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from: 生成門さん
2011年02月19日 18時16分58秒
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遠隔作用をもたらす力
遠隔作用をもたらす力<赤の女王の命令を遂行せよ>遠隔作用は科学では説明できないのですから、当然、共時性は科学的な概念ではないと言いました。しかし、脳の
遠隔作用をもたらす力
<赤の女王の命令を遂行せよ>
遠隔作用は科学では説明できないのですから、当然、共時性は科学的な概念ではないと言いました。
しかし、脳の内部世界(深層心理)は、物質科学では説明できない遠隔作用があるのです。
遠隔作用とは、遠く離れた時空間に超越する作用であり、例えば、他人(あなた)からの心が、無媒介で私の心に伝わる、或いは、遠く離れた現象と現象の間に意味のある偶然の一致があるという現象のことです。
これをユングは共時性という概念で捉えたのです。
すでに述べように、ユングの共時性の概念は易の陰陽の自然観に依拠しており、易はイデア科学のモデルであると言いましたので、複素平面を駆使して遠隔作用をもたらすメカニズム、ないし、遠隔作用をもたらす力とは何かを探求したといと思っています。
易の陰陽論を解明することが全てに通じると思っているので、くどくなりましたが易占を取り上げてきました。
そろそろ纏めなければならなくなったようようです。
四次元能のこれまでの文脈で言えば、共時性は、以下のように簡単に説明できるでしょう。
非在の心aと非在の心bはあなたと私の心だとしますと、互いに離れていますから、心が通じていたとしても、そう簡単にツーカとは行きません。
遠隔作用は時空を超えた共時性であり、意味のある同時性です。これを自己と他者の共感や他者の心と一体になるといった感情移入や暗黙の了解といった自己の内部の認識、つまり、内観や内省と同一視することは間違いなのです。
共時性:非在の心a由来の現象a=非在の心b由来の現象b
共感した結果:内部の自己と他者の共振・共役=凸i*凹⇒+1
遠隔作用による共時性は、自己の非在の心aと外部の他者の非在の心bからの現象が同時に生起することであり、繋がるということです。
このようなことが起きるためには、外部から物質的ではない目に見えない何かの力の作用がなければならないのです。
これを説明するためには、仏教でいう因縁という概念、つまり、空を持ち出さなればならないのですが、安易にそのような概念を持ち出してしまうと密教のような超能力を持ち出すこととになり、神秘の世界に入ってしまうことになってしまうでしょう。
折角、ユングが易のランダム性から科学に匂いのする共時性という概念を創り出してしてくれたのですから、何とかここは、踏ん張って、超能力に戻ってしまうのではなく四次元能の文脈で説明するようにしましょう。
先ず、二つの複素平面を用意しました。複素平面上に描かれた単位円が心の内部です。
二つの単位円は二つの心の内部です。そして、心の内部には自と他があります。
心の内部だけを問題にする場合は、イデア次元に虚エネルギーがあって、それが虚空(MP1)⇒実空(MP2)⇒非在の心となって、-1に非在の心(イメージ)が生まれます。虚空(MP1)は無意識の作用(⇒)であり、実空(MP2)は意識の作用(⇒)です。
これはまだ、言語化(+1)されていない意識の作用であり、非在の心⇒実在に反転しなければ、その心を認識したことになりません。
非在の心⇒実在の反転の仕組み(下の図では④の流れ)はまだ、明瞭に説明できませんが、重要なことは、非在の心の由来はMP1(虚空)だということであり、更にその由来は陰陽イデア(凸i・凹i)です。
このように自己の内部だけを問題にする場合は、簡単に説明できます。
しかし、心が二つあるときはそうは行きません。
一方に私、もう片方にあなたがいます。私の非在の心aとあなたの非在の心bが通いあう、以心伝心と言う精神作用があります。この作用はあなたの非在の心a⇒私の非在の心bとなるわけではありません。
あなたの非在の心bが+1の非在の言動となって、それが電子の振動により、私の耳に入り、目に入って+1非在の言動がMP2を介して-iの原他者の心となり、そこから更に、MP2⇒-1の非在の心aになります。
かなりの作用が連続するプロセスを経て以心伝心するのです。
これを第三者が見たとすると、非在の心b⇒非在の心aとなって、まるで遠隔作用しているように見えるのです。
しかし、これは共時性と言われる現象ではなく、至極当たり前の心理現象です。
以心伝心は、あくまで自己の内部の自他の共振作用であって、今、問題にしているのは、私という内部の自己と外部の他者の自己との電子的な作用のない無媒介的な作用のことなのです。
この違いを理解するために、二つの複素平面上に、あなたの複素平面をZ(a)、私の複素平面Z(b)を並列に並べたみたのです。
あなたの心=Z(b)上の-1:非在の心b
