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from: 坪井さん
2009年01月17日 00時12分13秒
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3発の弾丸Ⅴ - 7.7mm弾
坪井で預った弾丸の一つは直径が7.7mmであった。黒い塗装が螺旋状に剥げていることから、実射されたものであることが分かる。7.7mmは九九式小銃の口径である。この弾丸が九九式小銃のものとすると、昭和14年実戦配備の小銃の弾がなぜ、坪井にあったのだろう。昭和の時代には、射撃場が高津に移転している◆子供の頃、陸上自衛隊習志野駐屯地の演習場にカブト虫を取りによく入ったという人に弾を見てもらった。高津の演習場をこっそり通り抜けると北習志野駅に行く近道でもあったらしい。当時、土塁に囲まれた砂場を掘るとねじれたような弾丸がたくさん出てきたが、この7.7mm弾より口径はもっと大きく、この弾丸は、演習場で見たものとは違うとの証言を得た◆三八式小銃は、敵兵が負傷により戦線離脱すれば足りるとして、殺傷力を犠牲にして命中卒を優先させ小口径としたが、戦争の長期化により敵の負傷兵が前線に復帰するという事態になった。戦車どころか自動車にも効果なく、より威力のある7,7mm弾を撃てる九九式小銃が開発された。
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