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from: 坪井さん
2012年05月06日 20時50分17秒
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のら道
<font size="3">のら道小道のつぼスミレ♪踏まれふまれて花をひらく♪ 坪井小の子供達はいつも元気に校歌を歌いますと原野教頭先生。坪井小20周年記念誌でも多くの生徒が校歌の思い出を書き綴っている◆この校歌の作詞家は童謡「里の秋」の作詞をした斉藤信夫先生。西船橋の葛飾小学校教師を勤め、校歌や童謡をたくさん作詞した。しずかなしずかな里の秋♪お背戸に木の実の落ちる夜は ああ母さんとただ二人♪ 栗の実煮てますいろりばた ◆「里の秋」は今も船橋市内小学校の教科書に。元歌「星月夜」は齋藤先生が、戦時中、けなげに戦地慰問の手紙を書く子供達に涙して書き綴ったもの。GHQの占領下に、この歌の戦地の父を思う部分を削除して「里の秋」としてレコード化。NHKラジオの放送は大反響を呼び、現代まで歌い継がれる名曲となった。斉藤先生サイン入りの校歌の譜面は今も校長室にあるそうな◆どろんこののら道にも元気に咲く花があり、通る子供達を見守ってくれる。今は舗装され、のら道もないが、元気な子供達を見守る地域の人々がいる。
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from: 坪井さん
2012年07月14日 05時10分59秒
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「Re:Re:のら道」
かあさんの歌
一 かあさんが夜なべをして
手袋編んでくれた
木枯らし吹いちゃ冷たかろうて
せっせと編んだだよ
ふるさとの便りは届く
いろりの匂いがした
二 かあさんは麻糸つむぐ
一日つむぐ
おとうは土間で藁打ち仕事
お前もがんばれよ
ふるさとの冬はさみしい
せめてラジオ聞かせたい
作詞作曲の窪田聡は、文学を志し東京に飛び出した。職を転々とし歌声運動の中心だった中央合唱団の研究生となった。新聞の住み込み店員をしていた当時、居場所を探し当てた母から小包みが届いた。父の出身地の信州で疎開生活をしていた頃の情景を思い出し歌にした。
二番の歌詞に「麻糸つむぐ」とある。信州は麻の産地であり麻績村という地名がいまに残る。現在、麻の栽培は大麻取締法でご法度であるが、古代には租庸調の調として麻布を納めさせ神事にもちいられた。東京にも調布、麻布という地名があり、房総の地も、神武天皇の時代に天富命(アメノトミノミコト)が四国の阿波からやって来て、麻の栽培に成功したので総(ふさ)の国と名付けられたという。
蚊帳の原料として出荷された麻糸は、木綿、化繊に押され衰退したが、戦後の長野、群馬の特産品であった。剥ぎ取った麻の繊維を糸にしていく工程は、女性達の夜なべ仕事。疎開先で肩身の狭い思いをしながら必死に働く母。子供心にも辛い仕事に思えたのであろう。彼は、母の葬儀で「かあさんの歌」のテープを流し、そっと棺に歌集を忍ばせたという。
*この歌詞を読むまでは、「麻糸つむぐ」を「朝 糸つむぐ」と思っていました。麻の栽培、麻布作りの産業があったことを千葉大の綿貫さんに教えていただきました。
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