私の心=Z(a)上の-1:非在の心a
この二つが繋がると言うことが遠隔作用の共時性なのです。
二つの複素平面は物理的に離れていますから、Z(a)上の-1とZ(b)上の-1はもちろん、私+1とあなた+1が重なることは有り得ないのですが、ここで、注目して頂きたいことはMP1の性質です。
空は遍在し、遍在すると言いましたが、ここで、MP1の意味を明確に示せることができるでしょう。
空とは、MP=MP1+MP2であり、MP1は虚軸と繋がり、+1又は-1とを媒介する潜在意識であり遍在します。「四次元の誕生秘話」http://www.c-player.com/ad00178/message/20100503?format=timeを参照してください。
虚空は、三次元の全てを畳み込むのです。そして、虚空は偏在し遍在するのです。
虚空は偏在(偏って存在する)するのでは。虚空はMP1であり、時空を越えるのです。
MP1は脳のような物理的な入れ物に限定されないものであり、伸縮自在な精神作用なのです。
一方、MP2は実軸と繋がり、+1又は-1とを媒介する意識であり、偏在します。偏在というのは、偏在って存在するという意味であり、脳という物理的な入れ物に限定されて存在する精神作用なのです。
MP2は意識作用ですから、脳という物理的な規制されます。つまり、私やあなたの意識が個性を持ち、他者と異なる自己同一性を維持する生物的な機能であり、脳内にしか発生しないのです。
これがMP2による精神作用の本質なのです。
+1に発生する自我もMP2の精神作用であり、脳という物質に依存しているのです。
ですから、共時性というような遠隔作用に関係するのはMP1しか有り得ないのです。
MP1は虚空であり、虚次元=イデア次元と繋がっているのです。言って見れば、
虚とは三次元空間(四次元時空)ではなく四次元空間ですから、遠い近い早い遅いといった三次元空間を超越しているのです。
図ではMP1はMP2に含まれているように描いていますが、同時に、それが拡大している図も描かれています。
MP1の図としてはぎこちないのですが、四次元空間を三次元空間に平面的に表現するのですから、このような表現が限界でしょう。
後は、想像力で補うしかありません。
MP1は三次元空間に存在するのではなく、四次元空間に存在するのです。三次元空間は四次元空間の中に存在するのですから、伸縮自在といっても風船を膨らませたイメージとは異なるのです。
アリスが兎を追いかけて飛び込んだ穴は点でしたが、その点が無限の広が一深さを持っているのです。
点は無限なのです。これは三次元空間では有り得ない話なのです。四次元では点は空であるのですから、点は無限であるということからも、空はフラクタルであるということが言えるのです。
ということで、Z(a)のMP1とZ(b)のMP1は重なる事ができるのです。
これが、時空を超越することの意味であり、◎⇔◎ではなく、宇宙の果てをも超えた〇となるのです。
このようなことは科学的には有り得ないのですが、ユングのいう共時性(シンクロニシティ)は、易から想像してこういうことが「ある」と考えたのです。
共時性の例としてよく取り上げられるのは、枕元に親が現れたという話です。
具体例でいきましょう。
遠くはなれた親が息子の夢(枕元)に現れたので、連絡をしたら既に亡くなっていたということが良くあると言われています。ことの信憑性は別として、「ある」として考えてみます。
このことは
現象b:生きている親⇒死んだ
現象a:息子の枕元に親が現れた⇒連絡する⇒死んだことを知る
と表現できます。(aとbをどちらにするかは関係ありません)
これを親の死⇒親が枕元に現れたと解釈するのが共時性です。
この現象は息子の側の脳の中の出来事です。しかし、息子の脳には無意識があり、この無意識は虚と繋がっているのです。ですから、親の虚と繋がっている無意識と息子の無意識が繋がっているのです。魂が乗り移るとはこのようなことを言うのでしょう。
親の死が遠く離れた息子に伝わるには、三次元の世界なら、誰かが電話するとかしなければなりませんが、虚の次元では無時間であり、空の世界(MP1)ですから、親の死⇒知らせる心⇒息子の無意識の脳⇒夢⇒死の事実を知るという連鎖の過程があるのです。
そこには時空を超えた空(MP1)を介した伝達という出来事(作用)があるのであり、これは時空を超えるという意味でまさに遠隔作用であり、時間がかかっていないという点で無時間(共時性)だと言えるのです。
これで、共時性の概念をMP1の作用として説明できたことになりますが、本当にこのようなことが起こり得るのでしょうか。疑い深いシムハンターの皆さんの声が聞こえます。
もし、MP1で誰とも繋がっているなら、いつでも連絡が来るはずであり、易占いもいつでも念を入れれば当たるのではないかということになります。
しかし、そんなことはいまだかつてあった例がありません。それが起きるとするなら、何か特別な事情とか条件があるのでしょうか。この疑問にも答えなければならないでしょう。
