が姿を見せると約束する。
　　荘司は一生懸命に荷を持ち上げようとするが、
　　実はその荷は岩のかたまりで、びくともしない。
　　もてあそばれた事に気づいた荘司は絶望の中、
　　恨みながら自害してはてる…。
　　身分違いの高貴な女性に恋をした男の執心の物語。

　　「重くとも　思いは捨てじと唐国の　虎と思えば
　　　石にだに立つ矢のあるぞかし。
　　　いかにも軽く持たうよ…」そう言って荘司は
　　　重い岩の入った包みを持ち上げに掛かる^^

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　　　国内？愛知県の風景でしたか^^