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from: FTIさん
2008年09月01日 07時58分04秒
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MD-82事故、電磁干渉(EMI)
先日、スペインはマドリッドにてMD-82の墜落事故が有りました。スラストリバーサが疑問視されてると報道され、思い当たる事が有ります。
スラストリバーサは着陸時、滑走路に着地後エンジンジェットを逆噴射して制動を助けるシステムです。
さて、何年か前、フォッカーF100墜落の事故が有りました。原因はいろいろな要素が重なり合ったとは言え、離陸直後エンジン1基のスラストリバーサが開き、推力を失い墜落したのです。、通常エンジン1基が不動でも残るエンジンで飛行を続ける事が出来るのですが、パイロットはまさかスラストリバーサが開いたとは思わず、エンジン出力レバーが戻ったのを力ずくで押し上げて最大出力を維持しようとし、其の度にスラストリバーサが開き飛行不能に到り墜落しました。(パイロットが出力レバーをアイドルにしたまま、片肺飛行を続ければ、飛行場に戻る事が出来たのですが.....。)
スラストリバーサは着陸時、車輪が滑走路に接地し、その回転スピードをセンサーが感じ取り、コンピューター制御で作動しますが、センサーからの信号に他の雑音(EMI:Eletromagnetic interferenc)を受け、コンピューターは地上を滑走中と判断してスラストリバーサを開き続けたのです。(実際には、何故コンピューターがこの雑音を車輪の回転信号と判断したか?と云う要素もあるのですが...。)
電磁干渉はこの様に非常に危険な要素です。特にMRJの様にフライバイワイヤーでデジタルでコントロールするシステムが増えてるので、干渉を防ぐ事は大事です。又、近年乗客はノートPCを始めMP3プレーヤーや携帯電話など、多少なりとも電波を発信する機器が普及し持ち歩きますので、それらの干渉に対する防御対策も十分施して下さい。
MD-82の墜落事故の原因が何か、現時点で私には解りませんが、お節介ついでに思い付くままを一言。-
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