米飴とリンゴ酢を使った凛々子ケチャップを作りました。

＜材料＞　（出来上がり、５００ｇ分）

凛々子：２．３ｋｇ、天然塩：小さじ２杯、米飴：大さじ６杯（又は、砂糖：大さじ４杯）

（調味液）
玉葱（すりおろし）：８０ｇ
にんにく（すりおろし）：２片、　赤唐辛子：少々
リンゴ酢：２００ｃｃ（又は、穀物酢：２００ｃｃ）
スパイス各種（唐辛子、白胡椒、シナモン、グローブ、ナツメグ、ローレル、ジンジャー、オールスパイス等）：少々



１．トマトペーストを作ります。
まず、湯剥きして、摩り下ろした凛々子を圧力鍋で１５分煮込んでから、蓋を開けてさらに煮詰めて、水分をできるだけ飛ばします。



裏漉しします。



さらに煮詰めて、ペースト状にします。



２．次に調味液を作ります。
下ろした玉葱とにんにくに、赤唐辛子を加えて煮込みます。



水分が無くなるまで煮詰めます。



それに、リンゴ酢とスパイスを加え、沸騰しないようにして、４、５分煮ます。



今回使ったリンゴ酢はこれです。価格が高いので、普通のリンゴ酢か、穀物酢を使っても良いです。



３．１（トマトペースト）に２（調味液）を加えます。さらに米飴、天然塩を加え、適当な固さになるまで煮込みます。



今回使った自家製米飴です。単独で食べてもとても美味しいため、ケチャップに加えてみることにしました。でも、材料が入手し難く作るのも手間なので、普通の砂糖でも良いです。



瓶に入れて冷したら出来上がりです。

今年もタバコガの食害に遭いました。化学農薬を使っていないので、害虫の被害はある程度容認しているのですが、この虫に２０〜３０個食われたのは痛いです。

この虫は、トマトの実に穴を開けてしまいます。
赤いトマトの実の中から見つけた幼虫を観察すると糞も赤い。トマトが毎日食べ放題ならば、それはそうなりますよね。

リコピン豊富な餌を食べている虫は、そうでない虫と比べて元気なのかな？

収穫した凛々子を水に入れると、時々水に沈むものがあります。
水に沈むトマトは、そうでないものと比べて糖度が高く、甘いはずです。



ということで、沈む凛々子と、沈まない凛々子で味の違いを比べてみました。



まず、半分に切ってみました。左は沈まないもの、右は沈むものです。沈む方が見た目に赤くて、実が詰まっているいるように見えます。

両者を食べ比べてみました。結果は予想通りでした。
味の違いは歴然で、沈む方が明らかに甘かったです。フルーツトマトと言って良いぐらいの甘さでした。

今、ドライトマトに挑戦中です。
昨年は、天日に干してドライトマトを作りましたが、ここ数日は天候に恵まれなかったので、オーブンを使ってみました。



オーブン皿にオリーブ油を塗って、半分に切った凛々子を並べ、塩を振ります。



オーブンに入れて、１２０℃で加熱します。



まずは、９０分ぐらい加熱してみました。しかし、まだ水分が多く、ドライトマトには程遠いです。
腐らないように、様子を見ながら、最低１日１回、３０分〜６０分加熱するつもりです。
天気が良ければ、天日干しとも併用しようかと思っています。

「凛々子」のふるさと見学会の際、カゴメの契約農園である大森農園で凛々子を収穫しました。



３８個で概ね４ｋｇありました。（収穫仕立てなので、まだ汚れ等がついたままです。）
例年の凛々子は１個８０ｇぐらいですが、今年は実が大きい傾向で１個１００ｇぐらいあるそうです。



我が家で収穫した凛々子と比較してみました。それぞれ代表選手を３個選出しました。左は自家製、右が大森農園製です。
大きさは、どれも１２０〜１３０ｇです。
大森農園製の方がより鮮やかな赤い色をしていました。



任意の１個をそれぞれから選んで、中の様子を比較しました。左が自家製、右が大森農園製です。個体差はあるのでしょうが、中は自家製の方が赤みが強い傾向でした。

味は微妙なほどの違いだったのですが、大森農園製の方がやや甘く感じ、相対的自家製はやや酸味を感じました。これも個体差があると思います。

カゴメの契約農園を見学して驚いたのは、１株当たりの実が多いことです。例年では８０ｇ×１２０個程、今年は１００ｇ×１００個程の実を付けるそうです。つまり１株当たり１０ｋｇ収穫できる計算になります。今回見学した農園の様子を参考に、少しでもこれに近づけるよう努力したいと思います。

傷みかけた凛々子をそのまま中が液体に近い状態になるまで放置しました。その後、中身を水洗いして種を取りました。

凛々子１００％のトマトペーストを作りました。

（できあがり　３００ｇ分）

　材料：凛々子　２ｋｇ

１．凛々子を湯剥きして、下ろし金で摩り下ろします。



２．圧力釜で２０分程煮ます。圧力釜で煮ることで、トマトの繊維まで柔らかくなので、後でする裏ごしがしやすくなります。



３．体積が半分ぐらいになるまで煮詰めます。



４．裏ごしをします。



５．根気良く裏ごしすると、最後は、種だけ残ります。



６．さらに煮詰めます。水分が少なくなると焦げ易いので、水分の量に合わせて、火加減を小さくしていきます。



７．塊になるぐらいまで煮詰めます。



８．逆さまにしても落ちないぐらい（味噌ぐらいの固さ）になれば完成です。



完成したトマトペーストは、瓶に入れて、粗熱を取ってから冷蔵庫で保存します。

約７倍に凝縮されているので、甘味も酸味も非常に濃いです。凛々子以外に何も入れていませんが、まるでジャムのように甘いです。
トマトペーストは、料理に加えたりすると味にコクが出ます。

日本三名瀑のひとつである「華厳の滝」を背景に記念撮影。

この日の滝の水量は毎秒３トン。
望瀑台にも水しぶきが届き、真夏とは思えないぐらいの涼しさでした。

梅酢仕立ての凛々子ケチャップを作りました。
梅酢を使ったことで、よりまろやかな味になりました。

＜材料＞　（出来上がり、８００ｇ分）



凛々子：３ｋｇ、　塩：小さじ３杯、　砂糖：大さじ５杯、　梅ジュース原液：大さじ１杯、

（スパイス液）
水：３００ｃｃ、　玉葱（すりおろし）：８０ｇ
にんにく（すりおろし）：２片、　赤唐辛子：少々

（香酢）



食塩無添加の梅酢：３００ｃｃ
スパイス各種（唐辛子、白胡椒、シナモン、グローブ、ナツメグ、ローレル、ジンジャー、オールスパイス等）：少々

＜作り方＞



１．皮を剥いて、芯を取ります。





２．摩り下ろします。





３．トマトペーストが２／３の量になるまで中火で煮詰めます。



４．鍋にスパイス液の材料を入れ、中火で１０分煮ます。



５．鍋に香酢の材料を入れ、沸騰させないように４、５分煮ます。



６．トマトペーストに、スパイス液、香酢、砂糖と塩を加えます。そして、とろとろになるまで煮詰めます。へらで切った時、鍋底が見える程度になればＯＫです。

７．流水に漬けて冷やします。



８．あら熱が取れたら、冷蔵庫で保存します。