<font size="3">　戦時中、習志野駐屯地への爆撃がそれて駒込川に落ちた。不発弾となったので、いまでも埋まっているのではないかという。坪井川の方には焼夷弾が落ちた。子供が拾うと遊んでいるうちに発火して大やけどをすることになるので大人は心配したそうな。地雷の爆発で足を失くした子供達をテレビで見て、海外の話だと他人事のように思っている自分に気がついた。実は戦時中の日本の子供達はいつもそんな危険にさらされていたということを知った。
　日本の爆撃機が被雷して古和釜付近に落ちたことがあった。飛行機は八千代から古和釜十字路傍の庚申塔を過ぎ、大穴の土手に落ちたという。4人乗りぐらいの飛行機で、坪井からも遺体を探しにいったそうな。
　Ｂ２９も落ちた。場所は印西市草深で、今のジョイフルホンダ千葉ニュータウン店のある辺りである。子供の時、坪井から自転車で見に行った人がいた。バラシュートで脱出した米兵を捕まえた人たちが成敗、敗戦後、ＧＨＱに逮捕された。米軍の飛行機は面白半分に逃げ惑う子供達を機銃掃射で追いかけまわしたので、村人の怒りは相当なものだったそうな。