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from: 里山徘徊人さん
2008年06月14日 21時21分10秒
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「沈黙の春」が現実になるのか――
6月12日放送・NHK「クローズアップ現代」
で下記のような記事が放送された。
「アメリカ発 ミツバチ“大量失踪”の謎」
以下は、その「番宣」です。
◆いま、アメリカ全土で、養蜂家の所有するミツバチが大量に姿を消し、農業大国に衝撃が広がっている。
アメリカでは農作物の3分の1をミツバチの受粉に頼っているだけに、食糧高騰に拍車をかけかねないと危機感が高まっている。
科学者たちはこの異変を「蜂群崩壊症候群(CCD)」と命名。
米農務省は緊急に研究チームを立ち上げて原因究明に乗り出した。
明らかになりつつあるのは、グローバル化に伴う食糧増産のなかで、人間が自然に逆らった農業を営んでいるという実態だった。
ミツバチの"大量失踪"は何を警告しているのか。
研究チームの調査と各地で始まった対策を通して検証する◆
「沈黙の春」が現実的となってきたのだろうか。
アメリカの生物学者・レイチェル・カーソンが『沈黙の春』(Silent Spring)を著わしたのは、1962年でした。当時盛んに散布されていた、DDTを始めとする農薬などの化学物質の危険性を、鳥たちが鳴かなくなった春という出来事を通し訴えた研究書です。
環境汚染を告発した本として、環境運動の原点になった。
DDTは、日本でも盛んに戦後使用されていた。シラミ退治に、小中学生の女の子たちの頭の毛に散布された。その後禁止されたが、途上国では安価な殺虫剤のDDTは、田畑での農薬として最近まで使用されていた。このため猛禽類や水棲生物の減少による生態系破壊はそのままで、DDTに耐性を持つ蚊の増加をふやす結果となった、と言われている。
いまわが国は、厳しい農薬禁止のもとに、農業生産を行うようになっているが、食料の60%を輸入に頼っている限り、農薬汚染食料も輸入される。某大国の「危険な食べ物」を身をもって知ったばかりですね。
里山が、昆虫や小さな生物たちの、楽園であることを持続させるのは、私たちの責任でもある。
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