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from: 生成門さん
2011年02月23日 09時36分54秒
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「Re:Re:遠隔作用をもたらす力」
Renshiさん
しばらくです。
MP1は超越性を説明するのに大変ありがたい概念だと思っています。
更に、「第三象限で捉えろ」と言うことですね。
第三象限は-1の非在の凹という位置ですよね。
深層意識(MP1)にある元型のようなものが非在の陰のイメージとして夢とかビジョン(易占いで言えば念の力で想起されたイメージ?)に現れ(-1)、それがMP2の意識化という言語プロセスで+1の実在の位置に現象する(易占いで言えば卦とか繋辞)というような解釈でよろしいでしょうか。
これだと、何故、凹なのかと言うことの説明にはなっていないのですが、即非のMP1からどうして凹優位(第三象限)となるのかを考えてみました。
一応式で表わすとこんな感じでしょうか。
-1の位置=第三象限:即非MP1⇒-1(凹)⇒MP2⇒+1
-1の位置=第二象限:即非MP1⇒-1(凸)⇒MP2⇒+1
第三象限:即非MP1⇒-1(凹)⇒MP2⇒+1(凹)
とすれば、陰としての原他者のイデアが関与していると看做せますから、根源の力によってMP1からイメージないしビジョンが-1(凹)に現れ、それが第一象限又は第四象限に現象(+1)すると言った解釈でよろしいでしょうか。この場合は、+1(凹)の方は結果ですから第四象限となります。
-1(凹)とはなにかですが、言語以前ですからイメージないしビジョンでしょうか。それが陰の超越的力によって生成された非在の-1(凹)なのでしょうか。
このような陰の超越的力が即非のカオス(ランダム)からフラクタルな秩序(占いで言うところの予言)が生まれるというメカニズムを説明できるかもしれませんね。
もし、そうなら、いかにして陰の超越的力を生成するかと言うことになります。
それを易占いでは念じることだと言いますが、これを巧く説明できるでしょうか。
念じ方で陰の超越的力を引き寄せるかどうかが決まるのなら、易占いとはカオス(ランダな卦の選択)から陰の超越的力によってフラクタルな秩序(気)を-1凹を引き寄せる方法であると言えるかもしれませんね。
言い換えれば、陰の超越的力とは無限を収縮させるという共時的な力と解釈ができるかも知れません。フラクタルでは無限(MP1)は点(-1)と同一視できるのですら、これは至極当然な結果です。
これで易占いに対する見方も変わってきます。
陽の超越的力が強い場合は第二象限ということになるでしょう。
易占いではカオス(ランダな卦の選択)によってフラクタルな発散、ないし、ランダムとなって、マンデルブロの集合内部からはみ出すか、カオス的境界となって不安定となる場合に相当するでしょうね。
発散は論外ですが、不安定は占い結果がどうにでも解釈できると言う状態であり、定まらないということです。これが当たらないと言う結果になると思われます。
このように言えれば、易占いが当たるのはマンデルブロの集合内部に収まったときと言うことになります。
つまり、易占いで当たるようにするためには、念を入れると言うことであり、その念がエネルギーとなって陰の超越力を生成し、カオスから第三象限に秩序をもたらすと言えると思います。
このような説明がもっともらしく聞こえるのは私の我田引水(自我)でしょうか。
当然、念じることが弱いとマンデルブロの集合内部からはみ出してしまい当たらないことになります。
今ちょうど、この問題で、四苦八苦していたところころでした。
rennshiさんの「第三象限に目をつけろ」というアドバイスで、少し目が開いたような気がします。ありがとうございました。
いずれにしましても、私の独断偏向的な解釈で進めておりますので、
、本来のPS理論を間違って応用しているかもしれませんので、よろしくご指導のほどお願い致します。
生成門
> 生成門様 > > しばらくぶりです。 > 今回の記事、納得することができました。ユングの共時性について、昔、 > 興味をもっていて、頻繁に起るので、 > 不思議に思っていました(どうやら、勘違いの部分もあると思いますが)。 > さて、MP1の超越性を捉えたのは卓見だと思います。いわゆる、占星術も、このMP1が介する超越的法則を捉えれば、乗り越えることができると思います。 > とまれ、MP1に、超越的普遍空間があるということがわかり、それが、すべての人に共通なのはすばらいいと思います。私は、また、ここには、単に、人間だけでなく、森羅万象の超越的力がはたくように思います。 > また、MP1を人間認識図の第三象限と結びつければ、より的確になるのではなと思います。 > 乱文で失礼します。
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